2014-05-13

年収1000万円の価値

僕は今東京で働いておよそ9年ほどになる。

仕事はいわゆるIT系

新卒時は年収およそ450万円だった。

特に上昇志向が強いわけではないが、

とにかく忙しい業界ということ、また周りの環境もあったが、

一旦、年収1000万円くらいでは頑張ってみようと思った。

企画営業職、都心で働き、都心に住む。家賃20万円ほどだ。

東京に出てきたとき田舎感覚家賃4万円ほどで

探していたが、駐車場しかないと鼻で笑われた。

それから考えれば家賃20万円など夢のまた夢で、

大理石100㎡くらいあるんじゃないかという感覚だったが、

住んでみればなんということもない、普通の家だった。

駅が近いことだけが利点か。

むろん、もっと若くしてもっと稼いでいる人間が多くいるのは

了解しているが、特に僕はそこを目指しているわけではないし、

経営者になりたいわけでも、大金持ちになりたいわけでもない。

ただ、温和に暮らしていきたいだけだ。

マンション購入でもすれば、といわれるが

ローンなんて組めないし、貯金もさほどしていなかったため

せいぜい500万円ほどあるだけで、おそらく同年代でも

少ないほうだろう。

2013年国税庁民間給与実態統計調査結果によれば、

全国の男性年収階層分布は、

年収1,000万円以上の割合は3.8%

だそうだ。

4%弱。

「以上」とあるからには1億の人も10億の人もいるわけで

ようやく1000万円という人間はまあ、この最下層なわけだが、

とにもかくにもこの中にははいったわけだ。

統計は全国なわけだから東京に限って言えば

かなり数値は動くかと思うけど。

格差社会が進行していくといわれる中での

選民思想的なものを持ち合わせている人はもちろんいるが、

本音としてまったくそういう感情はわかなかった。

いや、本当は持ちたかたからこそ、なぜ

持てなかったかを考えたくなったのだ。

もう少し正確に言えば、

1000万円以上の人間に囲まれ、その生態や思想

どのように蠢いているのか、

(ただ、2000万円以上の人間は少なく、もはや

 サンプルはあまりないため、実質

 知っているのは、極めて少ない階層ではあるが)

について、整理したくなったのだ。

前年の収入によって税金は変動するので

何とも言えないが、だいたい内訳はこうなる。

昨年度:

額面:10,000,000円

手取り:7,800,000円

年俸制のため、ボーナスはない。

今年度:

月給はおよそ

額面:800,000~1,000,000円

手取り:650,000~800,000円 程度

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