2018-07-19

「加害報告」ってどうなの

togetterコメント欄で興味深い説が提起されていた。

乳幼児にたいしては、胸をつつくどころか、たとえなすりつけたとしても、

何をされてるかも認識できない、羞恥心を害することができないーーだから虐待にはならない、らしい(※)。

でもその行為を見ていた母親が、成長した赤ちゃんに「あなた、昔 お父さんに … されてたのよ」

などと告げ口したとする。彼女自分がされていた事を認識し、取り返しのつかない深い心の傷を負ってしまう。

さて、その傷を負わせた責任は誰にあるのか。もともとの加害者か? いやそうではなく、告げ口した母親が悪いのではないだろうか。だってこれは現在において為されたセクハラなのだから ……という説だ。

いやそんな事ないだろう、加害報告が無ければ被害認識はあり得ないし、犯罪ではないもの悪事ではあるので、それについて父親に抗議したり、絶縁したりは当然検討すべきだが、しかし気付かないならそれもできない。報告は必要だ。これは正義のハズだ。

そう考える一方で、でも知らなければ苦しむこともないんだよなあ。そもそも後で告げ口して来るんじゃなくて、その場で咎めてくれれば良かったじゃないか。とも思える。どうなんだろう。そういえばこういう告げ口してくるひとって実社会結構いるけど、正義っぽさはあまり感じないような… 実際の動機はなんなのか、本音を聞いてみたい。

数年前、ショッピングモールパンツスカートに挟んでる女子中学生に遭遇した。言えば確実にショックを受けるだろう。だが告げるべきだったか

※ 「児童虐待の防止等に関する法律」によると児童虐待パターンのうち一つは「児童わいせつ行為をすること」。わいせつ定義曖昧だが、判例で広く支持された説には「普通人の正常な性的羞恥心を害し」とある被害者は性的羞恥心認識できる必要があるのだ。七歳の女児に対して、女性としての自己認識があるとした新潟地裁判決があったが、でも乳児は…

法的には児童虐待には当たらないのか。しかしこの法律もどうなんだ。モヤモヤ

  • そういう事件が起こったら、タブンわいせつの定義が変わるかな。

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