2人:どうもか〇〇です、よろしくお願いします、ありがとうございます
「人に自慢できる事ってあったほうがいいなと思うんですけどね」
ボ:自慢できる事?
「ええ、なんかあったりする?」
ボ:まあ、1つはありますよ
「ありますか、何が自慢なん?」
ボ:ぼく、童貞なんです
(沸くのを静止するポーズをする)
「いやなんにもなってない」
「お前が童貞なのが自慢?なんなんそれ」
「もちろんありますよ」
ボ:みんな1回はセックスしてんねん
「そりゃそうですよ、ねえ」
ボ:でもオレは風俗行った事もないし、何回も繰り返されてる魅力的な女性との出会いぜんぶすり抜けて、
(沸くのを静止するポーズをする)
ボ:すごない?
「30年間1回もしたことない?オマエ35やないかい、なんの5年やねん」
「童貞なんて自慢にならへん、捨てたほうがいいんすよ、ねえ」
ボ:ほなオマエどういうんが自慢やと思てんの?
「いやたとえば、オンリーワン的なことね。人ができないこと、「ボク女の子にすごくモテるんです」そういうのが自慢ていうねん」
ボ:ほな、オマエのほうが自慢になってへんで。
「いやなってますよねえ」
ボ:モテる人なんて他にもいっぱいおるし
「いや、少ないやん」
ボ:でも今からでもみんなががんばったらソイツに追いつく可能性あるやん
「いや、難しいんですよ」
「いや、」
ボ:その点!その点な!
「なんやねん」
わかる?
「わかるよ」
ボ:もう、皆ヤちゃってるのよ
ボ:だからみんなががんばってこれから「童貞になろう」としても、意味がないわけ。
だって、
ヤちゃってるから
「おいやめろそれ、小馬鹿にしたような感じのヤツ」
じゃあ追いつける?
追いつける?
追いついてみてよ?
追いつかれへんやろ、なんで追いつかれへんか教えたろうか?
それはオレが時間と圧倒的にモテないという壁に守られちゃっているから。
「うるさいよオマエ」
ボ:もう守られちゃったんですよ
「守られちゃってるし、もう目がキマッちゃってるやん」
ボ:もうワタシとアナタがたとは、立ち場が違うんです。
童貞って事は、これから捨てることもできるし、捨てないこともできるんです。ワタシにだけ、選ぶ権利が与えられているんです。
「やせ我慢っぽいのよ。卑屈っぽいのよ何か」
ボ:選ぶ権利っていうのは、わかりやすくいうと、自分だけ男汁を2回出せるようなもんやん
「わからへんけど」
「いやいや、みんなモテるのほうがスゴイ思てんのよ」
ボ:いや、オマエの自慢は富と名声に頼ってんのよ。
自慢する時に女の子いるやん、お金持ってなきゃあかんやん、好かれなきゃあかんやん
「そりゃモテてたらね」
ボ:いや、その点!その点!
「なんやねん」
ボ:オレの「童貞」は、何もいらんのよ
ボ:なーんにも頼ってないのよ、な?
「どないやねん」
「捨てろよほんなら」
ボ:見ろよ!
「すごい関西弁しゃべってる」
ボ:すごいでっしゃろー
「捨ててないのが自慢になるんやな?」
ボ:それは一度くらいはあるよ
ボ:でもスゴさが違うから
「何が違うねん」
ボ:オマエ、女の子好かれてないやん。じゃあ何をもって自慢ってゆったの?
「たしかにね」
ボ:こっちは女の子に好かれた上で、童貞のほうがスゴイってゆってんねん。
「オマエ、女の身体知らんへんやんか」
2人:でも聞いて!聞け!(せめぎ合い)
ボ:老若男女が!これまでの人類がセックスしてきたという点において!童貞のほうが他の非モテより!(スゥー)、オリジナリティがある
「どこで息吸うてんねん!」
ボ:そうやろ?
「そうやろちゃうねん、聞け、聞け、」
ボ:だから!何回セックスしても!性欲がまったく落ちる!(スゥー)、ことがない
「じゃあオマエ、ほかに童貞捨ててない人おったら自慢にならへんな?」
「聞いていいですか、増田さんの中で、人生で1回も童貞捨てないという人、正直に手を挙げてください、正直に!」
「1、2、3、4、5、6、…めっちゃおるやん」
ボ:…………ボクね、ちんちんに毛が生えてもないんです
「もうええわ!」
ありがとうございました
普通におもしろい 大オチだけちょっと弱い?
YYなこれ
かまいたち面白いよね