2013-09-02

http://anond.hatelabo.jp/20130901160237

身になる議論でとても面白いです。

申し訳ないですが、中段、「それを踏まえて、一点」以下は今回は議論を避けさせてください。今回僕のたてた日記テーマ範疇を超えてしまい議論のコントロールができなくなる気がするのと、僕が国家アイデンティティの一部に軍の保有が含まれるか否かは考えた事がなかったので少し考えてみたいということで。

 

それ以外の部分についてはご指摘の通りで、僕も「条件付きですが」戦争がない状態の方が望ましいと考えています。また、それを達成するための方法論として非武装主義は間違っていると考えています。いわゆる「サヨク」ではなく「まっとうな」革新左翼理想主義論者陣営が「理想論」として非武装を最終理念として掲げているというのは理解していますしかし、その「理想論」のあり方も疑問に思っています

なかなか議論を進められず申し訳ないのですが、これについては別に論を立てたいと思っているので短く返答します。

理由のひとつはは前エントリーにも書いた「かもしれない運転」であるべきだという事です。

僕は政治経済といった、複雑さにおい純粋科学範疇を超えており、実験を行う事の出来ない分野においては保守的であるべきであると考えています

なぜなら、「複雑すぎて人間には前提となるものの把握が困難過ぎ、いくら理論が正確そうにみえたとしても前提の把握が間違っており、結論が間違っていた」ということがあり得るからです。さら実験でその理論が正確かどうかを確かめる事ができません。また、その理論を実行して失敗した場合に被害が非常に大きくなる場合があります(例としてはカンボジアなどどうでしょうか)。

ですので、「理論的に正しそうだから上手くいくだろう」運営ではなく、「歴史的にずっと残っているか必要なのかもしれない」運営、つまり保守的な運営をするべきだと考えます

今回の事例に当てはめると、「非武装にしたら戦争がなくなるはずだから非武装にしよう」ではなく、「それぞれが武装しつつそれなりの小競り合いをしつつも世界は依然として続いているからそういった世界の方が持続性があるのかもしれない」ということです。

平和を目指すべきではない」という立場の人の存在も理解しますが、それはあまり偽悪的すぎて僕の立場ではありません。

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