よく承認欲求とかに否定的な意見をみかけたり、そういう欲を持っていることを恥ずかしい・純粋じゃないと思ってる人もいたりするけど、「誰かに褒めてもらいたくて何かをする」っていうのは全く恥ずかしいことじゃないし、承認欲求強いwwとか貶すようなことでもなく、クリエイティブなことをするためにとっても大事な原動力だと思う。
例えば小さな頃お絵かきして、「もっと描こう」って思ったきっかけって、褒めてもらったのが嬉しかったからだったりしない?それ自体はすごく純粋な動機。
むしろ絵を描きはじめて今まで誰からも褒められたことがないがない、でも描きたくて描いてる、って人は多分ジャンヌ・ダルクばりに神から天啓がくだってる人だと思う。すごい。
何かする→評価される→より頑張る→さらに評価されるっていうのは、すごい良い循環。
これでどんどん絵は上手くなる。向上心を伴う承認欲求ほど、自分の画力を向上させるものはないってくらい。
ただこれに向上心が伴わなくなると一気に承認欲求って地に落ちてしまう。
何も向上していないしたいして努力もしてないのに評価してほしいって、そりゃママしか褒めてくれないよ。
評価されない、認めてもらえないって言っている人は、果たしてその評価を得るための努力をしているのかな。
ハンコみたいに同じような絵を量産して描いているつもりになってるんじゃなく、あなたが見て上手いと思う誰かの絵のようになるために、ちゃんと人体の描き方とか勉強してる?
私の、俺の絵柄はこれだから!とかなんとか言って、結局上手くならない自分から逃げてない?
絵っていうのは上達の早さに違いはあれど、きちんと自分が下手であることを認めてプライドをすてて練習すれば誰しも絶対上手くなる。
よく評価されないと嘆いているひと、評価されないのも当然な絵を描いてるんだってまず自覚して、まずは練習を重ねないと、評価なんてされないよ。その練習の重ね方も、上手いと感じる人の体のラインを参考にしてみたり、人体教本を最初から最後まで模写してみたり、「あ、目ってこういう描き方するんだ」とか「体ってこう描くんだ…」って気ずきがあるのが身になる練習。今の状態で金太郎飴を量産して描いた気になっててもそれは練習じゃないし努力でもないから。
こういうことを言うと、「私は楽しんで描いてるから今のままでいいんだ」っていう人もいるんだけど、もちろんそれはそれでいい。そういう人もいるし、評価なんていらない!って場合はその方がきっと楽しい。
ただ、そんなに上手くないけど私をそのままで評価してくれ!沢山RTもいいねもして!ってひとは、現状で周囲からも褒めて欲しい!なんてのは高望みだと自覚してほしい。事実として実際評価されてないなら、「評価がない…」と悩まない。それだけの実力がないんだから仕方ない。実力のない創作者を褒めてくれるの仲良しの友達とママだけだよ。それで十分!って諦めないと。
やだやだ仲良しの友達とママ以外にだって褒めてほしいんだもん!っていうなら向上心をもって練習すること。どちらを選ぶかは自分の自由。
その欲求を満たしたいなら向上心をもって努力する、努力するのが嫌なら承認欲求を満たすことはあきらめる。
承認欲求が悪く言われがちなのは、努力するのが嫌だけど承認欲求は満たされたいというチグハグな人が目につくからじゃないかなと思う。
というわけで、評価されたいならもっと練習しよう。評価されないなら、単純にあなたはまだまだ下手で練習が必要だってことを認めること。認めた上できちんと上手くなるために練習したら、絵は絶対上手くなるから。
全面同意だ…。承認欲求が悪なんじゃなくてほしがりすぎるのがいかんのだ