母が亡くなったので気持ちを整理するために書く。
母は長年癌を患っていて、治っては再発し、治っては再発しの繰り返しだった。
私は結婚して家を出てたけど同じ県内なので入院中はほぼ毎週お見舞いや手伝いをしてた。
ずっと闘病中だったし、つらそうな時期もあったけど、なんだかんだ治療が終わって数値がおさまって、退院して…を10年繰り返していた。
標準治療以外に食事療法や東洋医学の力も借りていて、そのおかげか先生からも元気なのが奇跡とか言われていたので、
なんとなくこのまま、この繰り返しが続くものかと思ってた。癌がなくなって、退院して、運が悪かったらまた入院して治療して、と。
週末会った時はつらそうながらも普通に喋れていたのに、突然状態が悪くなってそのまま死に目にも会えずに亡くなった。
意識不明の状態が続いてとかであればなんとなく覚悟ができていたんだろうけど、家族全員信じられないくらい突然だった。
でも多分本当は突然じゃなくて、家族みな病院いくのが習慣みたいになってて、みな油断してたんだと思う。
母はずっと治療していて体力が無くなってたのは確かなので、少しずつ少しずつ死に近づいてたんだろう。
最後は長期間つらそうだったので、それから解放されてよかったねという気持ちと、
つらくてしんどいまま、多分自分でも予期せぬまま亡くなった母が可哀想で仕方ない。
(もうちょっとで今回の治療が終わって退院する時期だったから、その時に会おうと何人かお友達に連絡をしていた)
死にそうなほどつらかったのに、早くしんどいのがおさまるといいねとかしか言えなかった自分が情けない。
頑張ってるのは知ってるので基本的には頑張ってとか頑張ろうとかは言わないけど、つらい、しんどい時はなんて言ってあげるのが良かったんだろう。
もし余命が宣告されていたりしたら、無理やり退院させてでも母の行きたいところに連れていってあげたかった。
なので余命宣告というのはある意味素晴らしい仕組みかもしれない。
もちろんどちらも悲しいんだけど、突然死ぬと何もできないししてあげられない。
突然事故に巻き込まれた方の家族とか、もっと突然すぎて、もっともっとつらいだろうなと思った。
入院中手伝えることはしたつもりだったけど、元気なときにもっと旅行とか一緒に行けばよかった。
これまでは祖父や祖母が弱った状態から亡くなった経験しかなくてある程度の覚悟の上だったから、
こんなに突然の身近な人の死が初めてで、しかも母で、やっと「孝行したい時に親はなし」が実感できた。
今家族が入院している人は、(あまり不幸な結果は思い浮かべたくはないと思うけど)ちょっと意識して、できる限りのことをしてあげてほしい。
あと、元気なうちにいっぱい写真や動画をとっておくと良いと思う。長く入院してると、外でいる、元気な姿の写真や動画があまりないなと思った。
書いてるうちにちょっと落ち着いてきたので、風呂に入ろうと思う。
こういう同情クレクレ創作わざわざ書いて投稿するのって楽しいの?