2014-08-11

dマガジンを利用してコンビニ店長を思い出した話

7日間無料で試せるというので、dマガジンを利用してみた。

サービスのものは良質だと思う。

月額400円で、雑誌をあまり読まないような人でもタイトルくらいは知っているメジャー誌が読み放題。コンビニ中吊り広告でチラ見するような雑誌が揃っている。

圧縮技術が上等なのか、電電公社よろしく鯖にちゃんとカネをかけているのか、コンテンツダウンロードスムーズだ。

私は普段雑誌を読まない。なぜ読まなくなったかは忘れた。それくらい読んでいない。

どれを読むべきか分からなかったので、とりあえず『IT』にカテゴライズされている雑誌週アス日経PC21Get Navi)を読んでみた。

   私「……なんですの、これ?」

ググれば分かることが誌面に踊っている。これでカネを取るのか?

ふと、インターネット草創期の雑誌業界が脳裏をよぎった。

ネットが普及し始めた頃、真っ先に廃刊をキメたのは皮肉なことにパソコン雑誌だった。

ITリテラシーのある人間から雑誌を読まなくなった。

広く浅い情報を扱う雑誌は、おそらく最も情報化の割りを食った媒体だろう。浅い知識ならネットで手に入る。

雑誌業界も自らの弱点ことは重々承知のようだった。専門性の高いムックを出したり、女性誌が豪華な付録をつけ始めた時期は、ちょうどインターネット成熟期と重なる。

よく考えてみると、dマガジン価格設定はとても興味深い。

月額400円というと、月に1~2冊雑誌を読めば元が取れる額だ。たぶんこのくらいの頻度で雑誌を買う層がターゲットなのだ

もっと雑誌にカネを落とすユーザーに訴求できればそれに越したことはない。

日経のように強気価格設定で電子版を配信すれば良いのだ。毎月2,000円分の雑誌を買っているユーザーなら、月額1,000円でも電子版を買ってくれるだろう。

そうしないのはできないからだ。もう、雑誌を月に何冊も買う人間ほとんどいないのだろう。

ハナから雑誌を読まない人間は月額400円だろうと40円だろうとカネは落とさない。ググる

消去法で残ったのが『ネットを使いこなせず、毎月400円強は雑誌にカネを落とすユーザーなのだ

かつて、はてな村にいたコンビニ店長は『エロ本を買うのはオッサンばかりだった』と書いていた。

きっと、dマガジンに毎月400円払うのもこうしたオッサン、あるいはこうしたオッサン程度のリテラシーしか持っていない人間だ。

ちなみに店長はある時期からエロ本を店に置くのを辞めた。理由は売れないからだ。dマガジンの行く末は険しい。

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