現在、有料の「学びエイド」、無料の「Web玉塾」、無料の「Manavie」家庭教師のトライがやっている無料の「Try it」、この4種の動画講義を主に利用している。
この4種の中で、学校の授業に1番近い作り方をしているのは、「Try it」である。最初に過去の講義の振り返り、今回のポイント、練習問題、振り返りと続く。1本の講義時間は10分から30分までである。
動画講義の中で1番短いのは、Web玉塾、学びエイドである。両者の動画講義は基本10分程度に長さを抑えてある。ポイントは1動画に1つから2つ。1度学校の授業を受けてから見る動画という印象だ。Web玉塾は、古くからある動画講義で、早口でコンパクトにまとめてある。学びエイドにある講義もWeb玉塾と同様の傾向がある。
Manavieは、授業に似た講義(Mundi先生の世界史、日本史、地理(途中))や学びエイド的な講義(とらますく先生の生物)、Web玉塾など、ネット上の無料動画講義をキュレーションしたサービスである。ユーザーインタフェースも整ってきている。
現在、私は理科高校教員として働いている。Manavie、Web玉塾の生物動画講義を生徒に進めてみたが、どうも評判が良くない。なぜか考えていたところ、とらますく先生のブログの下記ページからヒントを得た。
http://genuinestudy.seesaa.net/article/456325367.html
上記リンクを読み、私が出した結論は、Web玉塾、Manavieの生物動画講義は、高校の生徒にとり早すぎるということだった。
この発見から、次は家庭教師のトライの「try it」の生物講義を進めてみようと考えている。生物を一度学んだものにとっては、「try it」の講義は遅すぎる。しかし、私の仮説が正しければ、高校生には講義スピードの遅い「try it」は受け入れられるかもしれない。
動画講義を作る人は、塾の先生や教育に燃えたボランティアが多い。そのため、動画をなるべくコンパクトにし、勉強の時間対効率を高めるよう作られていると私には感じられる。
しかし、多くの講義動画をみて私が感じたのは、長い動画にも見やすいものがあるということだ。特に、ManavieのMundi先生の動画は、世界史や日本史に対する、Mundi先生の愛情が溢れている。このため、長くても見れる。
「try it」を見ていると、多少時間が長くてもゆっくり(20から30分程度)1つの事柄を説明しているため、授業作りのヒントが得られることも多い。長い(20から30分程度)の講義動画の需要もあると感じた。