anond:20150830175515 を僭越ながら漢字に変換させていただきました。
なぜ厭な感じがしたかと謂えば、其れは何か見えない巨大な力が動いた身体としか私には思えません。兎に角、とても厭な感じがしたのです。
読み進めるにつれて、それは確信に変わりました。
まず、物語の冒頭で、主人公がああいう行動をとるとは夢にも思いませんでした。
まさか、斯様な展開になるとは私の短い人生経験からは想像もできず、本を読みながら思わず仰け反ってしまいました。ちょっと言い過ぎました。
そして、物語の中盤は、作者の言いたいことが朧気ながらも見えてきました。
その朧気な、霧のようなものの中で一匹だけ、ひらひらと舞う紋白蝶を捕えようとする感覚にも似た、幻想的且つ、原風景的な体験は、私を所謂文学の崖っ縁に連れて行ってくれるような、怖くて無力な体験でした。
嗚呼、この厭な感じはこういうことだったのだなあとしみじみ思い、その夜お母さんに
「お母さんって怖いものあるの?」
と訊いてみたところ
「お母さんは饅頭が怖い」
と言っていたので、次の日お母さんを怖がらせようとお饅頭をお小遣いで買ってきて、そっと卓袱台に置いておいたら、お母さんは
ととても怖がって、慌てて食べてしまいました。面白かったです。
それはさて置き、私はいつも国語のテストで「作者は何を思っていたでしょう」とか、「作者の気持ちになるですよー」という問題がとても苦手です。せんせぇもご存知ですよね。
だって「〆切に間に合わない」とか絶対に思っているのに、せんせぇはこの答えじゃ丸はくれませんよね。
せんせぇはよく
「ヒトの気持ちになるですよー」
と私たちに仰いますが、せんせぇは私たちの気持ちになりやがって考えたことがあるのでしょうか?
因みに、この読書感想文の作者である今の私の気持ちを答えなさい(悟天)
正解は
「2兆+55,232歳にもなって一体何をやっているんだろう」
です。どうですか? せんせぇには私の気持ちが解りやがりましたか?
こんなことを言うとせんせぇは怒ると思います。また私の頭をでっかい三角定規の角でコツンとする気でしょうか。
だけど人間は決してヒトの気持ちになど慣れない、ましてや外の生き物などの気持ちは決して解らない、解り合えない生き物なのだと思います。思いました。
この本は、そういった物事の本質を何かしら(書いて/欠いて)います。
作者はそう思っていないかもしれないけれども、私はそう思います。
まあ、兎に角、結構面白い本でした。特に後半は、クライマックスといった感じで、いつ後書きに入るんだろう、入って欲しく無いなあとドキドキしながら読んでいました。楽しかったです。ぴゃー。
2月期も頑張ろうと思いました。
了
小学校低学年向け、原稿用紙4枚分を想定。 【タイトル】どくしょかんそうぶん○○をよんで わたしは、このほんのだいめいをみたとき、とてもいやなかんじがしました。 なぜいやなか...
anond:20150830175515 を僭越ながら漢字に変換させていただきました。 素人なもので中途半端ですがご笑覧いただけましたら幸いです。 【タイトル】読書感想文○○を読んで 私は、こ...
たいへんよくできました 32さいのしょうがくせいさん、2がっきもがんばりましょうね
「2015年匿名ダイアリー云々」みたいな特集で、投稿した文章がいくつか紹介されていたので、ちょっぴり嬉しくなってこれを書いている。 去年、はじめて匿名ダイアリーを書いてみた...