ポケモンが20周年記念で初代ポケモンをテーマにした劇場版やることになったわけです。
今の子は興味あるんですかね。
PVや公式サイトで相棒のピカチュウとホウオウに会いに行くと言われて、リアルタイム世代からしたら「うわーオニスズメと戦った後のあの伏線かー懐かしーああーサトシとピカチュウそういや最初仲悪かったなーミュウツーの逆襲の頃には完全にパートナーになってたから忘れてたわー…あれ……目からきずぐすりが……」となっちゃうわけですけど、子供からしたら「ホウオウ?ああうん沢山いる伝説ポケモンの1体ね」としかならんのじゃねーかなと。
ターゲットが完全にこっちに向いてるんですよ。
ポケモンも子供世代そっちのけで親世代に「この映画凄い懐かしいですよー面白いですよー」とアピールしてくる段階に入ったのかと。
その事自体はまあ良いんだけど、それにノスタルジーを刺激されている人間の1人に自分がなっていることが辛い。
具体的に言うと、それだけ年を取っておいて大して成長していない自分が辛い。
ポケモン楽しんでいた頃から換算したとしても物心ついて20年、それだけ時間をかけて自分は果たして立派な大人になれたのかと考えるととても辛い。
男子三日会わざれば刮目して見よと言うけど、20年ともなればその2000倍以上、その間刮目して見ることが出来るほどの成長を遂げたのかと。
20年経ったのにサトシやコナンの年齢が止まっているとか言ってられないですよ。
そもそもいい年こいてアニメの話でこんだけ盛り上がっている事が何かおかしいです。
いや、自分が楽しいと感じているもの、感じていたものを正しいと言えない自分がおかしいです。
ちゃんと成長した人間だったら大人がアニメやマンガの話して悪いのかと言えるんだと思いますが、自分はそう言い切る勇気がありません。
子供時代の親や世間の物差しにあわせてヘコヘコして薄ら笑いを浮かべていた状態で時間が止まっているのでしょう。
再び歩みださなければ。
どうすればいいのかは分からないけど。
とりあえずこの映画でも見るか。