はてなキーワード: 私学助成とは
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幼稚園が私学助成という補助金で運営されていることは周知のことだし
一種の利用補助である。
結局《何から何まで補助金漬け》という実態はかわらない。
池田氏のいうような現行の幼稚園並みの「基準」を歯止めにされてしまったら
価格設定が恐ろしく不自由になってしまう。
《幼児の権利》を楯に高コストなものしか造れなくなるではないか。
そうなれば、価格はおのずと高止まりである。
畢竟利用できないという貧困層の苦情を前に
利用補助という税金投入を果てしなく続ける他なくなるだろう。
価格とクォリティを完全に自由にすれば需給調整力が働く。
たとえば今の保育所のような《基準》=クォリティレヴェルを
全ての親が望んでいるだろうか。
とにかく働きたい。子どもを安く預かってくれるならどこでもいい。
とにかく預かるだけ、というような保育所があってもよいはずだ。
その保育施設は市場から撤退するということになる。
このようにすれば税金はほとんどかからない。
一部同意。
実際、公や官が主導だとどうしても、前例主義になってしまう。
現状の否定ということがやりにくい。
現状路線の維持と規模拡大の結果、時代遅れの大艦巨砲主義がはびこることになる。
事実、安く学費高等教育を修めることが出来るというのは、貧しい家庭の子息にとっては幸運だったと思うけれども、国立大学がなかったらなかったで、私立大学がスカウトキャラバン的なことをやってたと思う。
っていうか、黎明期はどの大学も似たようなことをやってたわけだし。
国立大学がなかったら、私学の特待生制度、奨学生制度が充実してたはずで、貧しかろうが高等教育は修めることが出来たんじゃなかろうかと。
公費で大学経営をするのと、私学助成を進めるのと、どちらが対費用効率がよかったんだろうかと。
いや、たぶん明治大正昭和までは国立大学主導のほうが効率的だったと思うよ。
マッチングシステムが発達した今だったら、国は高等教育からは一歩ひいたほうがいいと思うんだ。
高い学費(たくさんの寄付と読み換えてもいい)で入学する大多数と、無料で修学できる少数、そんな形は悪だろうか?
たぶん、入学が学力で決まらなくなるという点で、学歴というシステムは成り立たなくなる。
そこが学生の学生たる所以かもしれないので暇な社会人がデータを拾ってみた。
まず大学学費。あげられている十大学の決算書から授業料等を合計すると93,402百万円。ただし19年度。国立大学法人運営費全体でみると7.8%の増
さて、次が問題の国公立高校学費。全国の公立高校の授業料等の合計は256,719百万円。ただし18年度国立含まず。たぶん。面倒なので21年度文科省予算と比較すると4.9%の増。ちょっとヤバイ。
しかし、私学助成をなくすと445,600百万円。なんとお釣りが95,479百万円も!私立が何校残るか知らないけどね!!!
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1259384.html
橋下知事が私学助成金を打ち切った話。確かに、高校生にも、公立に行かず、安易に私学に行った責任はある。ただ、論点は、あくまで、「私学助成金」を削減するのが妥当かどうか、どうしても削減しなければやっていけないのであれば、どうやったら公平に削減できるか、というところにあるわけでしょ。論点が思いっきりずれまくっている。弁護士で、弁論のプロである橋下知事が、ずれていることに気づいていないはずがない。たぶん、ずれていることを分かってやっているのだろう。それって、ボクサーが一般人殴って遊んでいるのと同じじゃね?
確かに、彼らが高校に進学するときに、公立に行けばよかったのかもしれない。でも、中学の先生に「私立に行くしかしかない」っていわれたんでしょ。本当はそんなことないはずだよね。通信制高校とか、高卒認定試験とか、色々オプションがあるはずだよね。中学の先生が、そういうオプションを知らないはずがない。それらを知っておきながら、中学生に「市立しかない」って言ったのは、(私立高校でも、お金のことについては何とかなるだろう)っていう推測があったからでしょ。私学助成が削減されるかも、みたいな情報を流さないで、中学の先生に(何とかなるだろう)と判断させたのは、府の責任でしょ。それに、府立中学に通っていたら、府の先生が学生に間違った流したことの責任はどこにあるわけ?
だから、この話は、極論を言ってしまえば、「絶対大丈夫です」って言って買わせた株が吹っ飛んだ、というような、そういう類の話なんだよ。私学助成金を削減するにしても、「私学助成金が削減されるので、経済的困難のある学生の指導を再考してください」みたいな通知を、中学校向けに前から出しておけば、間違って私学に進む高校生はいなかったかもしれないじゃないか。
それに、私学助成金を削減することと、学生の負担が増加することは、本来別問題のはず。高校は、基本的に、入学時に提示した条件で3年間通えなかったらまずいだろ。学科の再編や統廃合の激しい大学でさえ、入学時の要綱と同じ条件で4年間過ごさせるのに。せめて、高校向けに、「今の学生が不利になることのないようお願いいたします」ぐらいの通知は出したらどうだ。
本来なら、「皆様の苦しみはよく分かった。ただ、大阪府の財政も逼迫していて、何度も考えたが、やはり、これしか方法がなかった。学生の負担が増加しないように善処してみる。」ぐらいのことを言うべきでしょ。何を言うべきかは、弁護士なら分かるはずだよ。プロなんだから。何、学生相手にムキになって、「公立に行かなかったのが悪い」だの、「自己責任だ」だの言ってんの?高校中退者がたくさん出て、就職できないまま、生活保護で大阪に居座られたら困るのは大阪だよ。生活保護は国からお金が出るから、大阪府は出さなくてよくてラッキー、とか思っているのか?それは、あまりにも近視眼的な見方だと思うけど。
弁論のプロが、高校生相手に、自己責任論を主張してボコボコにして、してやったりという顔をする。それって、詐欺師が高校生相手に詐欺を働いて「だまされたのが悪い」とか、ボクサーが高校生をぶん殴って、「鍛えていれば避けられたはずだ」とかいうのと、どうレベルだと思います。
本日、大阪城ホールで行われた大阪府立大学の入学式に、橋下徹大阪府知事が出席した。橋下知事は、「大阪府立大学に対する補助金を削減」「大阪府立大学と大阪市立大学」を統合する」といった旨の発言もしており、一部の府立大学関係者からは反感も買っている。そのような中での出席だ。公務多忙のため、壇上に来賓席はあるもののそこには一度も座らず、壇上に登場したのは祝辞を述べるときだけだった。以下はその祝辞の概要である。別に録音していたわけではないので細かなところはいい加減である。以下は、大まかな流れとして考えて欲しい。
入学おめでとうございます。新入生の皆さんには学問に励んでいただきたいと思います。大学は人材養成や就職までの猶予期間を過ごすための場ではありません。そんなことを言っていられるのは僕が大学生だった時代までのことです。
僕は、私学助成、障害者福祉、医療関連の予算、府公務員の給与など、さまざまなものを削減してきました。大学に対しても例外ではありません。現在、大阪府立大学に対しては100億円超の補助金を支出しています。つまり府民の税金で君たちは通っているのです。だから、君たちはその成果を府や府民に還元しなければなりません。梅田や難波で人々に尋ねれば、多くは府立大学の存在を知りません。確かに、府立大学は大きな成果をあげています。最近では、シャープやトヨタと提携しました。しかしそれだけではいけません。もっと府民にそれを周知しなければなりません。君たちにはその点を覚えていて欲しい。もっと府立大学の成果を宣伝しなければなりません。井の中の蛙ではいけない、ガラスのコップの中に閉じこもっているだけではいけない、ガラスのコップを割る勢いで、新入生の皆さんには学問を頑張って欲しいと思います。
僕は府立大学を、府民の税金を使うのに値するか、厳しくチェックします。君たちはとてつもないポテンシャルを秘めている。しかしそれを発揮しきれていない。それを君たちには発揮して欲しいのです。そして、府立大学を日本一、いや世界一の大学にして欲しいと思います。