2019-07-21

立憲民主党の敗北 自由の敗北

俺は、人間にとって自由は、命と同じくらい大切なものだと思ってる。だから自由を軽視する改憲案出してる自民党は論外、党内で自由言論がない公明共産も到底支持できないと思っていた。

枝野立憲民主党結党当初の演説で、自由の話に触れてくれた。メインの議題ではなかったけど、自由重要さについて語ってくれる政治家の話聞いた事なかったからさ、感動したよ。その後旧民主党の連中が合流してきて、なんだかなーと思ったけど、一応パートナー登録して応援することにした。

で、今回の参院選。立憲は大阪選挙区弁護士亀石倫子さんを公認した。自由を守るために大活躍してきた人だ。その時の会見で枝野は亀石さんのことを、立憲民主党体現する候補と言った。嬉しかった。やっぱり立憲を支持してきてよかった、俺は間違ってなかったと思った。選挙戦突入すると、亀石さんは演説のたびに自由重要さを訴えてくれた。立憲含めどの党にも他にそんな候補はいない(いたら教えてください)。俺が待ち望んでいた、自由のために戦う最高の政治家だ。絶対当選してほしいと思った。

そして立憲の比例候補者がずらりと並んだ演説会。保育士同性愛者、聴覚障害者セクハラ被害者おひとりさま世帯福祉充実を訴えるアナウンサー元アイドルもいたね。それぞれ充実した彼らの演説に続いて、枝野は言った。結党時に、立憲民主党あなたですと訴えた、その声に応えて集まったのが、この多様な候補者たちだって。嬉しかった。立憲民主党は、本当に「草の根」の声を政治に反映しようとしてるんだって思った。この人たちが当選して、民主党の生き残りの影響力が徐々に小さくなって、立憲民主党内の雰囲気も変わる。野党第一党が変われば、この国も変わる。多様性を認め、自由尊重する社会を作れる。

ところが蓋を開けてみればご覧の通り。立憲の比例上位当選者は、労組候補多様性象徴する候補、「あなた」の代表だったはずの候補たちは惨敗だ。立憲支持層組織候補を優先させて、多様性を望まなかった。そして何より、亀石倫子さんの落選自民公明維新が強くて負けたんなら、まだ諦めがつく。でもそうじゃない。終盤情勢では「亀石氏は立憲民主党支持層の6割を固めた」って言われてた。大阪の立憲支持層の4割は、亀石さんを落選させる方に加担したんだ。立憲支持層の4割は、自由価値を認めていないんだ。

立憲民主党は、自由は、敗北した。自公政権にではなく、身内の立憲支持層に。おそらくは民主党の残党に。俺は絶望した。

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