2011-07-22

諦めないことは大事だよ、というおはなし

高校生の時、同じ部活で好きな子がいました。

僕と同じ背丈で、同じ年で、違う町に住んでるけど同じ駅で家に帰るから、帰り道はよく一緒になりました。

彼女は、僕が知るより前から付き合っている彼氏がいました。

卒業式の時に第二ボタン抱き合わせ告白されて、時機時機なのでオッケーして抱きしめてキスしちゃったそうです

で、僕もそのことは聞いているからそれなりに話をしたりされたりする関係で、打ち解けてました。

でも、僕は彼女が好きでした。

そんな関係がずーっと続いて、部活も卒部して、受験勉強して。

僕は首都圏にある国立大学に進学して、彼女地方国立大学に進学しました。

しばらくは会えなくなるな、と、もしかしたら、もう縁が切れちゃうかもな、と、いろいろ考えて、悩みに悩んで、

僕も告白することにしました。

で、告白したら、ふられました。

当然ですよね。二股を求めるなんて、失礼にも程があると思います。最低です。人外です。死ぬべきです

というわけで、僕の青春の恋物語は潰えました。

大学に進学してからというもの、すっかり燃え尽き症候群となった僕は大して学業にもサークルにもバイトにも打ち込めず、成績は真ん中よりかなり下、サークルも幹部にならず、バイトも惰性で続ける有様、人生を不満喫していたのです

それを受けてかどうか、就職活動も力が入らず、あまり労働環境のよいとはいえない地元中小企業内定が決まるやすぐに辞めてしまいました。

ぶちスライムブーメランで刈り取るかの勢いで大企業に次々に内定する友人を見ておめでとうとは言うものの、大してコンプレックスも湧かず、でももったいなかったかな、と思うこともあり、もやもやぁっとした感情もありました。

で、地元に帰るかどうかというところで同窓会のおさそいが届いたのですね。

なつかしいなあ、みんなどうしてるのかなあ、と思う刹那、さっそくメールで返事を電信したわけです

地元に帰り、居酒屋という名の同窓会催場に足を運びました。

来てない人もそれなりにいたけれど、まあ半分以上は参加していて、そこに彼女の姿もあったわけです

で、再会の思いを交歓したのですけれど、なんと彼女彼氏とは別れたというではありませんか。

もうこの時点でぼくは自己主張してしまったのですが、それを隠しながらもいろいろ話をして、その場はおひらきになりました。

二次会に行く人は二次会へ、僕は家路につくのですが、彼女がついてきました。

なんだかいい気分だし、ぼくも冷めていないので、えいやっといちゃついてみたら、それやっといちゃつきかえされたので、もうここしかあるまいと、キスをしたらアルコール臭くて顔がムニェってなって、それを見た彼女が微笑んで、そのままホテルに行って昇華しました。人生の極相です。ぼくしあわせ。

という半年前の話があったわけで、今この増田を書いているのですが、彼女の浪費癖で家計ストレステストです。でも諦めちゃだめだよね。

  • 自分が二股をしようとしたわけでもなく、 彼氏がいる女性に対し恋心を抱き、告白もしたわけですよね。 (別れるように仕組んだとかストーカーしたわけでもなく) ならば何も恥じる事も...

  • こうして新たな不満喫を手に入れる努力をするなんて、惨めね。

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