田中将大は駒大苫小牧の二年時に150kmを計測、日本代表にも選ばれており、三年時には完全に世代最強投手の扱いだった。
2006年の夏の甲子園でも、センバツ優勝の横浜と並んで圧倒的な優勝候補だった。
一方、斎藤佑樹が注目されたのはその2006年の夏の甲子園から。
それもルックスが端正でハンカチがオシャレだったことの話題が先行しており、実力だけで人気を得たわけではなかった。
それでも斎藤は決勝まで勝ち上がり、田中と対決、あの伝説的な試合を制して甲子園優勝投手となった。
ずっと注目されてきた怪物と、最後の甲子園でブレイクした新星。
要するに、今で言うと田中は早実清宮、斎藤は広陵中村だったのである。
が、その後のマスコミのフィーバーと、それに反感を覚えた天邪鬼たちのせいで、
なぜか今では「高校時は斎藤のほうが評価が高かったがプロに入って田中が逆転した」と思われていることが少なくない。
ゴルフの石川遼と松山英樹の関係を重ねているというのもあるのだろう。
もうひとつ言っておきたいのだが、斎藤佑樹や石川遼がまったく実力のない最低の選手というと絶対にそんなことはない。
そんなことを言えば、甲子園で優勝できなかった投手、プロで1勝もできなかった投手、賞金王になれないプロゴルファー、ツアーで1勝もできないプロゴルファーはどうなるんだという話になる。
マスコミの逆張りをして人気者を叩くといえば今の清宮叩きも相当なものがあり、「練習試合で本塁打を稼いだ雑魚専」だの「甲子園にも出ていないのにゴリ押しでU18主将」だのと貶されている。
プロに上がってどうなるかは分からないとはいえ、現時点で清宮が怪物と呼ばれるに相応しい成績を残していることは間違いない。
マスコミに過剰に反発するのはマスコミを盲信するのと変わらないということを意識しつつ、田中も斎藤も石川も松山も清宮も中村も応援していこうじゃないか。
http://diamond.jp/articles/-/44285
たとえばこの記事だと、斎藤を項羽、田中を劉邦にたとえて、「逆転」を強調している。
http://www.chiakiaso.com/pg68.html
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1325413568
こういうのとか。
ハンカチ王子は 即刻引退し もっと生産性の高い仕事に 従事するべきだ 日本の税収増加に貢献すべき!!!! 地頭よさそうなのに 実に もったいない話だ