今度の大雨でもそうだけど、自然災害で逃げ遅れた人の事を「正常性バイアスが~」で片付けちゃってる人が結構多い
どうもこの正常性バイアスって言葉の使われ方が、自己責任論っぽくなってる様に見えてしまう
もちろん「自分だけは大丈夫だろう」とか「前も大丈夫だったから、今回も大丈夫だろう」って考えが危機感を薄れさせるのは確かだと思う
でも、災害に直面してる時に根拠が無くても「自分は大丈夫」って思えなかったら、結構精神的にキツイと思うんだよ
「今すぐ正しい行動を取らないと、自分も家族も死ぬ!」ってプレッシャーの中で、冷静に判断して動ける人ってそんなに居ない
それに被災地で手に入る情報は、どうしたって錯綜するし、デマも混ざるし、時系列もごちゃごちゃになりがちだ
それらを整理して優先度を決めて、今後の行動をすばやく設定するのは、相当できる人じゃないと無理
被災地の人間が、現地の情報と自分の判断力だけで正解の行動にたどり着くのは、かなり難しい
特別警報が出ると「命を守るために適切な行動を取ってください」って散々見るんだけど、被災者がアドリブで適切な行動を取るのはかなり難易度高い
この難易度を下げるには被災者自身の能力や思考に頼らずに、適切な避難行動を取ってもらえる仕組みを作るしかないのだと思う
個人的に思いついたのは二点
ハザードマップを参考に色んな状況を想定した避難訓練を、月イチくらいの頻度でやる必要があると思う
そうする事で想定されたタイミングで指定された避難所に避難する事が、習慣になる
正常性バイアスが働いても「何もしなくても大丈夫」と「早めに避難すれば大丈夫」では雲泥の差があると思うんよ
避難所の設備にしても、避難所を使うのが災害発生時だけだからなかなか充実しない(できない)ってところがあるんじゃないかな
月イチくらいの頻度で避難訓練やって、そのまま避難所で一泊して帰るとかやれば、必然的に充実せざるを得なくなると思う
②は上で書いたように被災者自身が、情報の収集とその選別を行うのは結構な負担だということ
これ、結構専門的な分野になると思う
災害や救助に関する知識と、ネットを含めた情報分析力が求められる
ググってみた感じだとAIを使った災害情報分析の研究も進んでるらしい
ただ最終的にはまだ人間が判断しないと行けないだろうから、こういう「災害情報分析官」的な人材の育成が必要だと思う
まあ、素人が思いつく事くらいは、すでに話には出てるんだろうなぁとは思う
結局最大の壁は予算って事になるだろうしね
ぶっちゃけると行政はギリギリまでリスクやハザードの情報出したくないのよ 住民が減るし、企業誘致がしにくくなるからな 行政に頼ってる時点でアウトなわけ
総理大臣や大臣や与党議員が宴会やって酒飲みながら命令してるから避難勧告に説得力がないんだよ 阿部総理が311の枝野の時みたいに大々的に真剣顔で記者会見していたらこれはヤ...
避難勧告って市町村長が発令するんだけど
自衛隊の最高司令官は内閣総理大臣の安倍晋三様です