2016-12-16

thankfulには「神に感謝」というニュアンスがある単語なの?

Should be thankful that there was no damage.

  

これは直訳すると、

被害が無かったことに感謝するべきだ」

となる。

  

しかし、正確には

被害が無かったことについて、神に対して感謝するべきだ」

翻訳する方がよいのだろうか?

  

文中には神という対象が明示されてないから、翻訳にわざわざそのニュアンスを入れるのは違和感がある。

ここで感謝を向けるべき対象は、せいぜい「被害がなかったという幸運」とか「被害がなかったという結果」ではないか

  

英語に詳しい人がいましたら、解説をお願いします。

 

朝日新聞は信用できないから、ネットで流れてきた情報を信じる(?)

http://togetter.com/li/1059478

オスプレイ事故デマ、「朝日新聞意図的誤訳」にソースなし 米軍司令官感謝されるべき」発言

https://www.buzzfeed.com/kotahatachi/osprey-crash-in-okinawa-debunking



追記

今回のオスプレイ事故で、米軍司令官発言とされた"should be thankful that there was no damage"にはソースがなかった。Calci氏は一応謝罪ツイートを出していたが、デマ飛ばし動機・経緯を全く説明していないから、いろいろと謎が残る。

今回彼がおかし問題行動は、ソースがない英文事実だと偽って流布したというだけではない。この英文翻訳するときに「神に感謝」というニュアンスが正しいと主張したのであるしかもそのことについて、"ネイティブ翻訳チーム"に確認を取ったとも主張していた。

そうというわけなので、ここではただ純粋に、"should be thankful that there was no damage"という英語を読解していきたい。ネイティブがこの言い回しをつかった場合、神に感謝というニュアンス自明なのかどうか。

  

追記2

キリスト教的な価値観に従えば、すべての幸運・結果は神のおかげということになるかもしれない。

そういう意味では、アメリカ人が「被害がなかったという幸運」とか「被害がなかったという結果」に感謝するというのは、結局は神への感謝ということにつながっているのだろう。

  

はいえ、もし「神への感謝」というニュアンスが明確なのだとすれば、これはすごく宗教的信仰のための言葉だということになる。

アメリカ無神論者や異教徒たちは、この言葉をわざわざ避けたりしているのか。ポリコレ的な問題にもなったりしているんだろうか。

私はそうは思えなくて、Calci氏が主張していた英文解釈トンチンカンだと思うんだが、どうなんだろうか。

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