2010-11-19

隠れ社会主義者・池田信夫

池田信夫氏の社会主義ぶりにあきれる。

http://agora-web.jp/archives/1129611.html

http://agora-web.jp/archives/729502.html

補助金漬けの保育所解体とは威勢のいいスローガンだが

落ち着くところは《保育園幼稚園にしろ》というものだ。

幼稚園私学助成という補助金で運営されていることは周知のことだし

就園にあたっては保護者補助金も出ている。

さらに、池田氏の落としどころはバウチャーという

一種の利用補助である。

結局《何から何まで補助金漬け》という実態はかわらない。

この分野でも市場システムを活用すべきだ。

価格を自由化し現在ある《基準》を完全に廃棄すべきである。

池田氏のいうような現行の幼稚園並みの「基準」を歯止めにされてしまったら

価格設定が恐ろしく不自由になってしまう。

幼児権利》を楯に高コストなものしか造れなくなるではないか。

そうなれば、価格はおのずと高止まりである。

畢竟利用できないという貧困層の苦情を前に

利用補助という税金投入を果てしなく続ける他なくなるだろう。

価格とクォリティを完全に自由にすれば需給調整力が働く。

あまりにもひどい低品質サーヴィスは市場から淘汰されていく。

たとえば今の保育所のような《基準》=クォリティレヴェルを

全ての親が望んでいるだろうか。

とにかく働きたい。子どもを安く預かってくれるならどこでもいい。

ういニーズは必ず存在する。

とにかく預かるだけ、というような保育所があってもよいはずだ。

それは甚だ低コスト(=低廉価格)でできるだろう。

もしそれがひどすぎるクォリティなら、市場から審判を受け

その保育施設は市場から撤退するということになる。

このようにすれば税金はほとんどかからない。

池田氏はの発想の根底には

こうした市場システムへの不信がある。

相変わらず幼稚園並みの補助金

バウチャーという名の補助金をほしがる

池田信夫氏のような「隠れ社会主義者」は

実は一番巧妙な補助金論者工作員なのかもしれない。

  • 認可保育園は幼稚園以上に大量の補助金投入されていて幼稚園以上に超高コスト(故に数が増やせず山のような待機児童が発生)だし、 低コストで酷い品質の認可外保育園は今でも存在...

  • 俺も学部くらいまではこういう抽象的な事だけ言って批判した気になってた 今から考えるとちょっとはずかしい

    • 抽象的がどうこうという以前に、 保育園の方が幼稚園より遥かにカネかかっていて補助金の額も遥かに多いのに 価格は公的に定められている社会主義的な世界だと言う事実を知らないた...

    • 元増田だが、幼稚園の方が保育園より安いとかそんなことを言いたいのではない。 なぜ完全に市場システムを活用せず、 《基準》を要する幼稚園にあわせたり、 バウチャー=補助金の...

      • 補助が無くなったら貧困層は保育園使えず働けなくなる→生活保護受けるしかなくなるんだが。 その方が税金かかるし少子化もますます進むわな。

      • 超廉価の保育所ができてる、っていってんだろ。 もう《基準》も価格制限もないんだから、 ものすごい安い値段で、簡単に預けてくれる保育所ができるっつうの。 さっきからここがわ...

        • ものの値段と言うのは必要経費以下には下がらないんだが。 保育ってのは最低限の設備+人員だろうとそれなりの金がかかるものなんだよ。 そこを根本的に分かってない。

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