夫30代半ば、妻20代半ばのある夫婦は結局不妊治療が原因で離婚した。
欲しがっていたのに中々子供ができず、病院に行くと旦那さんの精子が少ないことが判明。
人工授精を開始したのだけど、女性から卵子を採取するのはかなりの痛みが伴うもの。
毎回ボロボロになってる奥さんを見て、旦那さんが言ったことは「俺へのあてつけか!」だった。
精子が少ないということは男性にとって、とてもプライドが傷つく事実なのだろうと思う。
でも奥さんの身体よりも自分のプライドが大事という姿勢に奥さんはうんざりして、子供は結局できないまま離婚してしまった。
専業主婦だった奥さんは派遣社員としていま私と同じ会社で働いている。
大学時代の知人夫婦も似たような理由で離婚している。こちらもやっぱり旦那さんに不妊の原因があったパターン。
奥さんが子供を熱烈に欲しがるわりに、旦那さんは子作り願望が薄く、奥さんがうるさいことにうんざりして離婚になった。
大学の同級生で、28歳か29歳くらいで結婚し、32歳から33歳くらいで離婚している。
離婚から結婚までがあんまり早いから、なんだか種馬を探していたようでちょっと引いちゃったよ。
旦那さんのほうは今でもそこそこ仲良くしている。
精子が少なく人工授精へという流れまでは同じだったけど、旦那さんが奥さんの身体を常に気遣っていたらしい。
まあこの夫婦は跡取り息子あるいは婿が絶対に必要だから、旦那さんにとって死活問題だったっていうのもあるかもしれないけど。
一人目は人工授精で娘をさずかり、さらになぜか二人目は自然妊娠。待望の男の子で幸せそうだったよ。しかも二人ともとても可愛い。
ここは旦那さんが25歳、奥さんが26歳で、高校の部活の先輩後輩からそのまま付き合っている夫婦だから、精神的なつながりも強かったのかもね。
そして当然、女性に問題がある不妊のパターンもある。でもそういう夫婦は子供をあきらめて夫婦生活をおくっていることが多い。
跡取りが必要でない限り、最近の男性は子供を持ちたい欲求が薄いのかもしれない。
女性の方が一定の年齢になると子供!子供!となって、子供をつくれないパートナーをあっさり切り捨てるような残酷さがあると思う。