推しGの新曲が発売する。触れ込みは「夢を追いかける人を応援する曲」だ。そのコンセプトの時点で私のような夢のない社畜には眩しすぎた。
私はいい歳して結婚もしていない社畜で、ニッチな仕事内容のため転職にも不利、収入が激増する見込みも富豪と結婚できる見込みもない。現実を生きることに精一杯で夢を追いかけるなんて言える状況じゃない。夢を追いかけるからという理由で残業は免除にならないし、不労収入が入るわけでもない。というかそもそも叶えたい夢もない。
そんな夢のない私に、束の間の夢を見せてくれるのが推しの存在だった。これまでの彼らの曲は特に対象を絞っていなかった。しかし今回はMVにも予算をかけた様子で、いつも以上にCDを売りたいらしく、宣伝が多かった。繰り返される発売告知の中で「夢を追いかける全ての人を応援」と言われるたびに夢のない人間は除外されていった。
それでもなんとなく、それはそういうものとして受け止めていた。しかし、発売日に更新された推しのSNSには、老若男女全部のようなニュアンスで、若者と子供と子持ちのみの対象を「みんな」と括り、聴いてほしいと言っていた。
そこに私のような、若者でも子持ちでもない人間は含まれていなかった。
推しの生きる世界には、若者でない人は全員子供か孫がいるのだろう。悪気はないのはわかる、でもなんだか拒絶されたように感じて勝手に傷ついてしまった。
こんなところでまで、若くない人間は子供がいないといけないんだろうか。若い頃から子供を産めない体だから、何をどうしても、若くなくなってしまった今からでは推しが想定している顧客に入れないことに絶望している。メインターゲットになりたいなんて言わない。ただ、ひっそりと推すことすら拒否されたように感じてしまった。
なんだかそのCDを買う気も失せてしまって、今回は買わないかもしれない。決まっている現場も今から憂鬱だ。若くなくて子供産めなくて夢を追いかける余裕もない人間は好きなグループを推すことすら許されないのかな。
以前から推しGは何かと番組で高校生限定をやりたがって(本人達は高校をとっくに卒業してるのに)それで物議を醸したことも何度もあった。積もり積もったものが爆発したような気もする。
友人の手前、現場が楽しみなふりをしなければならないのが本当に面倒だな。
推しG ゴキブリ推してんの……珍しいな
ただのうんち
推しG Gってゴキブリか? ギタリスト? ああ、グループね。 寝起きの頭にはつらいは・・・ 高校生好きなのかな?ロリコンかな?将来顧客を見込んで? ダウンロード一番す...
GENERATIONSかな?