もちろん値段なりにという意味で使われるが、
値段なりにというボーダーを引き下げる行為が発言者独自のものなので、
こちらとしては下げてはいけないボーダーであるポイントを平気で下げてくることがある。
例えばカメラにしては画質の値段がいくらだろうが許せないボーダーであったり、
ディスプレイでいえば画面のチラつき具合であったりとか、
いくら安くてもそのボーダーを超えたら使い物にならない、コンテンツを維持できないという内容であっても、
良くも悪くもない、という評価を下すやつが世の中にはいるのだ。
こちらとしてはボーダーは最低限ここまでは保証してくるだろうと思って、
他はどうでもいい悪くてもいいから買ってみたところ、
良いところは安いことしかなく他全部悪かったりしたら本当に金の無駄で失敗に終わってしまう。
後には悲しみと捨てる予定の新品だけが残る。
ここで反省になるが、要するに商品ジャンルにおいてその製品の役目として譲れないボーダーが存在する人間は、
他人の違う価値観によって付けられた「良くも悪くも」などという評価を信じて最安値を購入するべきではなかったのだ。
レビューを参考にするにしても何が悪くて何が良いのか、書いた人間の審美眼からまず評価しなければ満足のできる買い物ができない。
今回最安値の掃除機を買ってみたが吸引力は本当にひどいもので使い物にならなかった。
ゴミに出すにも金は掛かるし目的も達成できずに余計コストが掛かってしまった。
この性能で良くも悪くもみたいな評価を下せる人間がいることに、
「自分が思っているよりも世間には貧困の波が広がっているのではないか?」と日本経済の行く末を憂いながら、
結局、高級品が欲しいわけでもなく最低限の機能だけ保証してほしいという人間は、
最安値の商品ではなく少しランクを上げた中堅を買うのがコスト安で済んだな、と二度と使うことの無い掃除機を見ながら思っていた。
それは仕入れに工夫があったり他で確保できる収益がユーザーサイドで確認できたり
販売者自らPRしてる場合はある程度品質の保証はされるのであろうと考えている。
要するに性能を保証している商品にも関わらず安く売られてランキングが高い商品は、
どこかしらに安い理由が存在しているため、会社としてそのコストダウン戦略に自信があるならPRをしているだろうし、