きっかけは単純で、野次った人が強制的に連行される映像を見たから。
周りの人たちは、薄ら笑いを浮かべながらそれを見ている。
何かおかしいと思った。
怒りも感じた。
このままだと異質な意見を述べるだけで排除されるんじゃないかと感じた。
彼らと連帯しなきゃ!、今日、秋葉原まで行ってきた。野次るために。
秋葉原に着いたのは18時ぐらいだったと思う。
電気街口を出ると、いたるところに自民党支持者がいた。あと、警官も。
twitterを見ると同じ目的で来ている人もいそうだったが、とにかく目に入るのは日の丸の小旗と丸川氏や武見氏の選挙ビラを持つ人々で、ここで野次るとみんなにタコ殴りにされたり、写真動画撮られたりしそうだなとビビっていた。
とりあえず1時間ぐらい時間があったので、UDXへの歩道橋を上っていくと、ようやく途中のコンコースにおなじみ「アベを許さない」の紙を持った人がいた。でも、たった5人。
UDX前まで行くと、また2人、反安倍っぽい紙を持ったおじさんがいて、ちょっと安心した。
ただ、明確に反安倍っぽい人をみかけたのはその7人だけで、他はみんな自民党の支持者っぽかった。
かっこよく「彼らと連帯せねば!」と意気込んできたものの、その頃は野次る気もなくなっていた。
そのままUDX前でなんとなく安倍の演説を待っていた。19時20分ごろ、麻生の演説が始まり、観衆も熱狂していた。
僕はその後ろで、ビビッていた。
札幌もこんな感じだったんだろう。周りは日の丸の小旗を振る支持者たち。自分ひとりだけが違和感を覚えている状態。
この状況で野次ったのだろう彼らは本当に勇気があるなあと思った。
声を上げようにも上げられず、なんとなく周囲をきょろきょろしながら同じ目的の人を探したが、見当たらなかった。
さっきまでいた反安倍っぽい2人のおじさんもどっかいっていた。
結局、僕は何もせず、安倍首相が登壇したあたりでむなしい気持ちを抱えて帰路に就いた。
僕にはできなかった。野次ることも、反安倍のメッセージを紙に書いて持つことも。
後でtwitterを見ると、UDXと反対側の駅近くにカウンターの人たちがいて、麻生辞めろ!安倍辞めろ!とガンバっていたらしい。
残念ながらその声はUDX前の僕まで届かなかった。わずか100mほどなのに。
一人で、声を上げる。それはとても勇気のいることだと思う。僕にはその勇気がなかったわけだ。
実行できなかったとはいっても、そこまでやろうとして実際に足を運んだのだからたいしたもんだ。
反安倍はお前みたいな浅はかな人間ばかりだっていうサンプルになりましたね
とりあえず3人はいるみたい。増田だけで同じ場所に同じ目的で行っていた人がこれだけいるのは少しすごいと思った。 安倍辞めろと野次るために、秋葉原へ行ってきた。 安倍晋三が...