2023-09-26

文字入力専用の機械を買った

今日、Pomeara DM250という機械が届いたので、それを使って試し打ちのためにこの文章を書いている。知っている人もいるかと思うが、Pomearaというのは、キングジムという会社が作っている文字入力専用の機械だ。いってみれば昔のワープロだ(昔とはどれぐらいのことかというと、昭和の末ぐらいか平成の初期ぐらいのことをぼんやりと考えている)。

じつはこのPomeraシリーズを買うのは4台目だ。たしか、一番最初モデルが出たときに頑張って買ったのを覚えている。あの機械はどうなったのだろうか。まだ処分していないはずだからどこかにあるはずだ。本体のその軽さにときめいたものだが、なんか使いにくくて結局使うのをやめてしまった。あと本体の一部が加水分解してベトベトになっていたような気がする。

2台目はこのDM 250と同じ形式の、キーボード折りたたみ式じゃない、クラムシェル型の最初モデルだったと思う。書き心地は軽快でかなり気に入っていたが、当時は文章を書くといえば論文がメインだったので、Pomeraがどんなに使いやすくてもcitationを入れる役に立たないという問題があった。で結局iPadWordを使ってドラフトを書いていたことを覚えている。この機種もまだ捨てていないはずだがどこかにいってしまった。

3台目は、はじめて画面にEインク採用したモデルだ。はじめて、というかこれ以降Eインクモデルはなくなってしまったので、最後モデルでもある。これは夜中に液晶画面を見たくないが、文章は書きたいというニーズがあって買ったものだ。Eインクの画面で文字入力ができることに購入当初は感動したものだが、このモデルには複数問題があった。まず文字入力の遅延。キーボードを打って画面に文字が表示されるまでに少しの遅延があるのだ。これは我慢しているとある程度慣れてくるが、まったく気にならないレベルには至らなかった。

次にEインクの画面の汚さ。これはEインクに固有の問題だが、画面を定期的にリフレッシュしないと、先に入力した文字残像が表示されたままになるというか、画面上に変な縞縞がずっと表示されているのだ。これも文字入力に集中していると気にならないが、あるときハッと我に返ると、汚い画面だなあと思ってしまった。

最後文字コードの問題。このモデル文字コードがShift JISしか使えない。最近PomeraにはPomera Linkというアプリ本体からスマートフォンQRコード経由でテキストデータ転送する機能がある。これを使えば、Pomera入力したテキストスマートフォンPCで利用できるのだが、文字コードがShift JISだと使い勝手が悪かった。そのままでファイルを開くと文字化けしてしまうケースがけっこうあり、文字コードを変換してから流用するのが大変な手間だった。これが最大の理由で使うのをやめてしまった。

このモデルはまだ手元にある。売ってしまおうと思っていたが、Eインク文字入力機械を作るという発想自体は好きなので、取っておこうと思い直している。

4台目のDM 250を思い切って買ったのは、上記問題がこのモデルでは解決されていると思ったからだ。まず、文字コードはデフォルトUTF-8なので、今度はストレスなくPomeraから他のデバイステキストデータを流用できるようになった。Pomera Linkアプリも気づけばかなり改善されており、データの読み取りがとてもスムーズになったと感じる。

あとはなんといっても画面がきれいで、文字が読みやすい。初期のモデルに比べるとまったくの別物だと感じる。

それから日本語入力Atok)がとても改善されたと感じる。思うように変換ができなくて変換候補を探し続ける、ということがほぼなくなった。これは大きな改善ポイントだと思う。

ただしこのモデルにも問題がないわけではない。まず、キーボードPCキーボードに比べるとどうしてもひとつひとつキーが小さいので、タイプミスをしやすい。これは指がこのキーボードの大きさに慣れるまでの問題なのかもしれない。だがキーボードの質感じたいがどこか玩具っぽいという感じには慣れそうにない。この値段にしてみればキーボードの質感はもうちょっとなんとかならなかったのだろうかと思う。あとは打鍵感。音が静かなのはたいへんよいが、このキーボードで何時間文字を打ち続けると、指の関節が痛くなりそうだ。そこまで長時間この機械文章を書き続けられればだが。

あとは本体がやっぱり重い。知ったうえで買ったが、このサイズで620gという重さは、手に持つとかなりずっしりくる。手元にあるPanasonicのLet's note本体重量が800g台だったと思うが、これより小さく軽いPomeara DM250を手に持った時の方がずっしり感があるのは不思議だ。PCを持ち運ぶよりはましだといえばそうなのかもしれないが、あまり気軽に持ち運ぶことに適した機種ではない。少なくともPCと一緒に持ち運ぶのはつらいので、外出するときにはPCPomeraか選ぶことになるのだろう。

意気込んで買ったわりにはすぐに使わなくなるものナンバーワンPomeraだ。なのだが気がつけば4台も買い続けているのは、集中して長い文章を書き続けることに自分憧憬を持ち続けているせいだと思う。シンプルに、集中したいという願いをPomeraに込めてしまうのだ。で、気づけばPCに戻ったり、スマートフォンBluetoothキーボード接続して文章を書いたりしている。直感的に、道具としての納得感があれば自分Pomeraを使い続けるだろう。今回のモデルはそうなるだろうか。気づけば約2400文字を30分程度で打ち込んでいるので、まずまずの生産性なのかもしれない。それが続くかどうか、試してみたいと思う。

  • 論文書くとか、長い文章書くのに憧れがあると言う割に、凄い読みにくい文章だな。 憧れがあるっていう理由が分かるわ。

    • 嫌味な増田だな、平均的な増田よりは読みやすいだろ。 横

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん