まず、前提として行っておかなければならないが、当然オタクにも中道や左派は存在する。しかし何故オタク=ネトウヨというイメージが一部に根強く存在するのか?
次に、オタクと言っても色んな分野のオタクがあるが、このうち「軍事オタク」「鉄道オタク」「歴史オタク」「将棋オタク」「音楽オタク」といった現実に存在する物事に対するオタクは、左右中道まんべんなく存在し、政治的偏りはあまりないように見える。現実に存在するものについて詳しくなるには、当然に一定の教養というものが必要であり、また現実の問題について詳しく調べてゆく過程で実社会について一定の教養が身に付くからである。
「オタク=ネトウヨ」のイメージに最も合うのはいわゆる「アニオタ」だ。
アニメの優れたものは確かに芸術的価値があるし、感動する。しかし、下らないアニメはありもしない架空の世界で現実逃避するようなものも多い。
特にネトウヨ的言動をしている者はアニメアイコンの中でも、美少女が多い。
俺もアニメの美少女には萌える。男の性欲を刺激するのに特化したのがアニメの美少女だろう。だが俺はアイコンをアニメの美少女にしたいとは思わん。
なぜなら、自分が美少女でもないのにアイコンを美少女にするのは欺瞞であり、非常に恥ずかしいことだからだ。
「俺は実際にはキモいデブの中年だが、美少女のようにチヤホヤされたい、可愛がられたい」
であり、
その裏返しとして、無意識のうちに
という欲望があるのだ。
これはつまり、弱き者は強き者に身を捧げてこそ存在価値がある。→個人は組織に身を捧げよ、国民は偉大なる国家に身を捧げよ、という国家主義、(本当の意味での保守思想とは異なる)ネトウヨ思想につながるのは明白である。
アニメ美少女アイコンであってもネトウヨでない人は、己の欲望を自覚しつつも理性によってそれをちゃんと統御している人なのだと思う。
その線で本を書いたら売れると思うよ