仕事して金を稼ぐことと、家で家事育児をすることを対比してどっちが大変か…という話はネットでよくネタにされる。
私は男であるから、仕事するほうが大変だと思っているが、その幾つか理由の一つの派生が題目。
主婦業っていうのは、他人と関わらない、失敗しても誰にも文句を言われない気楽な作業なんだよ。
敢えて言うなら、夫と子にその資格があるわけだが、主婦にはその自覚はないでしょ。
夫が文句言ったところで「申し訳ないな」と反省する主婦は、この日記を読んだりはしてない。うるさい、ならお前がやれ、という開き直った根性の持ち主が読んでいるはず。
子は親の家事に対して正解が分からないから、文句なんか言いようないし、子にビクビクしながら家事しているのならはそれは親として別の問題がある。
幼児に対して死活問題で気楽なわけがない、と反論があるだろうが、幼児に対して問題が起きたとき、一番ダメージを負うのは主婦本人であり、結局「他人に・・・」という話の反論にはなってない。
一方で仕事というのは、どこまで行っても他人と関わらなければならない。
後でやろうと思っても上司、お客に文句を言われ、内容が気に食わないとやり直しをさせられ、そもそもやる仕事自体を他人に決められるという始末。
他人にサービスを行う対価として金を稼ぐのだから、それは当然の話し。だから仕事というのは大変なのだ。
さて、題目に戻ろう。
嫁姑問題というのは、嫁の家事に対して姑が口を出してくるのが一番の原因なんだろう?
今まで自分のペースで自分が決めた目標、過程を好きなようにやれたのに、それに姑という他人が口を出してくる。
一度働いたことのある人間が、本気で「家事のほうが仕事より大変」と思うわけがないと思っているが、バイトやパートしかやったことのない主婦は、絶対に反旗を翻せない姑と常に家事をしなければならないのが仕事だと思えば、その辛さが少しは分かるだろうか。
どうせ脱線気味にとんでも理論で反論してくる輩が湧くだろうから言っておくが、家事が絶対価値で「楽」だとは言っていない。仕事と比べた相対価値の話をしている。
なお私の母は9-17時の仕事をしながら家事をしていた。こういう仕事しながら家事をしている女性も多くいるのだろう。彼女らには尊敬の念を抱かざるを得ない。
家庭というのは英語圏の会社法でいう unlimited liability partnership と似ているものね