俺はモバマスでは日下部若葉ちゃんのPをやってる。元々アイマスSPが好きで貴音Pだった俺は悪名高いコンプガチャの始祖「貴音の華」で若葉ちゃんと出会う。
もちろん貴音のイラストは素晴らしい物だった。最高。当時は若葉ちゃんの性能が高いからデッキに入れるようになる。
そして、春香さんを最後に助っ人だった765アイドルはモバマスから徐々に居なくなり、俺に残ったのは若葉ちゃんとこれ以上発展がない貴音だけだった。
そこから「モバマスでは若葉Pです」と友人に「なに初心者宣言してんの?」と言われるような名乗りをすることになるけど、人間不思議なもので最初は性能だけだった若葉ちゃんと一緒に過ごす内に今では夢中になって今に至る。フロントで話しかけてくれる若葉ちゃんは他のPには失礼だけどモバマスで一番キラキラしている。
わかるんだよ。若葉ちゃんがこの先、全人類に魅力が伝わったとしても、それは俺Pの手腕ではない。
サイゲの方針であり、結局すべての人気はユーザーが作っているのではなくサイゲが誘導している。そんなこと、とうの昔に知っている。
だからいきなり別人になったように感じるのも当然。自分が見たかった光景じゃないのは当たり前。
新しい若葉ちゃんのストーリーも、サイゲが俺に見せている幻想。
俺は子供扱いされて拗ねる若葉ちゃんが好きだし、若葉ちゃんって呼ばれたくない若葉ちゃんが好きだし、すこし大人を匂わせる若葉ちゃんが好きだ。LMBGに入ることをすこし不満に思いつつそれでもがんばる若葉ちゃんも、ネタ枠扱いされてマンドラゴラをする若葉ちゃんも好きだ。
ここまではサイゲが用意してくれた若葉ちゃん。
そして、俺が若葉ちゃんと一緒にモバマスという時間を駆け抜けてきたことは間違いなく俺と若葉ちゃんのストーリー。
若葉ちゃんが登場した時、ユーザー殺しの門番や、群馬の珍獣やら言われて、最初は俺は君を笑った。
それでも一緒にイベントをこなす内に、君はセンターから外れることもあったけど微課金の俺のフロントには君が居て、いつかのイベント5012位を取った時に頭が真っ白になりながらフロントを見ると君はいつものように夢を語る。そこからはもう夢中になった。
他のモバマスPと「今月末若葉ちゃんSSR来ますわ。覚悟しとけよ。」と冗談で言い合って本当に実装された君は、大人の格好をしていた。
アニマスが始まってモブ扱いされた。それでも俺には君が煌めいて見えた。
シルエットが公開されて「間違いなく若葉ちゃんですねこれは…」と検証(こじつけ)画像を作ったし、本当に来た時は心臓がバクバクした。
こんな俺と若葉ちゃんのストーリーを他の若葉Pが味わえないし、俺は提供してやることもできない。
でも、このストーリーは俺が一番知っている若葉ちゃんのストーリーで、サイゲすら知らないからサイゲはこの若葉ちゃんをゲームに組み込むことはできない。
ゲームのアイマスでは、まだデビューしていないアイドルのPを担当する時、最初のファンの表示が「1」だ。
俺は残念だけど、モバマスというゲームのプロデューサーとしては「若葉ちゃんファン一号」とはいい難いスタートをした。形だけのファン一号だろう。でも、一号でよかった。
嫌いになるっていうのは、担当アイドルからファン一号が居なくなる事。
タイトルに惹かれて全部読んだが、まったく何が言いたいのかわからなかった。 誰か結論だけ書いて。過程は大体理解できた。
元増田だけど流石に長かったわ(笑) 完結に書くと ・ゲームのストーリーはサイゲが用意してくれただけのエッセンス ・本当のストーリーはプロデューサーとアイドルが出会って駆け...