2017-02-12

テスラ張子の虎

テスラ3の販売がまたもや遅れるそうだ。2018年ギリギリとの報道もある。

イーロン・マスクの口八丁ぶりは孫正義に通じるものがある。

経営者として優秀なのは疑いようがないのだが、その商売方法詐欺一歩手前。

過去1年間の主要自動車メーカーの発表が計画通りであるならば、

テスラが掲げるモデル3の価格、航続距離自動運転機能のいずれもが、

2018年ではスタンダードものになり優位性はなくなっているものと思われる。

あくま2016年に発表し、2017年に発売することに意味があったのだ。2018年では意味がない。

ここで勘違いして行けないのが、テスラ保有する自動運転機能は他社より先進的なものではないということ。

国内を含めた他社も既にテスラレベル技術保有しており、あとは法規かいろんな制約で発表していないだけだ。

昨年フォード日産自動運転を20XX年に実現しますということを大々的に発表したが、

これは「行政とのロビイングの結果なんとか国交省やNATSAから許可下りる目処がたちそうです」と読み替えたほうが正確である

決して開発の目標ではない。なぜなら既に開発はほぼ完了しているからだ。

もっと正確にいえば、モービルアイというイスラエル部品屋とコンチネンタルという部品屋が自動運転に関してかなりの知的財産保有

その主導権を握られている状態であり、自動車メーカー単体で他社を出し抜くのは難しい。

で、テスラに話を戻すと、彼らはそういった業界ルールに縛られにくいベンチャーであることを強みとして、自由発言をしているだけということだ。

なので、テスラ自動車は、張り子の虎である。その張り子の虎が自慢大好きの富裕層ウケるわけだが。腕時計と同じである

モデル3は普及モデルと銘打っている以上、張り子の虎というわけにもいかない。ここからテスラ正念である

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