「メイド喫茶」を含む日記 RSS

はてなキーワード: メイド喫茶とは

2007-04-23

http://anond.hatelabo.jp/20070423133010

つーか単純に言い方がどうかと思うが…

そんなことリアルで面と向かって言う必要が感じられない。

掲示板やこういうとこに書くならまだしも

リアルでそんな事言ったらほとんどケンカ売ってるようなもんでしょ。

まあそれはさておき。

私はレイヤーだけど、「一般人から見てコスプレ=痛い」ってのは

重々承知の上で面白いからやってるんだけども、

でも「オタク界でも一番下のカースト」と言われると

やっぱちょっと腹立つと思う。

「一般人から見て痛い」てのはもう分かりきってるし慣れてるから

何とも思わないけど、同じオタクから見て「痛い、最下層」とか

言われる筋合いは正直無いし。一般人はオタクオタクで一まとめとしてみてるから、

ヒエラルキーすら感じてないと思う。「なんかオタクキモイ」で終わり。

ていうか、ヒエラルキーを考えられるほどオタクに詳しい人はすでに一般人ではない。

それに、これは個人的経験だからそんなに強く断言はできないけど、

同じオタク界ではレイヤーを下に見る人は多いのかもしれないけど

一般人は寧ろ、そこまででもないと思う。

この前テレビでやってたが、今ギャルが一番やってみたいバイトは「メイド喫茶」だそうだし

コスプレに関しては案外「え??コスプレ???…でもちょっとだけならやってみたいかも」

的な想いを抱いている一般人、割と多いよ。変身願望って結構誰でもあるんだろうね。

同人誌とかよりは寧ろ、一般人にとって分かりやすい楽しさだと思う。

2007-03-09

http://anond.hatelabo.jp/20070309113755

メイドが給仕してくれる]と思いきや女王様に豹変する}という設定のメイド喫茶)というプレイをセッティングしたイメ蔵に放り込んで調教しておしまい

2007-03-08

http://news4vip.livedoor.biz/archives/50933790.html

 メイド喫茶メイドはともかく客が気持ち悪い。大きな声で特撮の話してたり、メイドさんに「かわいいかわいい」って言ったり。前者はともかく、後者ほとんどキャバクラ(言ったこと無いから分からないけど)の世界。

 それと、メイドさんの中にはオタ知識満載の人もいるけど(コミケに行ってるメイドさんもいた)、大して詳しいわけじゃないメイドさんも多数い(メイド喫茶が増えれば増えるほどこの傾向は顕著になる)。「『空の境界』知ってる?」「えー知らないですー。今度読んでみますね♪」「『????(オタがするゲーム)』知ってる?」「ゲームは弟と『ボンバーマン』ならやったことあるけど…」という会話があったから。

 それとそれと、元メイドさんが連れてきた彼氏がとてつもないイケメン(オタクが周りにいたからかもしれないが、身長も高い上に顔がいい。そしてファッションセンスもいい(と思う。よく分からない))だったことがなんとなくショックだった。結局現実なんてそんなものね。

2007-02-12

わるい子

単にオイラの読解力が無いだけかもしれない、という言い訳から入るけど。

http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070211/p1

別に『賃金水準は、絶対的な生産性で決まるんじゃない。その社会の平均的な生産性で決まるんだ。』って部分にそんな文句はないけど、とにかく煽りすぎだろこれwwwww

前回述べたように、こうした企業が高い生産性を実現できるのは、その他の人々の支えがあればこそ、ではある。そうはいっても、やっぱり肝心なのはすさまじい労働生産性を達成している製造業なんだよ。

とりあえずこれを信じることにして(http://anond.hatelabo.jp/20070212044554って意見はあるけど)、これと

実はサービス業の多くは、あまり生産性が高くないんだよ。(中略)でも、だからこそ第三次産業/サービス産業雇用吸収力がある。

http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070204/p1

これで、何故

人は仕事がないことに耐えられるか、一パーセントに養われる存在に甘んじられるか、という問題設定はそもそもがナンセンスだ。

http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070204/p1

になるのかさっぱり分からん。教えてエロイ人

はてなに巣くうお気楽大学生どもが、バイト途上国高級官僚の何倍ものお金を稼げるのも、究極的にはシャープソニースズキのおかげなんだよ。腐ったアーティストだの、エコロジストだの、勉強不足の新聞記者だの大学教師だのが高い給料をもらってのほほんとして、大企業批判にうつつをぬかしていられるのは、実はかれらが往々にして忌み嫌う大企業大量生産システムのおかげなんだ。2ちゃんねるに巣くう(一部の)くされニートどもだって、その安楽な生活はかれらがとかく批判したがる大企業が高い生産性を実現している余剰にたかっているだけなんだよ。

んじゃもう、生産性的に(比較的)労力の無駄食いが多い部分なんてゴリゴリカットして、99%ってのは多少言いすぎにしても、これからは大企業様の恩恵を賜りながら僕ら皆でニートしてりゃいいんじゃね。マジで。出来ればその方がシアワセだと思うよ、僕は。

後どうでもいいかもしれないけれど

もっと卑賤なほうへ! メイド喫茶の女中さんがいる。日本の女中どもは、やはりメイド喫茶のあるタイの女中さんの数十倍の時給だ。どうして? 日本の女中さんはなんか手際がいいの? 目にもとまらぬはやさでオーダー取るとか? 「お帰りなさいませご主人様」というのを 100 倍の速度で言えるとか? 日本ならタイ女の子の 100 倍の媚びを売って、萌え度 100 倍、タイの女中喫茶なら平気なキモヲタくんが、アキバの女中喫茶だと店に入った瞬間に萌えオーラでいきなり射精とか? ねーよ。

ここの小見出しが『生産性の国際比較――サービス業は世界的に大差ありませんわよ』なんだが、サービス業をこんな感じで比較することに意味があるのか?よくわからん。タイでティーポット傾けられても、日本のご主人様のティーカップには一滴たりともお茶は入ってこねーべ。

「ゴッドランド経済学」で生産性の話を書いて、インドから戻ってきてみると反応がいろいろついてた。

ではワタクシはしばらくガーナにいってきますので、みんないい子にしているんですよ。

あー、感覚的に世界を縮めまくってるとか?

それなんてストレイト・クーガー。

たとえば、ぼくは先日、ウィリアムバロウズアレンギンズバーグ麻薬書簡』という本を訳した。所要時間は一日半。しかも品質最高。一方、この本には既訳があって、某大学先生がどっかに缶詰にされて「たった二週間で仕上げた」と自慢し、しかも「やっつけ仕事だ」と自負なさるとおり、目を覆うばかりのまちがいだらけ。この場合、ぼくの生産性と、この大学先生の生産性のちがいは簡単に計算できる。時間だけで見ても、ぼくの翻訳の生産性はこの先生の 10 倍弱。品質を考慮すれば 20 倍以上だろう。

どれだけ数量作れたって、価値が無けりゃ意味が無いんじゃないんですか先生(いや、別に翻訳本に価値が無いって言ってるわけじゃないです)。生産性って生み出した物そのものによるのか?生み出した価値によるんじゃないのか。

上のメイド喫茶の話でもそうだけど、なんかこの辺りが(主に僕の中で)よく分からんことになっとる気がする。タイで「お帰りなさいませご主人様」って言われても、その笑顔も見えなきゃ声も届かない日本のご主人様にとってはほぼ無価値だもんなぁ。

2007-02-08

何で服買うだけでこんなに苦労するんだ

破れたりよれたり色褪せすぎたりで、まともに着れる服がいよいよ無くなってきたので梅田に行った。

しかし何だあのザマは。元々汗っかきの俺は過剰な空調を予測して薄着で行ったというのに。

店員もそんなに絡んでこない店だし。値段もジーンズメイトに毛が生えたようなもんだというのに。

もう汗だっらだら。脂テッカテカ。何だよ。誰もお前なんか気にしてないよ。だから勝手に汗かくなよ。

勝手に顔赤くすんなよ。お前ヨドバシいたときは凄くリラックスしてたじゃん。同じビルだろうが。

それでもいつかどこかで、恐らく自分で刷り込んだアウェー感が俺を。俺を。

それでも服はそろそろ買わなきゃ。同じのばっかローテーションして自分でも臭いぐらいの勢いだし。

でも優柔不断だから店の中を何往復もするし。それでまた汗かくし。やっぱちょっと値段高く見えるし。

まあ、何だかんだで結局服は補充できた。多分あのときの俺の顔に日光を当てたら太陽拳使える。

買った勢いで別のビルにも寄ったけど、そっちは高くて死ねた。足元どころかもう真下を見てたねあれは。

全然お客様の方を見てないよ。これだから男物は。とかいうとファッショナボー気取りだよね。

でもそっちのビルにはウチの近所にはいないミニスカ女子高生とか、

暖冬だからかやたら多いホットパンツさんとかが沢山いたのでニヤニヤしてた。脂テッカテカの顔で。

あとそこの宣伝ポスターコピーが「おかえりなさいませ、ご主人様」だったのに驚いた。

シネコンで大半ファッション階でレコード屋が一軒みたいな、もはやテンプレなオシャレ空間だというのに

こんなところにも萌え触手が!とか勝手に親近感めいたものを抱いてニヤニヤしてた。完全に釣られてる。

ああでもそのキャッチの後ろの画はオムライス、に見せかけた折りたたまれた黄色いシャツだったんで、

メイド喫茶オムライスファッション→シャツの組み合わせか。やっぱファッショナボーだわ、

とか思った。ファッショナボー言いたいだけですすみませんおやすみなさい。

2007-01-26

巫女の日問題】個人対企業

「巫女の日」商標における商品・役務の範囲について

指定役務は「軽食堂・喫茶店・簡易食堂」で申請してしまってますが、

飲食店全般での名称の使用が範囲に含まれるそうで、

レストラン等でも使用が制限されるようです。

今回の場合、セミナーの類と飲食店に関連しなければ、

Web上での使用には一切気を使う必要がありません。

どんどん使って頂いて結構です。

以下、例に挙げられていたケースの私の判断なのですが、

4つとも、飲食店Webサイトで「巫女の日」やそれに類似する名称を使用する事は

従業員による宣伝行為となるので使用が制限されてしまいます。

お店の人が行う行為は、店舗でもインターネット上でも関係ありません。

これを見る限りはどうやら「巫女の日」を商標登録した彌杜樹秘氏の意図としては

飲食店全般からお金をせしめたいと言う考えのようだ

なので、ご質問からWebサイトの項目を除外してお応えすると、

例1:喫茶店Webサイトで「巫女の日」を使用したが、店舗ではその言葉を使用していない場合

喫茶店Webサイト上で行っている宣伝行為となるので使用が制限されます。

例2:喫茶店が使用した名称が「巫女さんと一緒にお茶を飲む日」だった場合

全然問題ありません。

例3と4:喫茶店が使用した名称が「3月5日の日」で、数字の上に「みこ」とルビがふってあった場合

読み方次第だと思います。

従業員がそれを「みこのひ」や類似する名称で呼んでいると、場合によってはNGになりかねません。

これ以外の微妙なケースで管理人さん的にNGのものがありましたら、出来るだけ詳しくお教え下さい。

従業員以外による名称を使った飲食店の宣伝行為はグレーゾーンだと思ってます。

顧客が小規模に行ってる分には、限りなく白に近いグレーなので関与しませんが、

集団の規模が大きくなってファンクラブのようになると黒に近いグレーとなりかねないです。

ここで思うに彌杜樹秘氏は訴えを起こせば勝てると考えてるようだが

飲食店の殆どが何らかの企業でありこうなると個人レベルで勝てると言う問題ではない。

それ以前に裁判を起こすと言う事は金がかかるわけで金銭目的な体力が彌杜樹秘氏個人には

あるのかと言う問題もあろう。資金的な問題になると企業のほうが強い。

さらに言えば(確証は持てないが)メイド喫茶経営している企業には限りなく裏社会

近い所がバックに付いている事もしばしばあるわけで、ネットで大騒ぎになるのとは

また別の非常に深刻な問題を抱える可能性だってあるのだ。

その覚悟が彼にはあるのだろうか。

2007-01-24

巫女の日の問題を考えてみる

巫女の日について思う事・・・

こちらに巫女の日商標登録するに至ったかを示す文が書かれている。

以下は転載

2006-09-13 (水) 00:51:32

安易な巫女イベントが増えたら、巫女イメージダウンに繋がるんじゃなかろうか?

これは非常に由々しき事態である!

例えばメイドイメージの変化

2000年

良家に仕える女性

ヒラヒラした服装をしているのが理想。

2006年

メイド喫茶等に行くと「お帰りなさいませ、ご主人様」と出迎える。

ヒラヒラした服装をしている。

こんなイメージが流布して公共における巫女イメージとなってからでは手遅れなので、

なんとかせねば。クラスを付けたライセンス制度を作れば、ちょっとは世の中が

良くならないだろうか・・一定の基準をクリアすれば、誰でも自由にサービス

提供できるようにし、公共における巫女イメージアップを狙いたい。

確かについ最近までメイド喫茶が氾濫しまくった頃は

「こんなの俺のイメージしたメイドじゃない!!」と

憤慨した方も多いはずであるしこのブログ管理人

巫女の日」の商標登録をした彌杜樹秘氏もそうなる前に

先手を打っておきたかったと言うのはあったに違いない。

また、巫女イメージを自分で引っ張りたいと言う野心もあったのだろう。

しかし、巫女メイドと比べると(歴史が長いとはいえ)マイナージャンル

あったと言う事や皆の持ちあいコミュニティによって形成されてきた経緯を考えると

彌杜樹秘氏は商標登録と言う手段に手を出すより、

自らマスコミに出るなりして自分のイメージした巫女イメージを広める努力をした方が

まだ良かったのではないかと思うのだが。

http://anond.hatelabo.jp/20070121232902

http://anond.hatelabo.jp/20070121173612

巫女の日は俺の物。 詳細追加版

巫女の日(3/5)」の商標を単なる一個人が取得

http://miki.miko.net/mi-blo/?%D6%E0%BD%F7%A4%CE%C6%FC%A4%CE%BE%A6%C9%B8%B8%A2

巫女の日

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%D6%E0%BD%F7%A4%CE%C6%FC?kid=113051

ここ数年、巫女好きの人達の草の根的な活動の成果(3/5のイラストイベントなど)で

去年辺りからやっと知名度があがってきた矢先の出来事で残念

勝手に取得した人物は、「ネタで取得した、商標は儲からない」と現在は言ってるが

問題が広まる前には、巫女の日イベントの独占と金儲けを匂わせる発言をしている。

商標の使用にはお金がかかりますか?

基本的にかかります。

でもまぁ、お金を取らない場合もあるのでメールでお問い合わせ下さい。

商標を取得した理由は自分が使うからです。何に使うかは準備中なので秘密です。

商標権の存在意義は利益確保じゃなくて、その商標におけるブランドイメージ保護です

・利益を伴わなくても自由には使えるものではありません

 ~~~~~~~~~~~~~~~~

さらに毎年巫女イラストを開催してるところに勝手

>例年には無い制限が掛かってしまう点があるのはご了承下さい。

>(例:巫女の日店舗が結び付くようなWebサイト構成etc)

のような規制とも思えるけん制を…

  • 問題点
    • 皆が自由にイベントとして楽しんでいたものを勝手に横から商標登録した
    • 商標登録をして2ヶ月間は、誰でも取った商標に異議申し立てが出来るが、11月に取って、その2ヵ月が切れてから取ったことを突然公開した
    • メイド喫茶などが、期間限定などで「巫女の日」を開催しているがそれも対象になる
    • 商標を取得した人物が『中学生巫女着替え』の動画をUPしたり、『強姦風巫女装束の脱がしかたの動画』を販売してるような人物
    • ブランドイメージ保護と言ってるが、具体例が示されていない、しかも上記の事をしてるような人物
    • 商標取得への質問にまともに返答をせずに「理解できない」と一方的に言い放ち掲示板の書き込みを禁止
    • 「利益を伴わなくても自由には使えるものではありません」の発言は全ての「巫女イベント」が自分の思いどおりに動かしたい現われなのではないか?

中学生巫女着替え

http://web.archive.org/web/20060113174252/http://miki.miko.net/mi-blo/?Miko-PEG

巫女着替え動画 販売

http://megalodon.jp/?url=http://miki.miko.net/mi-blo/%3f%25A4%25DF%25A4%25B3%25C8%25CE%25C7%25E4%25B5%25A1&date=20070123022543

金儲け巫女の日イベントの独占を狙っての商標取得にしかみえない

ブランドイメージ保護」とか「利益を伴わなくても自由には使えるものではありません」のあたりが。

2007-01-23

http://anond.hatelabo.jp/20070123171956

 私はメイド喫茶は好きだけど、キャバクラはあまり好みじゃない。

 酒飲んで酔いが回って、もう飲むのはいいやゆっくり休みたいって雰囲気の時に「次行くぞッ」ってキャバに連れてかれて、どこの馬の骨とも知らない女の子と、しかもタバコの臭いがして客の前でタバコスパスパ吸うような女の子と、こっちも全然話をしないと相手に気を遣わせるだろうと気を遣っておしゃべりに付き合ってやって、もうどっちがどっちを接待してるんだか。そんなのちっとも楽しくないわ。しかもウイスキーの水割りをもういいのにもっと飲まされて、もう勘弁してくれ。

 その点、メイド喫茶マイペースが許されるからいい。酒は飲まなくていいし、お給仕の時以外は来ないし、無理矢理話を合わせながらおしゃべりする義務からも解放されている。少なくとも客の前ではタバコを吸わない(バックルームでタバコを吸いながら「あの客きんもーっ☆」と言ってるかどうかは詮索しないことにする)。私にとってはこれくらいが気楽でいい。私の求めているのは異性ではなく非日常だから、どこにでもいそうな普通のケバいねえちゃんよりも、コスプレだけど清楚でレトロなメイドさんの方がいい。

2006-12-17

AKIBA FUTURE -オタサイト秋葉原

はじめに

秋葉原現在もっとも注目される街の一つである。IT・ハイテク技術聖地として、あるいは現在国が推進するソフトウェアコンテンツの見本市として、またはサブカルチャー文化が生まれる一観光地として、政府である『官』やソフトウェアハードウェアを生産する『企業』、そして秋葉原を目指す『個人』の視線がそこに集中し、ひとつのムーブメントを作り出している。

この記事は、秋葉原歴史については軽く触れる程度にとどめ、主に90年代後半??今後の秋葉原について参照し、今後秋葉原がどういった発展を遂げるかについて将来像を探るものとする。

1 電脳都市秋葉原誕生

電気屋街としての秋葉原歴史は、終戦直後に作られた露天市までさかのぼれる。戦前秋葉原にも山際電気現在ヤマギワ電気の前身)なども存在はしたが、当時電気屋の主流であった「電気材料卸商」(電化した工場設備に必要な部品を販売する商店)の中心的な場所ではなかった。戦後焼け野原になった秋葉原で近隣の電機工業専門学校(現東京電機大学)の学生ラジオを組み立て販売するというアルバイトをしたところ、これが大繁盛。その結果、他の露天商も品物を真空管などラジオ部品の販売に転向、その上電気に詳しい露天商の参入もあり、120軒あった露店のうち約50軒が電器商という、まさに電気屋街の前身ともいえる様相を見せた。

この初期の秋葉原の発展について、近くに工学専門の学校があったという地理的要因のほかに、交通の便のよさというのが上げられるだろう。終戦直後にできた闇市で活況を見せたのは、上野新橋渋谷など国鉄の乗降客の多い駅の周辺にできたものだった。秋葉原国鉄都電が通るアクセスのよさは、そういった「人の流れの結節点」となって、秋葉原に人を留める要因になったと思われる。

その後、GHQにより道路拡張工事を行うため、露天撤廃令が施行され、露天商は国鉄秋葉原駅ガード下で営業をはじめることになる。これを秋葉原電気屋街の原型とし、以後日本高度経済成長とともに、電気屋街は拡大していくことになる。この成長を支えたのは家電だった。人々は豊かな生活を追い求めるため、「三種の神器テレビ冷蔵庫洗濯機)」に代表される電化製品を求め、家電が安い秋葉原に足を運んだ。しかしその人の流れは昭和50年代後半で終わることになる。家庭に普及した自動車郊外型の家電チェーン店に向かうといったライフスタイルが定着し、それまで主要客層だった家族層が秋葉原に足を向けなくなる。また、昭和60年代のAVブームと高級家電のブームの反動による家電不況などもあり、秋葉原は新規顧客層の開拓と、それに伴う主力商品のシフトを図ることになる――「情報家電」。昭和にはマイコンとよばれ、現在パソコンと呼ばれるマルチメディア機材である。平成6年、電気街の売上においてPC関連商品が家電商品を上回って、名実ともに秋葉原電脳街となるのである。

2 オタク層の流入??趣都の誕生

秋葉原の主力製品となった情報家電は、アニメゲームを愛好するオタクたちと親和性が高い。アニメを見るためのTV、エアチェックする為のレコーダー、ゲームだけでなく、ファンとの交流を図るコミュニケーション・ツールとしてのPC――しかしそれだけが、秋葉原を「オタク聖地」としたのではないと、建築学者である森川嘉一郎は言う。

秋葉原に点在する「まんだらけ」や「海洋堂」、「ゲーマーズ」などの同人誌アニメグッズ、ガレージキットフィギュア)専門店はそれまで秋葉原になかったものであり、それらは秋葉原移転するまで吉祥寺渋谷新宿などに点在して存在していた。しかしそんな専門店が97年以降秋葉原に集中するようになった原因を、森川は『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』において、(株)海洋堂宮脇修一専務のインタビューをヒントにこう記している――アニメ新世紀エヴァンゲリオン』のヒットと、それに付随したサブカルチャー・ブームにより未曾有のバブルに沸いたサブカルチャーショップが、その勢いに乗り秋葉原への出店を促したのだと。確かにこの時期、東京ビッグサイトで行われたコミックマーケットの入場者数が25万人(95夏 90年からこの人数が横ばい)から35万人(96夏)、40万人(97夏)へと急激に膨張するなど(ちなみにこの後入場者数は横ばいになる)、この時期サブカルチャー文化への大幅な人口流入があったという見方もできるだろう。しかし、アニメマンガ界隈において、エヴァ以降現在に至るまで、エヴァと比肩し得るヒット作は生まれていないのが現状である。しかしサブカルチャー産業は萎むことなく、拡大し続けているのが現実である。エヴァ現象によってサブカルチャー文化に入ってきた人びとは何を飽きずに摂取し、そこにとどまり続けているのか。まずこのことを明らかにしてから、秋葉原の現状について考えてみたい。

3 社会最適化されたオタク??個のオタクから公のオタク

批評家東浩紀によれば90年代以降、アニメ物語よりもそこに登場するキャラクターや設定などの断片を愛好するオタクが増えたと、著書『動物化するポストモダン』で述べている。東浩紀によれば「オタクたちは、物語メッセージなどほとんど関係なしに、作品の背後にある情報だけを淡々と消費している」と指摘し、そのことを「キャラ萌え」している(この言葉はやや古くなった感があるが、そのことについては触れないでおく)と表現した。1960年生まれのライターである竹熊健太郎氏も、「オタクとは何か? What is OTAKU? | Web草思」において、まず自身の立場を「(アニメ作品などにおいて)トータルで作品は見るべきだという思いがどうしても強い。」と表明し、「もちろん心の深いところでは、キャラ萌えのような感情はあるんですけどね」としながらも、かれらについて「でもそれを外部に表明するのは、自分はバカですと言ってるのと同じで、とてもできないわけですよ。」と違和感を語っている。しかし、その中で竹熊はこうも語っている。曰く、キャラ萌えという衝動は「アニメブームの頃、中高生ミーハー女子が「シャア素敵??」って黄色い声をあげていたのと同じ」であると。

東はオタクの嗜好が変わった原因を大きな物語の凋落に求め、結果大きな物語に付随する「小さな物語アニメにおけるキャラクターロボットなどの一要素)」を単独で摂取するようなオタクが現れた、と前述した著書で述べている。このことについて東はインターネットの世界を例に挙げてうまく説明しており、少々長くなるがここに引用したい。「すべてのウェブページを規定するような隠れた大きな物語存在しない。(中略)インターネットにはむしろ、一方には符号化された情報の集積があり、他方にはユーザーの読み込みに応じて作られた個々のウェブページがある、という別種の二層構造がある。この二層構造が近代のツリー・モデルと大きく異なるのは、そこで、表層に現れた見せかけ(個々のユーザーが目にするページ)を決定する審級が、深層にではなく表層に、つまり、隠れた情報そのものではなく読み込むユーザーの側にあるという点である。」「ポストモダンデータベース型世界では、表層は深層だけでは決定されず、その読み込み次第でいくらでも異なった表情を現す。」

この件について森川も同じくインターネットを紐解き、インターネットにおける「地縁血縁に因らない趣味や関心の共通性に基づいたコミュニティコミュニティ・オブ・インタレスト」が、秋葉原の構造の変化を促した、と記している。つまり、「パソコンを好む人は、アニメの絵柄のようなキャラクター好み、そうしたキャラクターが登場するアニメゲームガレージキットも愛好する傾向がある」というオタク趣味の構造が、現在秋葉原を形成したのだと。しかし私は、この変化を趣味の変化や世代の変化ととらえるのではなく、技術進化趣味の構造の変化をもたらしたのだ、と主張したい。

オタクについて、まずかれらについて、サブカルチャー文化を愛好するものたちだと捉えよう。サブカルチャー文化はメインカルチャーにたいするカウンターである為、自ずとその文化を愛好するものはマイノリティとなる。そしてマイノリティである為、常に外部から奇異の視線に晒され(宮崎勤事件を参照されたい)、それに対抗するためオタクたちは様々な我流の理論武装を施し、それによって更にオタクオタクとして、孤立、タコツボ化を極めた(こういった空気は、ガイナックスの元社長である岡田斗司夫が記した『オタク学入門』(太田出版)を参照されたい)。そしてオタクはまた、サブカルチャーの知識を深めるための仲間を必要とし、オタク仲間に出会える場所を強固に求めた。漫画家篠房六郎氏は、かれ自身にとっての同志が集う場所であった武蔵野美術大学漫画研究会について、「かつてはクラスの隅っこにいた痛々しい孤独連中が、自分と同じものの見方を持っている人がいると知って、救われる場所がここだった。」と表現している。

しかし技術の発展が、限られていた場所を無数に生み出すことになる――具体的に言うと、ネットに生まれた「コミュニティ・オブ・インタレスト」である。

秋葉原が「趣都」となった97年以降、PCインターネット整備網、そして文化は急激に発展し、一般家庭に普及していった。オタク情報家電親和性は「2 オタク層の流入??趣都の誕生」の冒頭で述べた通りであり、また、Windows95以前もニフティサーブパソ通などで、一部のオタクBBSを通じて他のオタクとのコミュニケーションを図っていた。その後インターネット人口が拡大するにつれ、オタクたちはかつて無い数の「同志」と出会うことになる。現実世界では「距離」によって出会えなかった人々と、モニター越しに交流することができ、どんなにニッチ趣味でも「仲間」を見つけることができるようになったのだ。

「仲間」と「コミュニティ・オブ・インタレスト」を形成できるというのは、前述したような「我流の理論武装」をする必要がなくなったことを現す。なぜなら形成したコミュニティを安定維持するため、構成員の視線は外部より内部に向かうからだ。よって仲間同士、理解しやすく、されやすくするため、お互いにとって理解しやすいものを求めるようになり、その為表層と呼ばれているデータベースを、お互いのコミュニケーションにおいて重要視して使用するようになった。「巫女」や「ツンデレ」など、キャラクターの要素をあたかも服装の組み合わせによる着こなしように消費し、コミュニケーションのための文法とするオタク。作品から好みの要素切り離して楽しむことができるからこそ、エヴァンゲリオン以降ヒット作に恵まれなくとも、オタクたちはサブカルチャー文化を愛好し続けることができたのだ。

4 個の聖地秋葉原??インタラクティブ都市としての発展

秋葉原の今を見つめるブログとして、アキバbloghttp://www.akibablog.net/)というサイトがある。このサイトは毎日秋葉原の店先をチェックして、物品の販売価格のほかに、店員が作る個性的なPOPを“ネタ”として紹介することをメインコンテンツにしている。このサイトを眺めていて目に付くのは、店が掲げるPOPに書きこまれた“ネタ”はマスメディアが流布したイメージよりも、インターネットから生まれたジャーゴンである場合が圧倒的に多いということだ。普通の店なら「○○という番組で紹介された??」という文句を掲げるはずのものが、ここではネットジャーゴンを絡めて、連帯感を出して売られている。また、匿名掲示板群である2ちゃんねるから生まれたキャラクターグッズを売るショップもあり(因みに同じ2ちゃんねるで話題になったのまネコFlashとそのキャラクターがAVEX資本で商品化されたときには非難が集まり、秋葉原発のグッズショップにはなんら実害を及ぼさなかったこの対比は興味深い)、現在秋葉原オタク文化というマスではなく、ネットというマスに向けて情報を発信していると言えよう。話題になったドラマ「電車男」も、触れ込みは「オタク発」ではなく「ネット発」とうたわれていたのも思い出させるし、そもそも秋葉原名物となったメイドも、(始まりこそあるアニメコスプレ喫茶として生まれたものの)オタクたちが共有イメージとして持っていた「メイド」を現実化したものであり、特定のアニメ作品というマスメディアから生まれたものではないことも記しておこう。

高度成長時代、メーカーにとって秋葉原とは、特例的な値引きを許し、かつ消費者の反応をフィードバックさせるための実験場であり、社員の技術者が新製品とともに、専門知識を備えた販売員として小売店へと配備された場所だった。今秋葉原では同じように、ネットから生まれた文化を貪欲に取り込みそれを街の貌とする実験場になっている。インターネットの発展により、個の集合体があたかもマスコミュニケーションのように総体として機能し始めた現在。「趣味の構造が場所を変えた」都市に加え、「既存のマスメディアだけでなく、個々が生んだネットメディアと交流をとる」最先端の都市として、現在秋葉原は評価されるべきだろう。

参考文献

「週間大衆:昭和54年8月9日号」焼跡のバラック問屋街を『世界のアキハバラ』に高めたガンコ一徹

http://www.shimura-musen.co.jp/home_2/kiji_02.htm

秋葉原歴史

http://www.akiba.or.jp/history/index.html

オタクとは何か? What is OTAKU? | Web草思

http://web.soshisha.com/archives/otaku/index.php

伊藤計劃:第弐位相 - 学園祭の話

http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20061029#p1

秋葉原におけるメイド喫茶コスプレ喫茶歴史

http://sotokanda.net/his_cafe.html

註:ちなみにメイド喫茶が爆発的に増えたのは、私の記憶によればドラマ「電車男」以降のはずである。

コミックマーケット30’s ファイル 発行:(有)コミケット 発行人:米沢嘉博

カーニヴァル化する社会 講談社 著者:鈴木謙介

動物化するポストモダン 講談社 著者:東浩紀

趣都の誕生 萌える都市アキハバラ 幻冬舎 著者:森川嘉一郎

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん