うちの家は貧乏で無理心中一歩手前だったんだけど、それでもなんとか生活してきて、自分も成人して働くようになった。
働いていくうちに上司の嫌がらせや同僚の嫌がらせに耐えられなって、そのうち人と話すのが怖くなって、毎日会社に行くのが苦痛になって、気づいたら家の外に出るだけで吐くようなくらいだった。
それからずっと無職で毎日外を眺めたり部屋に閉じこもってネットして過ごしてた。
そんな感じだったんだけど、毎日食っていくのに一生懸命働いてる親が居て、「俺は何やってんのかな…」と感じたんだよね。
で、人と話すのも恐怖を感じてた自分だったけど、なんとかしどろもどろになっても求人募集に応募した。
面接で現状について説明して、精神状態も説明して、多分だめだろな…と思ったら、最初はゆっくり仕事していこうかって採用してもらった。
その後は、やっぱり辛い事もあったけど会社はブラックじゃないし、たまに意地悪な人もいるけど、この程度で辞めるなんて出来ない(家に金を入れたいから)ので耐えた。
今はもうそんなに人は怖くなくなってきた。
採用してくれた会社のおかげも大きくあるけど、一番は親に寄生できない所だと思う。
世間の引き篭もりは、とにかく生保か親の資産を食いつぶしてる。
それは金がもらえるという甘えがあるから。
自分も生保はもらえると思うけど、その前に人間恐怖症だったから手続きすら怖くてできなかった。
親に寄生も出来ないし、生保の手続きも出来ない。結果的に追い込まれたから求人に応募できた。
金があったら、たぶん無理だった。
親が健在でも金のない所にたかる事なんて出来ない。
引き篭もった事に関しては今は恥じてる。
あんまり嬉しくはないけど、貧乏だと言うことが自分が立ち上がる良いきっかけになった。
貧乏って嫌だけど、人って逃げてるだけじゃなんも解決しないし、どっかで立ち直るきっかけ作らないと人生の大半を無駄に浪費するし、そんな人生を過ごして社会にツバ吐いて不満を愚痴ってるだけになるから、こういう立ち直り方もありだと思う。
まあ…生活は厳しいけどね…。