こうした問題はいわゆる「統計的差別」と呼ばれるもので、日本でよく言及されるのは女性に対する統計的差別です。たとえば「女性は男性よりも早期に離職しやすい」というデータがあったとして、そうしたデータに基づいて男性を女性よりも優先的に採用したり、あるいは採用後の昇進の機会を男性優先にしたりすることは、統計的差別ということになります。
「統計的」差別と言っても「差別」は「差別」であり、「統計的」であるかどうかとそれが許容されるかどうかは本来は何の関係もありません。実際、先ほど言及した「応募者の適正・能力のみを基準として行うこと」という厚生労働省のガイドラインから見ても、上のような採用や昇進の判断は、明らかに不当なものです。
その一方で、統計的差別についてはたとえば「偏見ではなく事実に基づいているのならやってもいいのではないか」といった反応が出てきがちで、実際大澤氏もそうした趣旨のツイートをしています。しかし差別かどうかを判断するにあたって重要なのは個人ではなくカテゴリーで判断するということであり、そこでの判断材料が事実であるかどうかは関係がありません。統計は差別的な実態を含めて事実を事実として示すだけなので、現実に差別が存在する場合、統計のみに基づいた判断はそのまま差別の肯定につながります。
また「そのほうが雇用者にとって合理的ならやむをえないんじゃないか」といった反応もよくあるものですが、これまで行われてきた差別のうち「合理的」なものとして説明できない、いわば純粋な悪意によるものはほぼありません。過去の事例を見ても、ほとんどの差別は力を持った側の「合理性」として説明されるようなものであり、
程度問題やろ 個人のリソースの中で差別をせずに生きるなんて不可能 しかしできるだけ理想の在り方を目指すべきだし、社会はそれを後押しするべき 今は無理、私には無理だからで全...
だからね。 差別をなくすには、「差別を無くそう」というのは無駄で、統計的差別の原因になっている現象を取り除くことが大事なわけよ。 「女性が妊娠出産で退職しやすい」から、...
すまんそれ本気で言ってる? これをもし万が一本当に合理的だと思ってるんなら相当節穴なんだが。
本気だよ。 人工子宮で女性が妊娠出産しない社会になればいいとも思ってるけど、 こっちが技術難易度が高そうだ。
人類滅亡シリーズ
案が突拍子もなく狂気的なのはさておき、個人的には実は全然合理的でない事の方が気に入らない
ばーか。
あーほ。
差別をなくすために必要なのは合理性よりも人権の方が優先されるという意識を常識とすることだろう。 女性が妊娠出産で退職しやすかろうが雇え、短期的にみれば「損をしてでも平等...
でもキモくて金のないおっさんがパワハラやイジメのターゲットになり退職しやすい場合に雇用しないことは差別と見なさないんですよねわかります
損得で考えてる時点でおまえに社会を語ることは無理だな。
うん、やっぱ全体最適化とか社会幸福度とかから考えていったら、どっかで合理性を曲げなきゃいけない臨界点があるんじゃないかなって思う。 あっもちろんキモくて金のないおじさん...
今現在でも動けなくなった老人を山に捨てることはなくなったし、税金を消費するだけの障碍者も生き続けることができるようになった 合理性で見ればどっちも負債でしかないけど人権...
それは現代の資本主義社会では実現不可能な妄想なのでは・・・・?
何も生み出さない高齢者や重病人が湯水のごとく税金を消費して何とかなってんだからまぁなんとかなるやろ ぶっちゃけると他の国から搾取することで自国内では成り立ちえると思うわ ...