2017-08-30

貧困者は借金、支払いの遅延、それに類する負債を抱えている。

そのため、普通の人が考える「プラスマイナス0の状態から節約談義は実現できない。自転車操業だ。

また、貧困者は我慢ができない。我慢が効かないというわけではない。人並み以上の我慢はしている。金がないから当たり前だ。

我慢とは、見返りを求める行為だ。

あるいは、余計なものを切除するための行為だ。

しか貧困者は将来の見通しが立たないことが多く、我慢をすることで得られる対価をイメージできない。

その状態我慢を続け、目標を達することは不可能だ。

ダイエット中、一ヶ月間で体重が減らない人間が食欲を抑えられるわけがなく、貧困というのは、年単位でその状態が続く。

3つめに、社会には「普通を外れないように」「維持すればお得」というベクトルの効力はあるが、普通を外れた人間にはほぼ意味のない継続負担を強いるものが多い。

これらは大抵の場合支払うことができず、負債となって貧困にのしかかる。

そのため貧困者は上記の状態に陥り、どんどんリカバリーが難しくなる。

催促も頻繁に起こるようになり、インターホン葉書封筒が恐ろしくなる。

ストレスに耐えられなくなり、思考を停止してしまう。これが鈍する理由になる。

これらの要因が重なり、金銭的にも心身にも余裕が無いため

普通人間普通に判断する改善方法を教えられても実行することができない。

そもそも貧困個人努力では改善できない。

まり、まとめて買った食材の代金を日割りしてカップラーメンと同等の値段ならもっとマシなものが食べられるなどと諭しても

まとめて買う金も用意できなきゃ食材ロスをゼロにすることもできないため実行できないのだ。

ちなみに私の例を挙げると、月9万円の収入賃貸の最低限の生活を維持し、50万円の借金と数年分の保険料税金の滞納(税金強制徴収があるので半年に一度くらい精算されるが、その分借金がふえる)

というのを5年ほど続けた。

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