私は受かればどこでもいいや精神で進学したクズだ。自己推薦でまぁワンチャン受かればいっか〜でなんと運がいいことに推薦枠が去年よりも拡大したお陰で受かったクソだ。大学進学を決めた理由はなんとなく、の馬鹿だ。
そんなんだから特別に大学に期待はしてなくって、なんなら県外の進学で友人は誰一人いなくて入学当初は若干憂鬱だった。入学して1週間は友達が出来なくて私の人生灰色決定だなぁ……と諦めかけていた。しかし、案外大学がおもしろくて驚いている。
このおもしろさは、自分から進んで何かすればするほど決まる。入学当初のオリエンテーションで隣になった人に話しかけるとか、サークルの部員獲得のためになんだってしてくれる(なんでもとは言ってない)先輩を利用してタダ飯食べて、どの講義がおもしろいか聞いたり。これらをした時私はめっちゃ大学っぽい……!と感動した。
もちろん、イメージと違うこともある。講義は自分で自由に選べるかと思ってたら結構大学側で決められていたり。時間がたくさんあるのかと思っていたのに半日は大学で過ごしているとか。単位を落とすかもしれない恐怖が想像以上だった。
でも、講義で自分の知識を磨けること、新たな考え方を身につけられること、実は日本でこの講師しか〇〇の研究をしていない〜みたいな人がいた時少しテンション上がるし、講師が外国の大学に通っていたことがあったら謎の信頼感があったり、おもしろい事はごろごろと転がっている。
なんでこんなに楽しめてるのか突き詰めてみると、おそらく、自己決定の場面が多かったからだ。親はどこでもいいよと言ってくれたし、教師の「進学するならこの県内の大学の方がいいんじゃない?」という意見を押し退けた。いや、まぁ、自分の価値観が古くて「大学進学せねば」と思って無理矢理目星をつけたし、一人暮らしがしたかったから県外にした。でも、そんな自己決定から始まって、一人暮らしをすればもっと自己決定の場面が増えて、大学生活でも自己決定して……
私にとって今の大学生活は、自己決定をする練習の場だ。つまり、自由とは何かを確認する時だ。
まぁこれは建前だけど。