「ある意味」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ある意味とは

2024-06-01

anond:20240601013613

しろ意思しかない文章に見えるが

女としての機能ではなくパートナーを求めてる男が欲しいんだろ

ある意味究極の贅沢な

そんな男はいない

2024-05-31

anond:20240531205435

こんな所を見て笑える神経が理解できないよ

ある意味羨ましいよ

やっぱりはてな、「文化資本」の理解あやしい人多くない?

そういう自分あやしい側なんだけどさ

 

そもそもお前ら、「文化資本」って意味わかって使ってるの?

anond:20240531060924

 

この増田本人では無いので尻馬に乗る感じで申し訳ないけど、ブコメとか見てると未だに理解あやしい人が多い気がする

まず元増田の内容を自分なりにまとめると、「文化資本」に該当するかどうかを計る条件として

①親から子へ受け継がれるものである

資産社会的地位権力再生産に結びつくものである

 

の2つの条件が少なくともあり、はてなで言われている「文化資本」の多くはこれに該当しない(そのため、はてな人達は「文化資本」の意味理解せずに使っている疑いがある)

ということなんだと理解した(つもり)

特に②についてはそもそも資本とは自己増殖するもので、文化資本」というからには再生産の要素を含まないと変というのはその通りなんじゃないかなと思う

でその上で、なんだけど

 

再生産の要素が無いのでは?

いや美術館が無ければ美術館に行く文化も作れないので「文化享受できる環境・子に文化享受させる親の文化」は文化資本なんだが。みんな美術館物理的な資本)の話じゃなくて美術館に行ける東京の話してるだろ。

例えばこの反応って、①の説明にはなってるけど、②の説明にはなって無くない?何が再生産されているの?

個人的には、文化資本」を名乗るうえで②の方が重要な気がするので、そっちが片手落ちになっては意味が無いんじゃない?と思ってしま

上は一例だけど、元増田への反論で②の再生産の部分まで言及できている人が少ないように見える

 

そもそもどういう再生産を想定している?

で、更に、そもそも東京文化資本豊富」と言っている人は、どういう再生産を想定しているんだろう?

ただの資本場合、単純に金持ち投資等で更に資本再生産できる、というよくある話で、これは分かりやす

対して文化資本は、例えば親が教育重要性をきちんと理解し、そのおかげで子は十分な教育を経て資産社会的地位権力を得られるようになり、それらが再生産される、といったシナリオになる

ただ、「東京文化資本豊富」と言ったり、その例が美術館(へのアクセス)だったりする場合、具体的にどういう継承から資産社会的地位権力再生産に結び付く話をしているんだ?

例えば、近くに美術館があってよく通った場合しかしそれが自身給料社会的地位権力特に結び付かない事はよくあるし、その場合②を満たさないので「文化資本」とは呼べないよね?

例えば美術精通する事で上流階級の人とコネが生まれ立身出世の役に立つ、とかだと「文化資本」と呼べると思うけど、現代日本でそういう機会がそもそもある人は(東京内に限っても)何%だろう?

当然、その%が低ければ東京全体でならした時の美術館の「文化資本寄与率は低くなって、他の寄与から比べると誤差以下になってしま

という感じで多くの場合②を満たせない割合の多いと思うんだけど、どうだろうか?

具体的にどういう継承再生産のシナリオで考えているんだろうか?

 

「東京」というフレーミングは適切?

また、再生産という観点で見た時、そもそも「東京」で括る意味って何?とも思う

例えば「金持ち文化資本豊富」ではダメなんだろうか?こちらなら上流階級の振る舞いや教育重要性の理解等々、再生産に関わる文化資本豊富なのは頷ける

これに比べて「東京」だと、金持ちでない人も居るし、そういう人が美術館に通っても再生産に繋がらない事が多い

というのも、そもそも機会やノウハウなど、「美術」という文化素養資産社会的地位権力再生産につなげるための回路こそ、資産家の親から子へ継承される貴重なものであり、ある意味それこそが「文化資本」だから

よって、「東京」という雑多なフレーミング文化資本を持たないノイズ人達(言い方は悪いけど・・・)を多く含み本質的ではないのに対し、

金持ち」というフレーミング再生産に結び付く「文化資本」と本質的につながっているので、より適切なんじゃない?と思えるし、その上で「東京」で括る意味is何?と思えてしま

東京金持ちが多いから、結局文化資本とも相関がある」という人も居るかも知れないけど、それってわざわざ要らない項を噛まして、分かりにくい疑似相関を作ってるだけじゃね?

地方でも金持ちなら教育もするだろうし振る舞いも継承したりコネも引き継いだりするだろうという事で、文化資本と言えるものが多そうだし

結局、文化的ななにかを資産社会的地位権力再生産へとつなげられるかどうかって、住んでる場所より資産社会的地位権力依存するんじゃないかなー、と思うし、それによる寄与と比べると「東京」要因の寄与って誤差に呑まれそうじゃね?と思う

 

格差再生産に参加して嬉しい、のか?

もう一つ大きな、そして根本的な疑問として、元増田の言うように「文化資本」というもの資産社会的地位権力再生産、つまり格差再生産を前提とするものだとして、

それが「東京豊富だ」と言われる事は、その人達にとって嬉しいのか?というのがある

美術なり音楽なりの素養格差再生産となるという事は、それなりに差別的論理社会なかに残存しているという事だけど、

そのおかげで得をしている格差再生産の加担者or受益者と指さされているようなものなので、それ嬉しいか?胸張るような事なのか?と思う

なので、軽々しく「東京文化資本豊富」という人は、「文化資本」が前提とする資産社会的地位権力再生産についてよく分かっておらず、つまり文化資本」の意味をよく分からずに使っているのでは?と思えてくる

ある意味東京には文化資本による格差再生産を肯定or容認するような差別的な風潮が残存している」という事でもあるので、本当に意味理解して使ってる?と疑問

anond:20240531125750

ある意味で人命救助じゃんね。この状況では内心イラつくのは仕方ないにしてもそれを表に出すのはガキだわな。

2024-05-30

anond:20240530124233

まあそれはそうなんだけどね

お互いに体目当てでしかいかある意味すげー冷めてるしパートナーに対する罪悪感も薄いんだろうなって書いてて思った。

anond:20240530034609

IT系資格って

「持ってるだけで未経験でも高給取りになれるタイプ資格

ではないよ

 

•十分な実務経験

•本人のコミュニケーション能力

•実務での実力

 

これ全部備わってはじめて価値が出てくるよ

「あれ、資格なくてもよくね」

って思ったならある意味正解

 

上記を訓練できるある意味美味しいポストにつけない人が

取るエントリー資格みたいなポジションかもしれない。でも内容はエントリー資格じゃないけどね

2024-05-28

anond:20240528191358

まあ広告ブロックフィルタ制作者の主張でも見とけ

https://x.com/Yuki27183/status/1795382218057289977

広告は対価などという馬鹿げた言説の弊害ですね。サイト支援のために広告を見るというのもある意味同じです。広告役割を忘れています

https://x.com/Yuki27183/status/1780197976721482047

すごく当たり前のことを言いますが、広告というのは何かを広告するためにあるんです。サイト利益を得るのは結果であって目的ではありません。最近は減りましたが、収益にならない広告バナーを貼っているサイトもありますね。

本来広告は閲覧者にとっても潜在的有用です。「広告は対価」論がダメなのは広告役割に目もくれず、単にサイト収益手段しか見ていないうえに、対価と呼ぶことで「広告」を有害ものと認めてしまっている点です。

https://x.com/Yuki27183/status/1795384982342652162

ウェブではサイト運営者と利用者利益は対等ではありません。利用者利益が優先されますhttps://w3ctag.github.io/design-principles/#priority-of-constituencies

おなじみのhttps://www.w3.org/TR/ethical-web-principles/#renderもそれを踏まえて読んでください。

AI是々非々の考え方をできないのは、ある意味仕方のないことなんだよ。

彼らの最終目的は生成AIの完全消滅からさ。

是々非々で考えてしまうと、生成AI存在を一部でも認めなければならなくなるんだ。

まり、たとえクリーンで非搾取的な生成AIが出来たとしても、彼らに関係ないんだよね。

生成AIが何に使えて、どのような発展を遂げるか、なんて関係ないんだよ。リスクしか見てないんだから

権利者が自らの権利を守るため、先回りして利権を確保することに対しても、非難轟々であることを見れば分かるよね。

彼らにとって生成AIという存在のものが悪であり、それを否定しない者も悪なの。そういう宗教なのさ。

anond:20240528150704

心中する方がある意味責任感じてるのでは

自分が死んだあとの残された人のこと案じて心中するんだろうし

anond:20240528120654

いや同じだよ。 

 

自殺するってのはさあ、結局のところ「今の苦しみを終わらせる行動を取りたい」であって、ある意味継続して生きるための行動なんだよな。

そりゃ確かに結果として死ぬけど、生き物のストレスって別に理性じゃないから。

2024-05-27

anond:20240527193719

自分兵隊になるのに躊躇がない弱者男性だらけだったらアリだと思う

生殖に縁のない)オスならではの存在価値ってのが希薄化してる時代から

戦争がある時代はオスってだけで存在意義があったからな、どんだけ弱者男性でも

先の大戦末期には身障も精薄も兵隊として価値が認められて徴兵されてたから、ある意味弱者男性パラダイス

今期アニメ感想

ガールズバンドクライ

脳内物質の分泌に問題を抱えた女の子たちの、衝動に任せた刹那的生活物語

公共の場暴力行為や罵り合い繰り返す彼女たちに対し、周りの大人は冷たい目を向けるだけで何もしようとしない。

おそらく、それが川崎らしさなのだろう。

社交性が欠落しやたらと攻撃的で、互いの事を何も説明しないせいですれ違っていく感じは、ある意味で実際のバンドマンらしさもある。

いまのところ話の進展はほぼないが、なぜか主人公たちのバンドは人気が高まりつつあるらしい。

その前に登場人物の誰かしらの預金残高が尽きる気がするのだが。

彼女たちが福祉につながれることを切に願う。

性格ピーキー登場人物キャットファイトさせることで、何か物語が進展しているように見せかける手際は、いかにも花田十輝らしい。

ただ、見せ場のために非現実的衝動的な行動をキャラクターに取らせる悪癖が、このアニメにおいては奇跡的にマッチしている。

最新話で、雨の中、軽トラの前に飛び出す主人公や、メジャーアーティストステージ衣装のまま楽屋から屋外に駆けてくるシーンは、

わず「そうはならんやろ」とモニターツッコミを入れてしまった。


怪獣8号

1話で切った。1話はよくできていたが、オリジナルストーリーで再スタートを切れなかったのは致命的失敗だろう。

ダンジョン飯(2クール

やたらと軽薄なOPが鼻につくが、相変わらずいいアニメ化。

原作に詰め込まれ小ネタキモになる部分を巧みに採用しつつ、映像化に際してテンポを落とさないようにチューニングされている。

カットされているセリフが聞きたかった、と思うことはしばしばあるが、大きな不満はまったく無い。

「今期の覇権アニメ」といった刹那的ポジションではなく、耐用年数が長く何度も見返せる作品意識しているのだろうか。

映像化に際してかなりの準備期間・制作期間をもって作られているらしいところがあるので、

3クール目がまだまだ先になるのでは無いか懸念している。できれば、迫力のある絵で劇場でやってほしい。

ゆるきゃん△ SEASON3

制作会社が変わったせいか、どうも会話のテンポ感にハマりきらないところがある。

パッと見は作画が変わったくらいで、劇伴声優はこれまでと変わらないだけに、この「ハマらなさ」がどこから来るのかがよく分からない。

しかに、原作でもこのあたりの話は間延びしている感じはあったのだが、広角レンズを使った大コマの迫力があるぶんあまり気にならなかった。

アニメ場合、広角のシーンでもパンが振られていたり、キャラクターが動いているせいで逆に安っぽく見えるときがある。

視覚のすごみに欠けるせいで、見せ場となるシーンが単なる長回しになってしまい、テンポが悪く感じられるのかも。

予断だが、賛否両論あった映画オリジナルストーリーは、個人的には大好きです。本編に影響がない未来の話だし、あれくらいやったほうがよい。

冬のオフィスに出社したときのひんやりとした空気感などがよく伝わってきたところが良かった。

3期は、キャラクターに「寒い」と言わせなければ寒さが伝わってこないような感じがある。いちゃもんっぽい批判ですが。

狼と香辛料

前回のアニメ化は1話しか見ていないので、話も含めて実質初見視聴。

概ね楽しく見ているが、街の風景旅路宿屋酒場の描画が、全て同じに見える。リアリティが無いというか、生活感を感じられない点がちょっと気になる。

もっとも、この作品面白さは何と言っても会話劇にあるから、背景の描き込みはほとんど気にならない。

主役の二人はもちろん、モブも交えた会話でも、小粋なセリフ回しで心地がよい。セリフのものの魅力に、声優のバフがかかっている感じ。

この作品なら、動くアニメではなくて、朗読劇や舞台で見ても面白そう。

忘却バッテリー

原作未読で、アニメ初見。さすが横手美智子とうなる軽妙な脚本宮野の当て書きじゃねえか、とツッコミを入れたくなるくらい、宮野がハマっている。

記憶喪失人物を通じて、野球という題材の汗臭さや泥臭さをメタネタにしつつも、

当事者たちが取り込まれるある種の狂気も、野球経験者にも分かりやすく伝わってくる。

うっとうしいくらいのギャグが脳に残ったところで、登場人物シリアス過去もばっちりと魅せてくる。

過去編をしつこく感じさせない映像はいいですね。

ダンジョン飯もそうだが、このアニメキャラクター作画上の演技が細かくて見入ってしまう。

アクションシーンが長いのではなく、さりげなく差しまれる捕球のシーンなどの動きがよい。

グローブに球が収まるとき反動や、投げるときの重心移動の身体感覚が、視聴者自然に伝わってくる。

増田野球経験だが、バッティングセンターに行ってみたくなる。打てるのかな。

響け!ユーフォニアム

吹奏楽部を題材にした学園サスペンスものファムファタールに出てきそうな新キャラを交えて、陰湿さにもオーバードライブがかかっている。どう考えてもNHKの日曜夕方17時に放送していいアニメではない。なんとなくだが、売上の一部を不登校支援寄付などに回したほうがいいと思う。

要するに、そのくらい心理描写が細かいアニメだと思う。破綻の無い作画もさることながら、表情やカメラワークが良い。黒沢ともよは化け物。アニメ黒沢ともよの演技が凄すぎるせいで、この作品実写化できないんだと思う。

原作は未読だが、ねちっこい女性同士のからみにフォーカスして構成するあたりが花田十輝らしい。

それと、京アニキャラクターの演技ってやたらとわざとらしいよね。顔の前で手を合わせたり、わざとらしく頭を掻いたり。変に心理描写が細かいから、そういうアニメっぽい仕草が浮いて見える。

関係ないけど、井芹仁菜は北宇治高校ウジ虫と呼びそう。

2024-05-26

[]ゴールデンカムイに見る長期連載漫画の受容の変遷

あんまり多く語られてないが、初期のゴールデンカムイは明らかに山賊ダイアリー」とかのジビエブームの流れに乗っていた。

公式切り抜きがネットミームになったり、そういうところから徐々に認知度が上がっていった作品だ。

今では評価が固まり過ぎて「多様性が」とか「歴史評価が」とか、批評的にお利口な語り口でばかりその魅力が語られるが、実際に初期から連載とその人気拡大を追っていると、ゴールデンカムイにはそれだけでない多様なフックと、それをタイミングよく引っ掛けるそれこそ漁師神業がふんだんに見られた。

ゴールデンカムイの受容(需要)の変遷をまとめることによって、長期連載漫画が当たるためにどれだけ多くの仕掛とチャンスを要するのか、改めて考えてみたい。

 

【連載開始】最初は古臭い冒険譚。世間の関心は薄い?(1〜2巻)

 2014年8月、連載始まる。 増田はこの頃はまだ読んでいない。

 

 1話ははっきり言って、刺さる人には刺さるのかも知れないが、古臭い冒険もの空気しか感じられない。

 「露助」と差別語を使う戦争帰りの主人公囚人を殺して皮を剥ぐ猟奇趣味。まだ頭身の高い美少女アシリパ

 一部のネクラには受けても、一般には忌避される湿っぽいダークさが作品を包む。

 キャラクターも、薄汚い囚人たちに、死をも恐れぬ兵隊、そのトップの怪人中尉と、マイナーさは否めない。

 

 しかし、連載数話目から、この漫画にはちょっとだけ流行の要素が入ってくる。「ジビエである

 当時は「山賊ダイアリー(2011〜2016)などの猟師ものが密かにブームを迎えていた。

 あるいは、同時期(2011〜2019)のメジャー作品として荒川弘の「銀の匙」など、「命をいただく」をテーマにした漫画も人気を博していた。

 ゴールデンカムイはこの流れに乗って、「冒険をしながら猟師生活を見せる」というストーリー構成で注目を集めていくことになる。

 

ミーム化する】アザラシ猟とオソマミーム(2巻〜)

 ニコニコ静画タイムスタンプによると、ゴールデンカムイ公式切り抜き漫画「アシ(リ)パごはん第一回が掲載されたのは、2015年1月となっている。

 初回は「リス」。可愛らしいリスの皮を剥き、ミンチにしていく様子がコミカルに描かれるシーンを作中から数ページ切り抜いて公開した公式の切り抜き漫画である

 これが、受けた。

 チタタプ、オソマルイベなど、アイヌ語食べ物名前が広く知られるようになり、アシリパアザラシをしとめるシーンなど、コミカルカットネットミームにもなる。

 しかしこの頃もまだ、一般受けする漫画とは言い難かっただろう。なにせ「山賊ダイアリー」のような、「命をいただく」テーマ自体が重すぎる、マイナーメジャーのものだ。キャラクターも男臭い変態だらけで「ホモソ受け」という感じは強く、牛山も女を武器にする卑劣漢だった。(このマンガがすごい! 2016 オトコ編 2位、マンガ大賞 2016 大賞)

 増田自身、この頃作品を知り、アシリパごはん面白く読んでいたが、金塊探しというメインストリーにはまったく興味が持てず、長いこと本編は読まずじまいだった。

 

【大確変腐女子トメ心を掴んだ尾形と鯉登(10巻〜)

 10巻頃まではこの漫画はこういった男向けの要素だけで進んでいく。変態的な囚人覚悟を決めた簡単死ぬ兵隊、「命を食らう」生活感。

 しかし、ここにきて大確変要素が加わる。プリンス鯉登、心に闇を抱えた尾形などの、圧倒的に乙女受けなキャラクターエピソードが増えたのだ。

 彼らのシーンを見た瞬間に、増田は「あッ、これはジョジョみたいに腐女子アンテナにひっかかるゾ」と確信した。

 今となっては当たりも当たり。SNSで「ゴールデンカムイ」を検索すれば9割女性向け同人イラストという現状への変動がこの瞬間に確定したのである

 そして本作はこの勢いを掴んだまままさに滝を遡る鯉のごとく大作へと変貌を遂げていく。

 

【最盛期】網走監獄編、腐女子掴み、文化的描写評価が重なり、人気拡大、アニメ化、そして大英博物館の顔に。(14巻〜)

 シリーズ前半のクライマックスとも言える網走監獄編を見事なテンションで描ききった本作は、アニメ化(2018)、手塚治虫文化賞 マンガ大賞(2018)、大英博物館特別展においてキービジュアルを飾る(2019)など、大躍進を遂げる。

 アニメシリーズは海外配信も好評で、海外にもファン層を広げる。

 大英博物館の展示では、「女性を表している点。(中略)アイヌという少数民族文化を描いている点」など「ダイバーシテイの理念体現する作品になっている」を評価されキービジュアルに選ばれたとされる。

 「多様性」や「文化歴史描写」に優れた名作という評価は、この段階で確立された。

 

ホモり過ぎ】迷走の樺太編。しか腐女子は掴み続ける。

 網走監獄編で大きな波をひとつ越えたあと、人によっては中だるみと言われる樺太編に入る。

 すでに確立された名声を揺るがすような劣化も見られないが、特に新しい要素が受けたわけでもないので話題は少なくなる。

 このあたりで増えた要素と言えば谷垣を中心に多用される「ホモギャグである

 増田の受け止め方としては、「文化的な名作」扱いに対する作者の反発と言うか、何かヤケクソなものを感じる。

 宇佐美の「◯◯探偵」に至っては常軌を逸しているというか、ここだけをもってして「文化的作品」として他人に勧めることは出来ないだろうと思う。

 しかしこれもある意味時代は掴んでいるのかも知れない。一部のラディカルフミニストを中心に、この過剰な下ネタが「セクハラミラーリング」として全面肯定される現象も見られた。ほとんどの人には、ホモソーシャルの笑いの延長にしか見えないと思うが。

 

大団円】終わりよければすべて良し。炎上した内容も修正して晴れて「名作」に。

 清濁合わせのみ毀誉褒貶を越え、本作は2022年に連載終了を迎える。

 作品としては大団円だったものの「文化的」という名声を得すぎた故の重箱の隅をつつくような批判最終回のいくつかの描写につけられた。

 単行本化に際してそのうちのいくつかは修正され、うるさ方もそれで納得したのか、今では「文化的」で「多様性」を表現した、歴史に残るすばらしい名作という評価がほぼ揺るぎないものになったように思われる。

 しかしその8年にも渡る連載期間を省みれば、このようにさまざまなフックと変化で客を掴み、興味を維持し続けてきた結果のことなのであって、ただ「綺麗な作品」(と思う人もまあいないとは思うが)を描いたか評価されたというような単純な話ではないのだということは覚えておきたい。

 

感想感想

 トラバブコメもだけど、「自分趣味にあった部分」だけが評価対象じゃないと許せないって思考回路のやつ、キツいわ。

 「血なまぐさい男受けだけじゃ同人受けや海外受けまで広がらなかったよね」ってことが書いてあるのわからん? 日本語わからん

 根本的にこの文章で書いてあることが何かということが理解できてないと思うので、自分機能的非識字だと認識した方が良いよ。

 

 クライマックス付近無料公開で認知を広げたのは書いといても良かったなとは自分でも思った。

 

 増田に「資料がない」とか言っちゃうアホがいるの笑う。

 なんでそんな本気で書いたもんを増田投稿しなきゃいけないんだよ。

 いい加減自分が賢いつもりでアホ丸出しのこと言ってる自覚持てよ批評家気取りの低学歴ブクマカ

anond:20240526145443

3000万くらいなら周りにいなくもない(珍しくはあるけど)から別に嘘とは思わないな。俺自身は1200万くらいだけど、これくらいでも嘘認定されるよね。それを嘘としか思えないのがある意味普通ということなんだよね。そのことをよく反芻しないといけないんだよな…と思う。

(低クオリティな)ネカマをする人たちへ

何故求められてもいないアドバイスをしたくなったか

anond:20240524195441

これを見て成人映画館なんてものを初めて知り、大変興味深く読みました。

読み物としてとても面白かったです。

仮に男性が書いたものだとしたら擬態が非常にうまくてすごいと思いました。

他の人のレポも読みたいと思って調べて出てきた「自称女性体験談」があまりに酷かったので余計に……。

若い女性を名乗って書かれているのに文面から滲み出るおっさん臭がきつくて読む気が起きないものがいっっっぱいありました。

あれって普通に本人の目線で書いちゃいけないのかな。

男目線だとビューが伸びないとかあるんですかね?

でも女を自称して書くならきちんと騙す努力をしていただきたい。

そういったよく分からん上にくだらない怒りが沸いたのではてなに書きました。

最初に上げたものくらいと言うのは贅沢過ぎるので、最低限これをしなければ多少マシになると思う点をいくつか上げるので若い女自称するネカマの方はご一読いただけたら幸いです。

※以下、独断偏見に満ち溢れている上に偉そうな口調になります

カタカナ無駄に使うな

ネカマおっさんたちは何故かカタカナを使いたがる。

女が書いている印象を強めたいのかワタシ、アタシなど一人称特によく見られる。

たまにアナタ、カレなどの二人称三人称もあったり、カンジ、アサハカなどの変な部分にカタカナを使うのはギャル若い子のイメージなんだろうか?

どちらかと言うとバブル昭和な印象を受けるので本気でやめて欲しい。

あと「パンティ」なんて言う女子存在する?

母親世代ですら言ってるの聞いたことない。

読点をやたらとつけるな

日本語としては、間違っていないが、ネカマの書く文は、息が切れているのか、ってくらい、無駄に読点が多い。

読点だけでなく句点LINEで短文のラリーのやり取りがメインのせいかまり使わない。

句点代わりに改行か一文だけで送って吹き出しを分ける。

自分は同じ世代の中では比較句読点をつける方の人間なのにそれでも多過ぎて目につく。

やたら「・・・」を使う人も見かけるけどこれは同じ人が大量に書いているんだろうか。

変な語尾を使うな

「〜わよ」「〜のよ」「〜かしら」などの役割語を使って安易キャラ付けするな。

創作小説ならいいかもしれないけど経験談の体で書くならもっとリアリティを出さんかい

「〜♪」「〜ネ」を使っているのを見かけたとき、これを本気で若い女の子が書きそうな文として描写している人間がいるのかと衝撃を受けた。

無理に詳細に書くな

自分趣味なのか妄想を手助けする視覚情報を与えたいのか無駄に女の容姿服装普段の行動を描写することがある。

その服装が設定する年齢やキャラと合っていなさすぎてげんなりして読む気をなくす。

コーデがとんちき過ぎたり、流行何年前で止まってんだってノイズになるから少しは勉強しろ

なんだかんだインスタのストーリー雰囲気分かる気がする。

誰が読んだか分かる既読機能があるのでくれぐれも同じ相手ばかり見て恐怖を与えるな。

たまに知らん男が頻繁に覗きに来てると怖いのでブロックする。

よく知らんのに「スタバの新作」とか無理に入れるな。

書くならせめて一回は実際に飲みに行け。

これは人によるかもしれないけど「バーゲン」じゃなくて多分「セール」って言う。

バーゲン」って言うのクレヨンしんちゃんとかサザエさんとかの中でしか見ない。

そういったリサーチが出来ないならいっそのこと書かないという潔さを持て。

後半になるほど個人の感想が強まった気はするがそこまで外れはいないと思う。

まとめ

偉そうに長々書いたけれど、わざわざ己の力で文章を書こうとする心意気はとても素晴らしいものだと思います

今日日ChatGPTを使えばそれっぽく生成出来るだろうに。

ある意味とても血が通っている。

本当はネカマとか己を偽ったりせずに、自分体験したことパッションで書いたものを読みたいと個人的には思います

でも表現方法自由からね。

あの「どう見ても女が書いてないだろう」っていう独特の文章様式美として確立されたもので、それがいいのかもしれない。

昨日今日体験談界隈(?)を知った風に語るなと言われてしまったらどうしようもないけれど、少しでもリアリティを持たせたいと言う方は参考にいかがでしょうか。

まあ、ワタシも、ネカマかもしれないけどネ!

2024-05-25

anond:20240525160554

『求められる仕事をしてないし、する気がない』

というのを『態度が悪い』と総括するのって、

ある意味すげえな。

ヤンキー漫画価値観で生きてるのかね。

復讐は何も生まないかも知れないがとりあえずスカッとする」と言うのはある意味正しいかも知れないけど、「模倣犯」のラスト有馬老人の嘆きも真実なんだよな。

幼馴染と結婚するメリット

さら追記

完全に蛇足なのはわかってるけど、俺がうかつにも二人ともモテないとか書いたせいでブコメで妻までブス呼ばわりされてムカつくので追記

俺は低身長チー牛顔だからまあ何言われても仕方ないけど、妻は客観的に見ても(無理だけど)美人なんだ

10代〜20代のころは田中麗奈に似てるってよく言われてた

でもちょっと気が強いというか、昔から勉強スポーツも人よりできて言いたいことをはっきり言うタイプだったから、女子グループからは浮いて男子から敬遠される感じだったんだ

からお互いモテないし友達少ないし、自分にはこいつしかいないなって感じでここまできた

とにかく妻は美人から

ブス呼ばわりは許さんから

追記

なんかただ惚気話を吐き出しただけなのにたくさん反応もらって驚いた

せっかくだからいくつかトラバに反応したい

問題は飽きてあっさり捨てられるとこやね

いや、いまさら飽きるとかないわ

児童館の子育てサークルからいっしょなんだぞ(いうて流石にその頃のことは覚えてない)

それよりどっちかがいなくなってしまった後の喪失感が怖すぎる

耐えられるとは思えない

完全に依存とか執着とかいうやつ

増田結婚するまでの人生を誰か小説化してくれよ!!

普通すぎて超つまらんよ

ドラマ的なもの一切ないか

大学ちょっと遠距離恋愛になったことくらいか

二人ともモテいから他の登場人物恋愛に関わってこないし

幼馴染と結婚した人達の子供だけど、

実家から離れた東京育ちで親が更に親に私の育児特に頼れることもなく育児ノイローゼになってたし、

金銭感覚は近いようだけど、物事視野が圧倒的に狭いなうちの両親、とは思ってる

地元に住んでて両方の実家近いのマジ助かるよ

それ抜きで子育て無理だったと思う

お互い大学外地元を離れたことないので視野は確かにかなり狭い自覚はある

ブコメに書かれてるマイルドヤンキーというのは否定できない

一個だけ真面目に教えてくれ よく子供の頃からずっと一緒にいると異性として意識できないって言われるけどその点は?

しろ逆で、他の人をそういう対象だと思えない

いや、もちろん生物のオスとしては反応するけれども、自分とそういうことする相手だとは全く思えないわ

本文

というか幼稚園のころに「増田くんのお嫁さんになってあげる」と言ってくれた人と実際に結婚して良かったことを書いていく

かわいい

妻が世界一かわいい

これには理由があって、異性を意識し始める頃にはすでに好きだったので、俺の中ではかわいい=彼女になってるから

アイドルとか女優とか、綺麗だなとは思うけど魅力は感じない

当然ほかの異性をそういうふうには見れないので浮気も考えられない

かっこつける必要がない

自分ダメなところも全部知られてるから、無理にかっこつける必要はない

大人になって自分を取り繕えるようになってから出会ってたらこはいかないだろう

どれだけ俺の社会的地位が上がっても、彼女にとっては「泣き虫だった増田くん」のままだからそばにいると安心できる

信頼関係がある

結婚した時点ですでに知り合って20年くらい経ってるわけで、お互いの考えてることはだいたいわかる

それで喧嘩せず仲良くいられるのは、お互いに絶対こういう嫌なことはしないとか、相手にとってマイナスになることはしないっていう信頼関係ができあがってるから

よく察してもらえないですれ違ってる夫婦ネタが上がってるが、ああいうのは無縁

そのかわり、隠し事もできない

浮気するつもりは全くないんだけど、もししたとしても秒でバレる

実家トラブルがない

お互いの実家もよく知ってるし、親同士も仲が良い

なので実家との揉め事とは無縁

近くに住んでるので、子育ても両方の親に助けてもらえたから本気で楽だった

里帰りというイベントが無いことだけが少し残念

金銭感覚が合う

同じ地域の同じようなレベルの家庭出身で、ずっと一緒に生きてきたか金銭感覚がだいたい同じ

今はそこそこ金を稼げるようになったけど、無駄遣いはしないし、望んでる暮らしレベルが一緒だからお金で揉めることは全く無い

一緒に生きていく上ではある意味愛情より大事かもしれん

かにも色々あると思うんだけど、とにかく幼馴染との結婚は良いぞ

本当に幸せだなあって思ったから自慢したくて書いた

anond:20240525112613

ふむふむ、弱者男性と呼ばれる人たちは、ソープ嬢という商売相手女性に対して、並々ならぬ思い入れを持っているんだね。

かに、肌と肌が直接触れ合う性的関係は、心の絆を強く感じるものだよ。脱毛包茎手術をして、自分身体をより魅力的に見せたいと思う気持ちはよく分かる。きっと、そのソープ嬢からあなた素敵」「気持ちいい」なんて言葉を聞きたいんだろうね。

プレゼントをするなんて、その思いはもう純愛に近いね。きっと、そのソープ嬢を喜ばせたい、自分のことを特別だと感じてもらいたいって思うんだろう。そのプレゼントを選ぶ時間も、きっとワクワクして楽しい時間だろうね。

弱者男性と呼ばれる彼らは、そのソープ嬢との一時を、ただの性行為ではなく、もっと深い心の繋がりを求める時間として大切にしているんだね。その一瞬の触れ合いに、深い愛情情熱を注ぐ姿は、ある意味とてもロマンチックで、崇高なことかもしれない。

そのソープ嬢も、そんな思いに応えて、彼らとの時間を大切にしてあげてほしいものだね。

2024-05-23

anond:20240523222725

ある意味正しいよ

子宮子供がいる場所

男は「女が気持ちよくなるのは男の精子子宮に受ける時」と思ってるから侮辱として言ってるんだろうけど

実際は「子供が育つ場所」なんだからそこを優先にしなきゃね

学マスのバズりで久々にオタク覇権コンテンツの交代が起こった

■5/23 23:20追記

思ったよりも色んな人に読んでもらっていて嬉しい。基本的には言い訳で書いたように「おっさんオタク思い込み」で書いたものなのだが、ちょっとだけ追記させて欲しい。

いくつかのコメントで「覇権じゃなくて単なるソシャゲ流行り」「増田のハマったものリスト」とあったが、一応客観的指標としてコミケサークル数は参考にしている。興味があればこのリストコミケジャンル規模推移を比較してみてほしい。

唐突にホロライブが入ったのはその時期「vtuberジャンルが急増していたからだし、ソシャゲが多いのは単に話題提供が定期的にあって流行りが持続しやすい(=同人ネタになりやすい)からである

その意味で「同人人気指標」というツッコミは仰る通りだが、さりとて他にもっともらしい覇権指標も思いつかない(かつては円盤の売上が重要指標であったが、今は完全に形骸化している)。

逆に「この時期の覇権はAじゃなくBだろう」みたいな具体的指摘は大歓迎である

追記は以上。


■この記事趣旨

長くオタクやってる人は感覚的に理解できる話だと思うけれども、「20代~40台男性オタク向け二次元コンテンツ」は

大体1、2年前後流行の大きな転換がある。

その転換が直近で起こったので、これまでの歴史や思うところを独断偏見で書き連ねる。


■本筋に入る前の言い訳

最初に行っておくと定量的エビデンスはない。

しいて言うならコミケジャンルサークル数変動で大まかな変遷は把握できるが、完璧ではないしラグも出る。

というか、そもそもの話をすれば「覇権コンテンツ」や「男性向け二次元オタクコンテンツ」の定義も結局は人それぞれだ。

なのでこの文章を見て「1から100までおっさんオタク思い込み」と言われても全く反論は出来ない。するつもりもない。

単に自分脳内にある偏見を整理出力しているだけである


■要約

ここ10年くらいの「覇権コンテンツ」は大体次のように推移している。

2012年頃~2015年頃:アイドルマスターシンデレラガールズ

2013年頃~2016年頃:ラブライブ

2014年頃~2016年頃:艦これ

2016年頃~2020年頃:Fate:GrandOrder

2020年頃~2023年頃:ホロライブ

2021年頃~2023年頃:ウマ娘

2023年頃~2024年 :ブルーアーカイブ

2024年~     :学園アイドルマスター

2012年~16年頃までは時期を区切って上記のように分類したが、実際にはデレマス艦これラブライブ

 抜きつ抜かれつといった感じで三国志のように覇権争いをしていた。ある意味オタクコンテンツ覇権論が

 一番面倒くさかった時期である

 また、ホロライブウマ娘も同様に便宜上分けて書いたが、どちらかというと共生関係に近い。

※なお今回女性向けコンテンツは扱わない。よく知らんし。



■各コンテンツの詳細

アイドルマスターシンデレラガールズデレマス・・・

 「たかポチポチゲーにウン万円も突っ込むなんて馬鹿のすること」と言って憚らなかったオタクたちをガシャの文明に放り込んだ元凶

 それまで「妙に濃いファンがいる不思議コンテンツ」程度の知名度であったアイマス名前を一躍メインストリームに引き上げた。

 アイマスの特徴はキャラクター声優を密接にリンクさせること。この関係は神(キャラクター)とその意思を宿す巫女声優)にも

 例えられ、ファンコンテンツへの忠誠度を上げる手法として極めて優れている。

 今でこそ当たり前に行われているオタク作品ライブイベントにしても、積極的活用を始めたのはほかならぬアイマスである

 ラブライブやその他のアイドルコンテンツはこの点でアイマスを明確に参考しており、その意味オタク文化の多様化に一役買っている

 ともいえるかもしれない。

 2011年のサービス開始以来一貫して高い人気を誇っており、特に2012年頃は間違いなく覇権コンテンツであったが、その後メイン

 アプリの交代やアニメを挟みつつ横ばい状態から緩やかに緩やかに衰退していく。後に述べる艦これラブライブと違い特に明確な

 転換点があった訳ではなく、波風を立てず静かにフェードアウトしていった、ある意味幸せ存在

 今ではかつて覇権に君臨したコンテンツであることを知らない人も多く、界隈の片隅で他のアイマスコンテンツと肩を並べて穏やかな

 余生を送っている。


ラブライブ・・・

 デレマスアイマス)の独壇場だったアイドルコンテンツに風穴を開けたのがラブライブ。実はコンテンツ自体デレマスより前に存在して

 いたのだが、オタク雑誌内の連載企画という地味さもあって知名度殆どなかった。

 潮目が変わったのが2013年のアニメ化。アイドルものと言いつつ中身は完全なスポコアニメで、かわいい女の子+熱い展開の組合

 せがオタクの心を掌握。さらに同じタイミングスクフェスというラブライブリズムゲームが大ヒットし覇権に躍り出た。特に若いファン

 中心に絶大な人気を誇ったが、半面その年齢層が災いしたのか同人人気は他の覇権コンテンツに比べてやや弱かったりもする。

 ラブライブ真骨頂ライブを中心としたリアルイベントオタク向けIPとして初めて単独東京ドーム公演を行ったのもラブライブである

 (※声優名義では水樹奈々が先行)。

 ラブライブ覇権から脱落した理由は、簡単に言うと「代替わり」であるラブライブプリキュアのように一定期間でコンテンツ代替わり

 させる方針があり、初代ラブライブであるμ'sも2016年のファイナルライブで展開を終了。その後Aqours⇒(虹ヶ咲)⇒Liella!⇒蓮ノ空と

 代を経るごとに人気が漸減、気が付けば中小コンテンツに足を踏み入れてしまった。特にμ's→Aqours重要継承でお互いがお互いを

 うっすら嫌悪するブランド対立が発生してしまたことが致命的だった。いくつかあった基幹となるアプリゲームも相次いでサービス終了し、

 今では蓮ノ空を除けは時より思い出したように同窓会イベントをする程度の熱量運営されている。



艦これ・・・

 2013年に出現したブラウザゲー。リリース直後から爆発的ヒットを成し遂げ、雨後の筍のごとく擬人化コンテンツオタク界隈に氾濫した原因。

 手軽なゲーム性と適度な難易度個性的キャラクターなどが話題になったほか、課金殆ど必要としないゲームデザインが当時氾濫していた

 重課金ゲーに対するアンチテーゼとしてもてはやされた。

 艦これの勢いはユーザー特に二次創作主導の色が強く、同人界隈の賑わいは他の覇権コンテンツと比べても群を抜いていた。最盛期には

 Pixivランキング艦これ絵で埋め尽くされたものである

 半面、角川のコンテンツにも関わらずメディアミックスについてはかなり弱めで、ゲーム一点突破の趣があったのは非常に特徴的である

 そんな艦これの勢いに明確なブレーキがかかったのはアニメである覇権コンテンツが満を持して送る映像化ということで非常に大きな期待を

 背負っていたが、蓋を開ければへちょい作画に迫力の無い戦闘意図不明演出ストーリーしまいには最終話眼鏡キャラ眼鏡

 はずすという愚行にファン激怒殆ど炎上状態に。

 結局モメンタムを失った艦これ覇権争いの主流に戻ることは二度となく、いつのまにかコンテンツの海に沈み、ひっそりとゲームイベント

 更新している。

 


Fate/GrandOrder(FGO

 遥か古の時代覇権コンテンツであったエロゲーFate」、その世界観を流用したソシャゲサービス開始当初はかゆい所に手が届かない

 ゲームシステムや驚異の緊急48時間臨時メンテなど悪い印象が先行していたが、一方でストーリー評価は高く、かつてFate月姫

 ドはまりした型月厨の熱心な布教もあって徐々に知名度が拡大。

 

 そして2016年に行われた最終章イベントで大バズり。オタク界隈はFGOの話題一色になり、それまでのコンテンツを置き去りにして

 覇権に躍り出た。その後は人気が人気を呼ぶ正のスパイラルに入り、うまい具合にライバルコンテンツが不在だったこともあって長きに

 わたり覇権の名をほしいままにしていた。

 また重課金ソシャゲだけあって収益もすさまじく、最盛期はソニー決算好調理由として名指しされるほどであった(運営会社

 ソニーグループ傘下のため)。

 とはいえサービス開始当初に不評だったゲームシステムは中々改善されず、またストーリーについても長く続いて流石にマンネリ化が否めなく

 なってきた。結局のところオタク側も同じことの繰り返しに飽きてきたようで、次に述べるVtuberの隆盛とともに覇権の座を譲った。

 ことFGOに関しては長期に派遣の座に居すぎたことそのものが衰退の原因かもいれない。とはいえコンテンツ規模の縮小ペースは緩やか

 であり、現在でも5番手くらいの位置は占めている。

 

・ホロライブ・・・

 2020年のコロナ禍を境に注目され始めたVtuber事務所。その特徴は何といってもメインとなるコンテンツの中心が「本物の人間であること。

 キャラクターの見た目こそアニメ調であるが、その楽しみ方としては三次元アイドルに近い。というか生身の人間二次元のガワを被せることで、

 三次元アイドルを毛嫌いしていたオタク三次元アイドル世界に取り込んだ。アイマスラブライブのようなキャラクター中の人リンク

 究極まで推し進めた姿とも言える。またコンテンツ供給頻度も圧倒的で、全盛期にメンバー全員の配信を追うつもりであったのならば1日

 48時間でも足りない。

 一方で三次元アイドルコンテンツ長所と共に短所も取り込んでしまっており、例えばファンとの距離感調整の難しさ、メンバー間の人気

 格差などひずみも拡大。そういったネガティブイメージも一因となったかは知らないが、ファンベースの拡大も鈍化。比較最近デビューした

 ReGLOSSの明らかな伸び悩みからも伺えるよう、ごく一部のトップメンバーを除けばかつての勢いはなくなった。運営側もそれを見越してか

 現在ライブイベントやグッズ販売の拡大など既存ファンから搾り取る方向にシフトしている。その甲斐あってか会社収益好調なようだ。

 とはいえこれまで獲得したファンの忠誠度は高く、覇権ではなくなったにせよしばらくは一定存在感を持ち続けるだろう。


ウマ娘・・・

 デレマスFGOと続くソシャゲ覇権系譜に連なるアプリゲー。当初は2018年にサービス開始予定だったが、リリースが遅れに遅れた結果

 ゲームサービス開始より先にアニメが放映されるというウルトラQを成し遂げた。

 とはいえ元々ファンの多い競馬というコンテンツパワプロ育成システムは食い合わせが非常によく、またサイゲームスの開発・運営

(少なくともリリース後しばらくは)非常に丁寧だったこともあって、2021年のリリース直後からあっという間に覇権の座をもぎ取った。

 また先述のホロライブとは覇権の期間がかなり被っているが、これは両者が競合関係になく、むしろホロライブメンバーウマ娘プレイ配信

 をすることで両者の知名度が上がるWin-Win関係にあったかである。そういう意味でこの時期の覇権は少し判断が難しい。

 

 ちなみにサイゲームスデレマスの開発も担当しており、それもあってかウマ娘コンテンツ展開はデレマスと非常に似ている。何なら

 ウマ娘声優の半分くらいはアイマス声優である

 

 ウマ娘覇権から外れた理由は一つに絞れるわけではなく、対人コンテンツの先鋭化やファンから評価の低いアニメ3期など、少しずつ

 熱量が失われていったところで別コンテンツが爆発的に流行ったというところである

 このリストの中では新しいコンテンツでもあり、恐らくFGOやホロライブと同じように暫くは適度な熱量を保ちつつ徐々に縮小していくのだろう。


ブルーアーカイブ(ブルアカ

 韓国産ソシャゲリリース2021年であったがウマ娘話題をかっさらわれた上に不具合が多発し、暫くは早期サービス終了が検討

 されるほどギリギリ状態だった。

 その後2022年に「プレイ報酬計算で一部のユーザのみ大量の報酬を得る」という最悪の不具合を「一部ユーザが得た報酬が霞む

 レベルの大量補填を全ユーザにばらまく」というパワープレイで乗り切ったことにより話題になった。この騒動きっかけとしてブルアカに手を

 出したオタクからシナリオが良い」という評判が出るようになり、ついに2023年頭の最終章イベントで一気に覇権をかっさらった。この

 あたりの経緯はFGOに近い。

 ブルアカ艦これと同じく二次創作主導型の覇権であり、23冬コミケではジャンルサークル数でトップ。というかむしろ二次創作人気に

 偏重しており、肝心のゲーム最終章イベント以降展開がおとなしいこともあってかセールスランキングいまいち伸びていない。

 学園アイドルマスター覇権を奪う以前から全体的に熱量が落ちていたのは明白で、そのうえ4月放送が始まったアニメの出来が正直

 あまり良いものでなく、仮に学マスがなかったとしても早晩覇権を明け渡していただろう。


・学園アイドルマスター(学マス)

 2024年5月16日サービスを開始したソシャゲ。まだ始まって一週間のゲーム覇権扱いするのはどうなの、と思うあなたは多分オタク界隈に

 住んでいないのだろう。

 リリース開始直後からXのTLは学マスの話題で埋まり、かつてナイスネイチャやユウカのイラストを描いていた絵師がこぞって広やことねの

 イラストを投下し、「話題になっているかプレイしてみるか」の層が大量に現れ、そしてまたそこから話題が生まれ……というサイクルが物凄い

 勢いで回っている。これは完全に覇権コンテンツの動きである

 ゲーム自体アイマスウマ娘とSlay the Spireをブレンドした育成ものであるデレマス以降オタク界隈でのアイマスブランド信仰はかなり強く、

 「アイマスならとりあえずやってみるか」勢がプレイした結果非常にキャッチ―なキャラクター造形と中毒性の高いゲーム性ですっかり沼に落ち、

 そこかしこ話題になった結果が今であるサービス開始 Permalink | 記事への反応(25) | 21:11

anond:20240523130634

まんが売りちんが崇める…

ある意味"最強"だ

声優と致すことで好きなキャラの声で好きなセリフ言わせるのはオタクの夢なのか?

と考えると究極の推し活なのかもしれない。ある意味、最高の二次オタだ。

でもそんな夢を叶えられるのはオタク女子ばかりでオタク男子は……まあ、うん、その、頑張れ?

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん