今まで生きてきて、1度も結婚式に呼ばれた事がない。ひとりっ子かつ親戚付き合いも殆どないので、身内の結婚式にも出たことがなく、本当に祝いの席に参加した経験は皆無である。流石にこの歳になると、結婚式に出た事がないとは恥ずかしくて誰にも言えない。友達がいないと公言しているようなものだ。
友達がいなかった訳ではない、と思っている。いや、今となってはよく分からないが。
小学校はイジメられっ子だったが、学区の違う中学、高校では一緒に遊ぶグループもできた。しかし卒業と同時に縁が切れ、今ではフェイスブックでふわふわ繋がっているだけの関係。なまじ繋がっているから、彼等が素敵なパートナーと結ばれて華やかな式を挙げたことだけは知っている。早い人には子どもも出来た。大学生活はリア充とは程遠かったものの、サークル、語学のクラス、バイト先、学生寮にそれぞれ親しい人達がいた。しかし、サークルは活動がガチ過ぎてついて行けなくなって辞めてしまった。無理にでもついていくべきだったのだろう。語学クラスとバイト先の仲間は、進学•就職を機に付き合いがなくなった。こちらも高校時代同様、フェイスブックだけで未だふわふわ繋がっていて、最初の数年は同窓会もやったりしたが、そのうち開催しなくなった。SNSでの私の見かけの友達数はやたら多い。学生寮の人間とは、引越した後も比較的長く付き合っていたが、2-3年もすると徐々に疎遠になってしまった。学生寮は同窓会ネットワークもないので、今後会うことはないような気がする。大学院の研究室の関係者とは、今も関わりがない訳ではないが、非常に表面的な付き合いである。
考えてみたら、友達だと思っていたのは私の一方通行な勘違いで、どこにも友達は居なかったのかもしれない。だから、誰からも祝いの席に呼んでもらえないのだ。お前が積極的に繋がりを残そうとしなかったのが悪いんだろう、自己責任だ、と指摘されるかもしれない。確かに、私は同窓会の幹事をやった事もないし、そんなネットワークも行動力も持っていなかった。でもその程度の受け身人間、いっぱい居るじゃないか。それに、親しい(と思っていた)数人に連絡して遊びや飲みに誘うくらいのことなら、自分でもやってきた。けれど、私がやると何故か上手くいかないんだ。誰も乗り気でないような、酷い場合には全員不参加で流れるような。
今の職場にも、プライベートで飲みに行ったりする仲間はいるが、彼等を友人と呼んで良いのか分からない。職場が変われば簡単に付き合いは無くなる気がする。ついでに言うと既婚者ばかりなので、仮に付き合いが続けられても結婚式未経験なのは変わらなかったりする。
そういえば職場の後輩が、学生時代の友人の結婚式が今週末あると言っていた。新しい服やらご祝儀やら、出費がキツいと嘆いていた。「増田さんくらいの年齢だと結婚式多いですよね?どうやってやりくりしてるんですか?」と聞かれたけど、さすがに行った事がないとは言えず、金欠だよね等々言って適当に誤魔化しておいた。今頃披露宴なのだろうか。誰かの華やかな人生の門出に立ち会って祝福するというのは、どんな感じなのだろう。私には、誰かを祝福する資格は無いのかもしれない。
少なくとも年に3回くらい会うぐらいの親密さはないと呼ばれない それもまあ地味婚の時代だから親族とそういう人しか呼ばないケースが多いから仕方ない 昔は職場の同僚ぐらいでさえ...
友人とかの結婚式は出たことはない、というか友達と呼びうる知人もいない。 かつ、外見も本屋で本を買ったら釣り銭と買った本をあらぬ方向に放り投げられて床に落ちたそれらを拾っ...
もうちょいすりゃ同僚や部下の結婚式に呼ばれて 金取られるから大丈夫よw