2013-08-28

自分が犯した最大の失敗は,コミュ力不足を成績で補おうとしたところ

から友達つくるの苦手だった.

でも,クラスメートたちから認められたかった.

ゲームうまいやつ,スポーツができるやつ,話がおもしろいやつ…

そんな奴らを横目に見て,没個性的自分を呪った.なにか自分にも秀でたものがあればと…

そこで,自分勉強を頑張ることにした.

いい成績をとれば,皆から質問とかされるだろうし,きっと仲良くなれるに違いない.

そう考えた.

でも,そうはならなかった.

もともと天才肌でもガッツリ努力するタイプでもなかった自分の成績は,せいぜい上位10%(地方学校なので,そんなにすごくない).

トップには程遠かった.誰も自分のところに質問に来ることはなかったし,自分ポジションも変わらなかった.

それでも,僕はあきらめなかった.というか,あきらめることができなかった.

個性的自分から脱出たかった.

もっともっと頑張れば,いつかトップになってみんなから認められるだろう,本気でそう考えていた.

でも,やっぱりそうはならなかった.

大学内でもやはりトップには程遠かった.

周りの人たちがグループを作って楽しそうにしている傍らで,僕はひとり勉強に打ち込み,孤立していった.

このころには,薄々感じ始めていた.

きっと人と仲良くなるうえで学力なんて殆ど影響しないのだと.

周りを見れば,成績上位と下位の人が仲好さそうにしてるのなんて普通に見かけるし,

おそらくは成績が良くなっても誰一人として自分を見向きもしないだろう.

それでも,後に引けない気持ちが強かったので,愚かにも僕は勉強をつづけた.結果は,いうまでもないことだが.

結局のところ,学業なんていくらおさめても僕に友達なんて一人もできやしなかった.

きっと,自分勉強している分野を本当に好きでいたのなら,その分野つながりで誰かと仲良くなれたのかもしれない.

でも,僕が勉強をするモチベーションは,好きだからではなく良い成績を残したいからだった.

そして,それは何も生み出さないモチベーションだった.

さらに悪いことには,僕は何年も,つい先日までそのことに気づくことができなかった.

今は大学院修士過程

学生あいだに自分の失敗を帳消しにすることは,おそらく不可能だ.

長年孤立して生きてきたから,今更勉強以外のことをしようとしても,何をすればいいのかわからない.何がしたいのかもわからない.

コミュニケーションの取り方も,当然わからない.

さて,これからどうしよう.

何年もかけて頑張ってきたつもりだが,何も手に入れることはできなかったな.

この苦しみが苦しみのままで終わらなければいいのだけど.

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