2023-04-17

中卒成り上がり社長会社で働くということ

増田は家が貧乏だった。しかし体調を崩し長く無職になる。ずっとニートは無理だった。

そして紹介で辿り着いた会社が中卒あがりの爺さんの会社だった。規模は100人ほど。給料は安い。休みは週1。

まずワンマンは基本だ。中小企業なので当然だ。

入社するのは低学歴が多い。中卒は減ったが高卒率が高い。

高卒のなかでも出来るやつは居る。が、使えるのは中途採用組だ。新卒を育てられるスキルはない。

客への敬語無茶苦茶だしタメ口も多い。怒鳴る。キレる。法律違反平気でする。

しかし何故会社が回るのか。

人生いろいろある。そんな色々とある人を拒むことなく受け入れる会社では、時々しっかりとした人が流れ着く。日本の進学率や識字率が高くてよかった。

のしっかりしたシングルマザーだったり、前職がブラックだったり、50、60近くの人だったりが会社必死に回している。

社長はそういう人たちが大好きだ。何故なら簡単には辞めないから少々パワハラセクハラをしても大丈夫から

さら会社の中核にいるのは飲み屋出会った昔馴染みの子分たちだ。

子分さらに酷いパワハラを受ける。しか子分たちも社長借金をしているので聞くしかない。イライラして自分たちの後輩に同じくパワハラをする。

子分たちはパソコンが使えないので勿論ラインも使えない。はっきり言って仕事にならないが常に偉そうだ。

あとは、刑務所に入ってる人を引き入れたら、補助金が出るのを知ってる人は多いだろうか。

そんな人も複数人いる。いかついタトゥー背中に入ってる。能力バラバラだが、あまり長くは続かない。

補助金出る分にはまだいいが、ある日普通に入社してきたやつが飛んだと思ったら前科ありの凶悪犯だったということもあったので警察捜査しに来たりするサスペンスフルな会社だ。

さきほど会社必死に回してる人と書いたが、7割の社員自分がそちら側だと思っているだろう。

休憩はほぼとれない会社から、働いてるという感覚は味わえていく。

しか能力差が激しいので実際まともな人が4人分の仕事をしてるようなものだ。つまりこの会社ができることは社員25人規模の仕事くらいだ。

消費され続け、成長もない。成長した人は旅立っていく。

そろそろ自分もここを離れる。そうすると仲良くしてくれた人を思い申し訳なくなる。

訳アリの人たちはダメ人間が多い。それはもうダメ人間ばかりだ。しかしそれがわかるのは自分もそこにいると言うことである

みんな意外とそういうダメ人間には優しかったりする。仲間意識もあるのかもしれない。

でも、駄目だ。駄目なんだ。このままでは優しさの中で人として間違った行為を続けてしまう。

退職者が多く仕事が回らない中で一人にかかる負担は5人分いや8人分にもなっていって、責任はすべて自分に降りかかる。

そんなとこで8年踏ん張ったおかげか強面のおっさんにも物怖じしなくなったし、休みが無くても病まない方法を見つけた。

履歴書を見ればただ8年勤めた人だし、弊社の名前は近辺の同業者しか知らない。

聞いた話だと就活すると同業者には「えっあの社長会社…?大変だったね」と同情されるらしいが、まあ別業界に行こうと思う。

さようなら社長

あなた毎日、夢に出る。

  • anond:20230417155849 便乗。俺が働いている訳じゃ無いけど。 会社について 資源回収・解体業。いわゆる産廃処分業である。創業社長、現在の会長が高度経済成長期に帰郷して立ち上げた会...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん