2016-07-01

家族なんていないほうがいい

最近悲惨介護殺人報道があった。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160625/k10010571501000.html?utm_int=news_contents_news-main_001_relation_002

介護殺人当事者たちの告白

http://news.yahoo.co.jp/feature/234

を読むと胸が苦しくなってくる。

殺人は憎むべき犯罪かもしれないが、やむにやまれ介護してきた相手を殺してしまったこの人たちを責めるのは私にはできない。

私は、いま40代半ば。結婚はしていない(離婚)。子供はいない。

母親は存命で、70代前半。まだまだ元気だが、いつ介護が始まるともしれない。

こういう介護殺人の話は他人ごとではない。

母親が要介護になった場合、私は直接介護をしないだろう、と思う。

はいるが、母の介護はさせたくない。

母には、多少の資産があるし、その子どもである私たちも、そこそこカネはある。

から、ある程度の施設にいれてあげることくらいはできるだろうと思う。

ただ、すべての人がそんなに恵まれているわけじゃない。

経済力が乏しければ、介護サービスを利用するのも困難だろう。

本当にどうしようもないところまで追い詰められてしまう人たちがいても少しも不思議ではない。

原則として、一定以上の介護必要な人たちは、みな施設に入るべきだと思う。

それは病気になったら、入院する、というのと同じことだ。

介護施設には、介護に対してノウハウを持ったプロがいる。

普通の人たちは、介護プロじゃない。

何事も難しい仕事プロに任せるのが一番だ。

さて、自分が老人になったときのことを考える。

私は、このままだと独身のまま、一人で老後を迎える。

だが、それって素晴らしいことだと思わないか

私が、病気しようが要介護になろうが、少なくとも家族には迷惑をかけなくて済むからだ。

ひょっとしたら、福祉関係の人たち(福祉事務所ケアマネジャー)のお世話になるかもしれない。

ただ、彼らは他人からあくまでも仕事として淡々と私という案件を処理してくれるだろう。

仕事だと思えば、我慢もできるだろう。

私が悲惨状態だとしても、彼らはそれに個人的思い入れは持たないだろう。

なんだか、家族というのは何のためにあるのかわからなくなってきた。

家族の絆は、老人が関わると、かえって不幸のもとになるのではないか

私は、数年前までは、恋人がほしいとか、再婚してもいいかもしれないとか思うこともあったが、いろいろ冷静になって考えると、独身こそが最強である気がしてきた。そういうのも、もの悲しい話だけど。

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