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2024-04-13

anond:20240413025129

両親ともクズだとしても

元夫(元妻)が子供虐待している証拠を押さえて親権を停止させて子供を独占してやるッ

とお互いに監視して牽制し合えば結果として子供が守られることになるかも知れん。

この人の元夫(元妻)がストーカーみたいなヤバい

という悪評が広まれば両親ともに恋人再婚相手ができず子供虐待される可能性が減るかも知れん。

2024-04-07

オッペンハイマー』観た。

元カノが死んでから自分を責めたり、実験の爆発を目の当たりにしてから水爆反対への心変わりに向かっていったりと、オッペンハイマーには自分のやってる事への当事者意識の薄さみたいなのがあるのかなって感じがした。

絶対悪」のナチスドイツなき後にもまだ(瀕死の)日本がいるじゃないか研究を続けて、いざ実験成功して投下した後になってから果てしない核軍拡競争への憂いで気持ちが揺れ始める。赤狩り時代が強調されてはいとはいえ水爆ソ連への牽制だという言い分にもあまり強く言い返せない。

ストローズの「奴は瓶から出した原爆魔神を元に戻そうとしてる」みたいな台詞は、オッペンハイマー憎しで出た言葉かもしれないけど彼のふわふわした感じを端的に表していたような気がした。トルーマンに腰抜けと一蹴されたのも。

学生時代に病んでたのは、物理学なんかやってると唯物論的な方面実存不安を抱えるようになるんだろうか。ピカソストラヴィンスキーに触れるシーンでそう思った。それに対してセックス不足だろと言われてたのも、そういう抽象的な事ばかり考えずに地に足つけて生活したら、的な意味だったんだろうか。共産主義唯物論は結び付けられて語られるようだけど、活動に傾倒していったのもそういう事なんだろうか。

日本にまつわる描写淡白だっていう感想もあるらしいけど、自分は投下後に言われていた「国内で抗議が"起こらない"のが心配だ」みたいな台詞結構印象的だった。

劇中で何度も鳴り響くオッペンハイマーの功績を称える足音軍靴の音に重なるものがあった。

実験シーンで爆破音を大分遅らせる演出は、まあそうなるだろうなあと思わせる猶予になってしまったけど、それを補って余りある ほどにオッペンハイマーが抱いたであろうアンビバレント感情を思わせられた。

「ほぼ0%」だからまあ大丈夫だろうと研究を続けたり、爆破の直前に賭けをしてたり、防護服を着る事もなく目視で爆発を眺めたり、実験成功すれば無邪気に熱狂する辺り、研究者達からはどこか呑気さを感じる。

それはしばしばハリウッド映画非難されていた核兵器への認識無頓着さへによるものではなく、むしろそういったものに関して意識的に描いているんだと思う。思いたい。核兵器が実戦投入される以前の出来事を描いたシーンでもあるし。

ローレンスやラビ出会いから関係比較的重点的に描かれてたけど、他にも色々と博士政府人間が出てくる中で、それ誰だっけって人名が飛び交ったりして分かり辛い部分も多かった。

証人に呼ばれたローレンスと廊下鉢合わせて、結局彼が来なかったシーンもいまいち意味が分からなかった。冒頭の1. 核融合 2. 核分裂も何か象徴的な事を言っているのだろうけどいまいちよく分からなかった。

ただ3つのパートが徐々に絡み合っていってオッペンハイマー人生が語られる感じは、テネットとかインセプションに比べたら大分と分かりやすかった気がした。

プロジェクトX、よりは粛々と進むマンハッタン計画、胃が痛くなるような小部屋の尋問ストローズの閣僚入りに向けた公聴会、というそれぞれのシーンの要点を抑えた上で2度目に観たら前半の印象も大分鮮明になってより分かりやすくなった。

今の所世界は滅んでないけど核兵器も滅んでいないらしいし、これからどうなんでしょうねえ。この手の作品を観て大量破壊兵器よろしくないですねえ、平和は個々人の意識によって作られるものですよねえ、というポーズを取りつつ、まあ言うても別にボーッと生きてたって自分の生きてる間くらいは大丈夫っしょ……って思ってる自分がいますねえ。

2024-03-31

皆そんなに「死ね」「殺す」と言い合いたかったのか

意外だわ。

俺はもう疲れたよ。

実行する気のない脅し文句を振り回しあってお互いを牽制したり挑発しあう文化

そうやって「殺す気のない死ね」を繰り返しながらじゃれあってるうちに言葉がどんどん意味を失っていったんだろ?

「今回は流石に我慢できませんよ」

「訴えますよ」

といった言葉さえもマジメに受け取らない文化はそうやって生まれてきたんじゃないのか?

そんでもあってある日本当に訴えられて「え?仲が良いもの同士の冗談じゃなかったの?本当にそんなに気にしてるなんて😭」と、さも不意打ちを食らった自分こそが被害者ですよみたいな顔するカスが世の中に溢れたんだろうが。

実行する意志のない言葉を吐くのはもう辞めにしろ

死ね」と言うなら本当に殺すつもりになってから言え。

「死んで欲しい」という言葉は「夜道に気をつけて欲しいどす」という意味だってことを自覚して、自分が本当に暗殺しに行く3日前まで口にしないようにしろ

言葉安易に振り回すんじゃねえよ。

伝達手段に余計なノイズを紛れ込ませることの害悪について今一度考え直せ!

2024-03-30

自衛隊が腐ってるのは「訓練のための訓練のための訓練」」ばかりしてるからだよ

ぶっちゃけ災害派遣ぐらいしか「本番」と言える任務存在しない状態が続きすぎたんだよね。

中国艦隊牽制しあうとか、領土侵犯スクランブルで発進するとか、ああいうのをさも「本番」みたいに言うけど実際の所はあんの子ものピンポンダッシュしかない。

そんな中で練度の指標となるのは身内の訓練部隊でっち上げた「訓練マニュアル」ぐらいのもの

マニュアルに書かれている内容通りにできるかが優先で、「こっちの機械が壊れていたので、他の機械を使って代用しました!」みたいなのは評価されずに0点判定。

想定外事態は一切考えず、全てがマニュアル通りに進んでその中でマニュアルどおりに動けたのか以外何も求められていない。

武道の型の稽古みたいなもんだと言えば聞こえはいいが、実際にはただの一度の実戦経験もなければ、実戦において何が起きるかさえ想像もできないお坊ちゃん達の思いつきで全部決まってうr。

そんなもので何点取れたか部隊評価、ひいては指揮官評価になるもんだから指揮官たちも訓練のための訓練ばかり躍起になって繰り返す。

実態を失っているので本当にそれに意味があるのかなんてもう一切考えてない。

そんなことを繰り返していると、考え方全てが上っ面だけをなぞるようになる。

上級部隊にあげる報告が少しでもいい感じになることが優先で、それが実際の部隊運用や本番の災害派遣対応できる能力があるのかにさえ興味がなくなってる状態

たとえばヘリコプター故障が起きたとして、それが実際の運用中に事故につながるかどうかようりも「整備中という表示になってしまうこと」そのもの問題とされ、「整備中」の表示を外したいというだけの理由で「これぐらいなら整備する必要はないと判定しましょう」として、「任務対応可能」なヘリの数を一つでも増やそうとしたりする。

実際にはそれ以外のヘリがまだまだいるんだからそっちを使っている間に整備したほうが運用において安全状態ヘリをより効率的に確保できるはずなのに、目先の「任務対応可能数」を維持したいがために、「致命的にはならないと信じたい故障」の整備を先送りにし続ける。

これは一例に過ぎないけど、今の自衛隊にはあらゆる部隊、分野、行動でこういった目先のちょっとした「おえらいさんのご機嫌取り」みたいな小手先の誤魔化しが積み上がりまくって組織がぐにゃぐにゃにひしゃげてるんだよね。

訓練のための訓練、報告のための報告、点数稼ぎのための点数稼ぎ、実績作りのための実績作り、上層部のご機嫌伺いのためだけのご機嫌伺い、思いつきのための思いつき、現場を見ることなく眼の前の会議で少しでも格好つけることを最優先としたとっちゃん坊やのゴマすり上手ばかりが出世する今の自衛隊は本当に腐りきってるよ。

今の自衛隊には無数の牟田口がいるから、実際に現場で人が死ぬようになったら何の意味大義目的意識もなく、偉い人たちの「吐いた唾飲むの格好悪くね?俺のプライドのために死ぬのが兵隊じゃね?」で沢山の人が無駄死にすると思う。

本当にカス

2024-03-27

岸田「くそ、何度タイムリープしても総理を降ろされる世界線なっち

岸田「くそ、何度タイムリープしても総理を降ろされる世界線なっちまう

さぁ、君が岸田ならどう戦う?

主人公・岸田

総裁にして総理現在支持率低迷中。

目下、大きな問題になっている裏金問題裏金議員に厳しい処分を下せば、世論支持率は上がるが、党内に恨みを買い、倒閣運動に発展する。状況として、9月に党の総裁選があり、それに勝てないと総理をおろされる。勝利条件は①支持率回復して、9月までに解散総選挙を行い勝利をすること、②または党内をうまくまとめて解散総選挙なしで9月の自民党総裁選を勝ち抜くこと。このどちらかのシナリオを目指している。

世論コントロール不能で、たとえ裏金議員に厳しい処分をしても「総裁責任はないのか?」というブーメランで追及され世論の支持を失い、解散もできず倒閣される世界線経験済み。

主なキャラクター(M木派)

・M木

幹事長。M木派の領袖

幹事長として岸田を支えるフリを世間にしながら数々のサボタージュパフォーマンスをして実は足を引っ張っている。すでに岸田とは険悪。基本的に4月の3補選後に責任を取らされて幹事長を辞めさせられる運命にあるが、幹事長を辞めさせずに総裁選に出馬させないという世界線もある。

能力と集金力は随一だが、党内に人望がない。自身が率いるM木派は分裂含みだが、M木としては何とか派閥を残して、総裁選への足掛かりにしたいと思っている。が、幹事長立場総裁選に出馬すれば「裏切り者」、「明智光秀」といわれ、かたや、出なければチャンスを逃す可能性もあり、葛藤している。基本的に岸田の支持率を下げる方向に行動する。

・K藤

M木派所属。厚労大臣官房長官など、ここ数年党内で評価をあげ、ポスト岸田の一人に数えられるようになった。M木派にいるので、M木がボスである限り総理にはなれない。なのでM木の排除をひそかに狙っている。「派閥解消運動」の余波でM木派が解散したり、分裂した場合フリーに動けて総理への道が開ける。H生田とT田と仲が良く、HKTというユニットを組んでいる。基本的にM木派内で仲間をつくりつつ、M木の影響力を下げる行動をする。

A派のキャラ

・A派五人衆(H生田、N村、M野、S耕、T木)

裏金問題の中心。H生田、N村、M野、S耕の4人は年齢ほぼ同じ、キャリアもほぼ同格でライバル関係裏金の党内調査では、座長のS谷(後述)、非主流派のS村(後述)のほか、五人衆からはN村、S耕の2人だけが事情聴取され、H生田、M野はホッとしている。ただ、世論が収まりきらずH生田、M野も追加で呼び出される世界線もある。五人衆を含め、A派の議員ポスト岸田にはなれず一回休み。この五人衆の処分具合で世界線が変わるようになっている。なお、T木の通称はP。

基本的に自らの処分を甘くさせるような行動にでる。彼らへの協力を拒むとリーク、世論操作、各種人脈を使った脅し透かし、なんでもやってくる。A派は残党も多く、残党の行方不明。五人衆の恨みを買うと、それぞれが残党を引き連れて倒閣運動してくる。

・S谷

A派座長。A派の名目上のトップ。A派は五人衆の影響が強く、自身ほとんど影響力はないが、5人衆がそれぞれ牽制し合っているゆえにトップにまつり上げられている。A派の裏番長Mにもいいように使われていて重ストレスに悩まされる。選挙に弱く、処分は極力軽くと思っているが、もう後は野となれ山となれとも少し思っている。

・S村

A派の非主流派。かつては総理候補候補だったが、黒い疑惑があり、また派閥の裏番長のMの怒りに触れて失速する。裏番長Mに対して深い恨みをもっており、何とか仕返しをしたいと思っている。権力は五人衆に奪われてしまったのに、裏金問題の詰め腹だけ切らされそうになっており、とても怒っている。

処分を甘くしてもあまりメリットはないが、処分を重くするとヤケになって、あることないことを言い出し、支持率や、党内の情勢に大きな影響を与える、ある意味ジョーカー

・裏番長M

A派の裏番長世間の人気はめっぽうないが、A派に対しての影響力がある。自らに司直やマスコミ報道の手がおよぶことを恐れており、五人衆の処分を穏便に済ますよう、ことあるごとに圧力をかけてくる。

その他の派閥・その他のキャラ

・麻U

麻U派の領袖。何を言っても許される暴走老人2nd。「派閥解消運動」でも唯一原型を残した派閥を率いている。派閥プリンスにK野がいるが、まだK野では派閥をまとまりきれないと思っている。派閥は数年前に3派が合併して大きくなったが、分裂含み。岸田が仕掛けた「派閥解消運動」に激怒するも、その怒りはすでに静まり現在唯一まじめに岸田を支えている。N階派のT田の台頭がとにかく許せない。基本的関係は悪くないので不義理をしない限りは倒閣運動に参加しない。

・N階

元N階派の領袖世間的なイメージは最悪だが、面倒見がよく議員業界団体に人望がある。言語ままならず、通訳必要。「派閥解消運動」で派閥解散し、影響力が激減する中で政界引退を発表する。自身地盤を狙うA派のS耕と仲が悪く、S耕が身動き取れないうちに、息子に議員の座を譲れないか模索している。息子ファーストの行動をしてくる。

・T田

元N階派の若頭武闘派で面倒見がよく集金力がある。が、あまりにイケイケなため、よく思わない議員も党内に多い。「派閥解消運動」で解散したN階派の残党を率いるべく、時を伺っている。地元シマカブっている麻U派の麻Uと仲が悪く、地元では公然ドンパチしている。A派のH生田、M木派のK藤とは連携関係にあり、HKTと呼ばれている。

・R和おじさんS

総裁。一時脳梗塞疑惑があったが、最近は復調気味。無派閥を貫いていたため、裏金問題ではほとんど唯一の「無傷の大物」。岸田に権力を奪われ、かつ岸田政権では冷や飯を食わされてたので、何とか一矢報いたいと思っている。慕う子分結構おり、また地元が隣のK泉(Jr.)を可愛がっている。自ら総理に目指すルートのほか、K泉(Jr.)を担ぐルート、若手を担ぐルート、さまざまな選択肢があるが、岸田の味方は基本的にはしない。

・K泉(Jr.

かつての人気ナンバーワンタレントオヤジ超人気だったがそれをしのぐ人気があった。が、数年前に発表したポエムズッコケた。運気の下がり目に結婚し、子どもができた結果、いまでは政治家というよりも良き家庭人になっている。野心はなくもないが、オヤジからはあと10年は総裁に挑戦しなくてもいいといわれている。氷河期入社したので同期の仲間がほぼいない。誰かに担がれれば総理を目指してくるが能動的には動いてこない。

・K池

野心家。永田町王国から飛び出して、隣の国の女帝になった。が、そろそろ女帝も飽きてきたし、今年の夏の選帝で帝位を狙う某大物に恐怖感を持っている。女帝を続けるルートのほか、4月補選出馬し、永田町王国に帰還、ジャンヌダルクとして自民党ジャックし、国王を狙ってくるルートがある。年齢的に大勝負最後のチャンス。自民党内では昔を知る人からは嫌われているが、若手からはそんなんでもなく、むしろ年齢的にそんなに長く君臨できないとも思えるので、イメージ刷新ワンポイントリリーフ大穴存在でもある。基本的に、自分総理になろうとする選択をしてくる。

anond:20240326141817

最近のガキは自分から悪い事しておいて怒られたら被害者ぶるから

増田みたいに撮られる牽制をして本人にバツが悪い思いをさせるのが出来うる限りのベストだったと思う

anond:20240327082843

雑に非開示にするのは違法っていう裁判所お墨付きもらえたよ。

都への牽制になるし、今後も都がテキトーな非開示を繰り返すようなら判決も重くなるんじゃない?

2024-03-15

大谷の嫁の公表の仕方がお手本のよう

大谷翔平「こうすればいいんやで」

羽生結弦「こうすればよかったんや…」

藤井聡太「こうすればいいんや!」

事前情報が出ても反応しない

結婚事実と少しだけヒント出し、マスコミには自粛要請

 (家族への直撃取材等の騒ぎを牽制

ネットではほぼ特定されるが、マスコミは確定情報出せない状況

 (過去の深堀等が進まないようにして落ち着くのを待つ)

代理人から確定情報ネット上の情報を追認

 (終わった話として話題収束させる)

なおやはり田中みな実ではなかった。

https://anond.hatelabo.jp/20240304230614

2024-03-08

anond:20240307220053

そこでヨーヨーアクションキャラですよ

その1:セナディア@崩壊3rd PV実戦

その2:ブリジット@ギルティギア PV 実戦

ヨーヨー世界チャンプ高田柊がモーション協力。本人解説

ただこうして見ると、糸で倒すというよりはヨーヨー本体遠心力や、纏わせた電撃、あるいはヨーヨー牽制として使ってヒッププレス等の重たい物理攻撃につなげる感じだ

純粋に糸を扱うキャラだと、魔力や妖力で出来た糸で敵を絡め取るような、蜘蛛タイプ異能系な感じになってしまい、実際的アクション表現が難しくなるんだろうな

2024-03-06

皆が考えている「画像生成AI規制法案」をマジで教えてほしい

日本政府画像生成AIに対する現在スタンス問題視する人たちは、主に

①絵柄を保護されないのはおかしいよ

②誰でも悪用できるから現行法では追いつかないよ

の2点を主張している。

ここで、その問題提起が受け入れられ、「画像生成AI規制法」が制定されることを想像しようと試みた。

しかし、ネット共感を集めている主張は「なぜ画像生成AIは悪なのか」という話ばかりで、「どのように規制すべきか」の話をほぼ誰もしていないことに気付き、途方に暮れてしまった。

まず①について、「絵柄をどう保護すべきなのか」が分からない。

②については、「追いつかないことにどう対処すべきなのか」が分からない。


ぜひ、皆が考えた最強の「画像生成AI規制法案」を教えてほしい。

追記:

かに前提から間違ってたかもしれない。絵柄に関係なく、無断学習のもの規制すべきという立場の人も相当数いる。

とはいえ、そういう立場からも具体的な規制案はあまり見かけないから、この場で教えてほしい。

追記追記:

YN0001 絵柄の規制を狙ってる人は少ないのにそこに争点があると見せかけた絵師叩きでしょ。この人いい加減にしなよ。絵師勝手学習されない権利学習時の許諾を求めてる人が多い

争点を見誤ったのはこちらの落ち度だけど、むしろ自分は非建設的な対立煽り/絵師叩き増田うんざりして書き散らしたわけで、絵師を叩くつもりは一切ない。

てか自分が「この人」だとしたら追記で訂正しないでしょ。

2024-02-28

anond:20240228140232

そら話はじめてから断ればいいやん。

先に牽制するのどう考えても異様だよ。

いきなり「私はジャニーズ苦手で、野球苦手で…」なんて宣言してくるやついたらドン引きだろ

anond:20240228125422

先に牽制しておかないと一切興味のないてめえのガキの話を延々とするやつがいからなあ

2024-02-27

暇が東野とかJSF適当マウントとって煽り散らかしてるの、多分攻撃的な左派牽制するムーブだと思ってはいるんだけど、そうであろうとなかろうとアイツはネトゲチャットケンカしか文法持ってねえのか マシな牽制方法あったろ

2024-02-26

anond:20240226071608

重たい金属バックルのベル

適当に振り回せば牽制になるし実際当たったら痛い

相手の手に当てれば武器を落とすことは間違いない

なによりベルトだから自然に身につけられるし、無力化した相手を拘束することもできる

逆に手足を切りつけられたら金爆止血にも使える

2024-02-22

anond:20240221081720

この人、全然詳しくなさそうなので週刊誌相手訴訟交渉ゼロ件、ネット上の名誉毀損訴訟ゼロ件の地方のクソザコ弁護士として、わかる範囲で突っ込んでいくよ。

報道以上のことはわからないし、この仕事をしている以上、「事実小説よりも奇なり」なんてことはちょくちょく遭遇するので、元の案件については判断を保留してどっちの味方でもないつもりだよ。


「何故、性行為の有無に関する主張が変わったのか」「何故、新潮ではなく個人を訴えるのか」について解説するよ。

おう。

裁判官不足による名誉毀損訴訟形骸化

裁判官慢性的に不足しており、昨年の国会でも取り上げられたほど。本来必要人員の半分しかしない。

そうなの?

ソースこれ?

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f3d36eb32f0c91880157d31b43d991108bd7513

それともこれ?

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/000420420210312003.htm

ソースとも、「昨年の国会」での「裁判官の全体的な不足問題」ではないよねえ?

必要人員の半分」ってソースどこ???ツイッターの法クラでも話題になりそうなもんだけど誰か言ってたっけ?(情報全て追えているわけじゃないので言ってたらごめん)

一方で個人紛争は年々増加しており、中でも名誉毀損訴訟の増加率が突出。

ソースはどこ?

名誉毀損なんて絶対数たいしたことなくない?

地方民でネット集客に熱心じゃない自分事件に当たらないだけ???

そのため、名誉毀損訴訟に対しては「出来る限り迅速に終わらせる」運用裁判官に求められる。出来なければ人事評価で落とされる。

地方民なもの裁判所との協議会にも毎年参加しています名誉毀損なんて件数自体が多くない(はず)ので、交通事故医療建築等の専門訴訟についての迅速化が課題なのでは?(マジレス

件数が多くて類型化しやす訴訟の審理運用については協議会で定期的に話題になりますよね。

具体的には、適当口頭弁論を流した段階で裁判官和解案を提示することだ。松本人志と文春の裁判4月にはこの段階に入ると思われる。

適当に流す」って一体何よ笑?

口頭弁論で丁々発止の議論をしてると思ってるのかな。ドラマの見過ぎよ?

基本的にはteamsでの弁論準備でしょ。(あれ、クッソ使いにくいよね)

尋問の打診もせずに4月に和解勧告はないでしょ。

そんな雑な審理の裁判官がもしいたら弁護士会経由で来る人事評価シートでクソミソに書くよーw!

この和解案は被告たる週刊誌側に雀の涙程の賠償金を払わせて手打ちにするものであり、原告側は基本的拒否出来ない。拒否したら裁判官の心象を損ねて一審敗訴になるからだ。そうなると原告側にとってダメージは甚大。

週刊誌名誉毀損案件って細かな銭勘定よりも勝った負けたのイメージ勝負な印象が外野から見ていて強そうなので、そんな和解案お互いメリットがないような。

週刊誌が負けていて判決までいってる名誉毀損爆笑太田の件も記憶に新しいけど結構件数あるよね?

そんなクソみたいな和解案、私なら拒否して徹底的に争うから週刊誌中の人、俺に仕事くれ!

(※もちろん冗談です。個別事件の直接勧誘は“弁護士職務基本規程”で原則禁止されていますのでよい子の弁護士は真似しないでね!!)

追記

ブコメの人、職務基本規程のところ誤字ご指摘サンキュー

かいな笑!(褒め言葉

週刊誌を訴えても数百万しか取れない」とあちこちから言われる根本原因は、裁判官不足なのである週刊誌側もそれを分かってるから書きたい放題書くし、名誉毀損で訴えてくるのを狙ってるフシすらある。安い賠償金になることで「記事の大部分が真実だった」と国民に思わせることが出来るからだ。

しろ根本元凶は①慰謝料追記修正慰謝料相場)が低いこと、②懲罰的損害賠償がないこと、③敗訴者による勝訴者の弁護士費用負担が(基本)ないことでしょ。

赤い本基準で死亡慰謝料が2000~3000万円ですからねえ。

あれもうちょっと何とかならんですかね。

伊東純也の件では新潮側が新証拠を出せない中、伊東弁護士罵倒するだけの記事を繰り返して伊東側が週刊新潮を訴える流れを作ろうとしたが、弁護士が乗らず、新潮司法の場から追い出した。つまり新潮側の策略は失敗。

「なぜ新潮ではなく女性側を訴えるのか」はこれで説明がつく。

ここよくわかんないところ。

女性相手にするのか、週刊誌相手にするのかは獲得目標の設定次第で違うだろうから乗るも乗らないもなくない?

伊東選手側の代理人についても、自分ならあん戦略をとらないなあという印象ですが、報道しか知らないので表面上の感想だけにとどめます

弁護士も人の子である

「なぜ主張が変わったか」はこれで説明がつく。

行為関連の示談交渉女性側のバックになんとやらの人が居ることが少なくない。今回も「女性個人スポンサー」の存在が報じられている。

このような状況では男性側の弁護士の大半は強気に出られない。「弁護士さんにもご家族がいらっしゃいますよね」と相手から言われたら従うしかないのである。性行為の有無に関係なく。

ここ一番ウケたよ。漫画の読み過ぎだよ~~~笑

ただし、この牽制が効かない弁護士もいる。不動産サラ金など、なんとやらの人がデフォで居る領域活動する弁護士である。件の加藤弁護士はまさにその中の1人で、「かぼちゃの馬車」(スルガ銀行不正融資事件)や「熱海土石流災害」で被害者の弁護を担った実績を有する。伊東純也は、弁護士が彼に変わったことで、「性行為すらしてない」と初めて弁護士を通じて主張出来るようになったのである

加藤先生履歴を詳しく知らないし調べる気もないので再び論評は控えますが(ネット上の弁護士情報、あてにならないので)、むしろ、前述のアホみたいな牽制が効いちゃう弱々な弁護士いるの?

私自身、街弁なので、不動産事件サラ金普通にやっていますが「なんとやらの人」、一度も見たことないよ。そっち系の人に会うの、国選で覚醒剤絡みのときぐらいだよ。

サラ金との仕事なんて、破産するか、任意整理で窓口のお姉さんと返済計画協議するかの二択でしょ笑(過払いバブルを知らない世代

うちの事務所クラウド電話導入して電話録音しているし、イマドキは相手にも全て録音されている覚悟でやり取りしていますよ。

今後の展望

伊東純也の不起訴は確実。証拠不十分に過ぎる。

一方で虚偽告訴と損賠については今の報道だけではなんとも言えない。

風向きが変わるとしたら、新潮が一発逆転クラスの新証拠提示するか、新潮関係者が東京湾に浮かぶとかの事件が起きた時だ。

漫画の読み過ぎ~笑その2

民事刑事でどうなるかについては、証拠報道されているものだけでない可能性もめちゃくちゃあるので、判断保留&静観します。

(つまらなくてゴメンね。こうなる!って断言した方がマスコミ受け、ネット受けはいいんだろうけどね。)

日本共産党支持者から見ても日本リベラルは終わってる。

安部政権中期くらいから?知らんけど、

中流階級以下には恩恵がないから、株価上昇は無意味」みたいな風潮が出てきて、それが更に先鋭化し、

中流階級以下に恩恵のない株価上昇は悪」みたいな流れになってきてる。

好景気不景気も「全ての人間に等しく恩恵がなければ悪い好景気」みないな空気がある。

 

実際のところ、ちゃん勉強して能動的に動けば、中流階級でも株価上昇の恩恵あやかれるし、

好景気人手不足が重なって、新卒なら本来能力以上の会社に行けたり、

中途でも好条件で転職できるケースも増えていると聞く。

 

それでも、どうしても株価好景気恩恵あやかれない弱者が出てくるのは、資本主義ならどうしようもないことなんだけど、

その弱者存在をもって、株価上昇も好景気も悪と定義づけて、

それをもたらしている資産家や、投資家大企業経営陣や政治家を倒すべき社会悪とするみたいなのはどう考えても行き過ぎだろう。

ただそれを表立って言うと、「弱者切り捨ての自民政治脳死で礼賛するネトウヨ」ってレッテルを貼られて黙らされる。

 

それはそれで弱者保護を是とするリベラルが力を持って、反リベラル的な思想積極的に取り締まり、愚かな衆愚啓蒙してくれていると好意的に捉えられないこともない。もともと日本共産党の支持者である私としては保守よりはリベラル的な思想が広まる方が好ましい。

しかし、土地家族も失った被災者のそれも子供に対して「あなた身体被曝し続ける」と言う人や、党内のパワハラに対して異を唱えた女性議員に「統括」を求めるような人達代弁者と持ち上げるのにも抵抗がある。

 

株価暴落したり、景気が悪くなればまっ先に被害を受けるのは弱者なので、高株価好景気を維持しつつ、いか弱者に再分配するかの政策議論こそリベラルがすべきなのに、現在日本リベラルは、高株価好景気自体とそれをもたらす企業資産家すら、打破すべ敵と見なしている節がある。これでは残念ながら、リベラル日本破壊しようと目論んでいると言うネトウヨの陰謀論にお墨付きを与えるだけだろう。

 

ある意味善悪が分かりやすお金の話でもこの様で、これが双方にそれぞれ言い分がある社会問題典型的には男女問題等)となると、もはやリベラルが率先して対立と分断を煽るヘイトスピーカーの最先鋒となっている。とても平和を訴える人達とは思えない。

 

私はこれから日本共産党投票し続けるが、自民党の行き過ぎた増長違反行為を追求し、牽制する存在必要だと思うからだけで、政権を取って欲しいとは思わない。もはや日本リベラルは決して政治的主導権を握らせてはいけない反社会的集団にまで落ちぶれた。

 

日本リベラルは終わってる。

2024-02-21

司法現実から紐解く伊東純也騒動

「何故、性行為の有無に関する主張が変わったのか」「何故、新潮ではなく個人を訴えるのか」について解説するよ。

裁判官不足による名誉毀損訴訟形骸化

裁判官慢性的に不足しており、昨年の国会でも取り上げられたほど。本来必要人員の半分しかしない。

一方で個人紛争は年々増加しており、中でも名誉毀損訴訟の増加率が突出。

そのため、名誉毀損訴訟に対しては「出来る限り迅速に終わらせる」運用裁判官に求められる。出来なければ人事評価で落とされる。

具体的には、適当口頭弁論を流した段階で裁判官和解案を提示することだ。松本人志と文春の裁判4月にはこの段階に入ると思われる。

この和解案は被告たる週刊誌側に雀の涙程の賠償金を払わせて手打ちにするものであり、原告側は基本的拒否出来ない。拒否したら裁判官の心象を損ねて一審敗訴になるからだ。そうなると原告側にとってダメージは甚大。

週刊誌を訴えても数百万しか取れない」とあちこちから言われる根本原因は、裁判官不足なのである週刊誌側もそれを分かってるから書きたい放題書くし、名誉毀損で訴えてくるのを狙ってるフシすらある。安い賠償金になることで「記事の大部分が真実だった」と国民に思わせることが出来るからだ。

伊東純也の件では新潮側が新証拠を出せない中、伊東弁護士罵倒するだけの記事を繰り返して伊東側が週刊新潮を訴える流れを作ろうとしたが、弁護士が乗らず、新潮司法の場から追い出した。つまり新潮側の策略は失敗。

「なぜ新潮ではなく女性側を訴えるのか」はこれで説明がつく。

弁護士も人の子である

「なぜ主張が変わったか」はこれで説明がつく。

行為関連の示談交渉女性側のバックになんとやらの人が居ることが少なくない。今回も「女性個人スポンサー」の存在が報じられている。

このような状況では男性側の弁護士の大半は強気に出られない。「弁護士さんにもご家族がいらっしゃいますよね」と相手から言われたら従うしかないのである。性行為の有無に関係なく。

ただし、この牽制が効かない弁護士もいる。不動産サラ金など、なんとやらの人がデフォで居る領域活動する弁護士である。件の加藤弁護士はまさにその中の1人で、「かぼちゃの馬車」(スルガ銀行不正融資事件)や「熱海土石流災害」で被害者の弁護を担った実績を有する。伊東純也は、弁護士が彼に変わったことで、「性行為すらしてない」と初めて弁護士を通じて主張出来るようになったのである

今後の展望

伊東純也の不起訴は確実。証拠不十分に過ぎる。

一方で虚偽告訴と損賠については今の報道だけではなんとも言えない。

風向きが変わるとしたら、新潮が一発逆転クラスの新証拠提示するか、新潮関係者が東京湾に浮かぶとかの事件が起きた時だ。

2024-02-16

マスメディアは第4の権力」みたいなのを自分で言ってるマスメディアについて

ふつうさあ、民主主義三権ぶんりゅうとその仕組みをちょいとでも知ってたら

「第4の権力に”ならないために”(私たちは)どうすればいいか」を考えて当然だと思うんだけど

なぜか「第4の権力として恥じることのないように頑張る」みたいに言ってるやついるよな

第4の権力なんて民主主義否定じゃん

もし第4の権力を含めて権力の分立が成り立つというなら現有3権に存在する相互牽制のような「矢印」がどこにどんな向きで加わるんだ?

どう書き加えても権力の均衡を崩すだけにならない?

2024-02-05

anond:20240205152550

ポケモン公式アナウンスには(中略)「パルワールド」上でのポケモン類似キャラクターの創成に対する牽制もしている

日本や米欧で不正競争防止法的なアプローチ差し止め

実態や真偽はともかく,5年後でも10年後でもポケットペアの当時の社員が「社長からパクれと言われて作りました」とか証言ちゃうと一気にお問い合わせが行くリスクがあるやつです。

任天堂を含め,いわゆるゲーム業界ポジションのある人たちが「パルワールド」のモラルのない制作手法に怒っているのはそこかしこから聞こえてきます

 任天堂が今回の「パルワールド」を押さえに行く場合特に「訴えてはみたもののうっかりミスって,パルワールドみたいなパクリなら法的にまあいいんじゃね,と裁判所に認められてしまったら大変なことになる」というリスクを伴いますから,いずれにせよ,すぐには動かないでしょうし,もっとユーザーさんの利益になる方法を考えることでしょう。

ポケモン任天堂からすれば完全に売られた喧嘩

まりにも妄想が激しすぎて腹痛い

あのキャラデザ著作権法上の複製にも翻案にも当たらないか株ポケが訴えられないってだけだろうが

変な記事書く前に著作権訴訟簡単判例見ればいいのに

2024-02-03

anond:20240203011418

いや牽制が下手なんよそれ。

じゃあ頼み事してくる全員をテイカーってことにしよう。

全員に「今回はやるけど次回は有料ね」とか「マニュアル渡すから次回は自分でやってね」とか「次はやらないから」とか牽制しておけば、「前やってくれたじゃん」て言われても「次はやらないって言ったよね」って切り捨てられる。

あと「牽制入れてくるヤツ面倒臭い……」ってなるのでそもそもテイクされなくなる。

余談だけど「○○さんはやってくれた」って言われたら「やんないように注意しとくね」が有効なのでご活用ください。

2024-01-30

anond:20240129171443

名前IDまで変えて逃げ回って、自分弁護士相談してると批判牽制とは恐れ入ったわ。

2024-01-28

最近ガンダムってクソ強い銃やクソ強い剣をとりあえず持たせておけみたいな方向に流れていってないか

フリーダムマジつえー!

ジャスティスマジつえー!

んでまあ思ったんだが、

「今のガンダムってとにかくビーム兵器や近接武器をクッソ強くしたがり過ぎだろ」

と。

とにかく高出力で一撃必殺って発想なんだよね。

まあ実際の兵器だってミサイル一発当たったら戦闘機潜水艦海の藻屑と消えるわけだが、にしたってもうちょい殺陣意識して少しずつ刻んでいこうって発想はないもんかね。

チャンチャンバラとかせずもう主人公必殺技ボタンポチーしたら雑魚は次々吹っ飛ぶみたいな感じになっとるやん?

SEED前後ぐらいからそれがいよいよ来てた気がするんだよな。

ガンダムXみたいな路線というかね。

とにかくスゲー必殺技ぶっぱして一撃で敵を倒す主人公TUEEEEEEみたいな?

どうなんよリアルロボットとして?

しろこれがリアルなんかな。

でもさトップガンとかじゃミサイルはチラチラ見せて牽制につかってメインは機銃でチクチクじゃん?

一撃が重くなりすぎだろ今のガンダム

2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

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