「近代国家」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 近代国家とは

2008-11-01

時代の徒花?

時代の徒花じゃない政治思想なんてあるのか?

「ミンシュシュギ」だって、たとえばアメリカの新保守とか日本のソウカ党のように「二代政党が拮抗する状況に便乗してキャスティングボード握る少数派のフリーライド現象」とか、苦労しても情報が行き渡らないのでものすごいリテラシーが全員に無い限り劇場型政治になって広告宣伝屋とマスコミ権力化するとか、近代国家の中ではだいぶ分かりやすい弊害が出てる。ただ、だからといって今のところ「それよりマシな政治システム」は開発されてないから仕方なく残ってるだけ。

とはいえ、「それよりマシな政治システム」がこの先発明されるかというと、若干疑問ではある。たとえばミンシュシュギだって二千年以上前から知られて(実際に行われたりもして)いたけど、それなりの世界的広がりを持ちはじめるのはそれから千年以上経ってからだ。人類全体が「天才」たちの思考に追いつくにはその程度の時間がかかるみたいだ。だから、今後ミンシュシュギ以外のシステムに移行するにしても、実現出来るシステムがあるとすれば、それは既に発見され知られているシステムでないと無理なんではないだろうか。

http://anond.hatelabo.jp/20081101111701

2008-10-16

http://anond.hatelabo.jp/20081016124338

冤罪被ったことがない増田幸せだと思うよ

俺の周りはよくそう言う理不尽がまかり通っていたけど

同級生も一様に先生を恨んでいたよ

真犯人を恨むなんてそんなある種理性的な判断なんかできないよ

実際に検証もしないで自分を殴ったのは先生なんだからさ

イラク人がアルカイーダじゃなくてアメリカを恨むのと一緒だよ

力のある立場のものは軽々しく憶測で行動してはいけないんだよ

だから、真犯人を一定数逃すことになっても冤罪は認めないって近代国家は定めたんだよ

2008-08-09

http://anond.hatelabo.jp/20080809215820

「と言って貧乏人の生存権を脅かしてる市場原理主義自由主義者」ってどこから出てきたの?

勝手脳内で仮想敵こしらえて演説ぶっても相手は説得出来ないよ。

そういうコミュニケーション流行っているのかも知れないけど。

それと社会権生存権は「近代国家の所産たる人権」じゃないから。

http://anond.hatelabo.jp/20080809213526

個人的には

シホンシュギは公平なゲームなんだから、負けたヤツからいくら搾り取っても不当ではないんだもんね

と言って貧乏人の生存権を脅かしてる市場原理主義自由主義者と、あなたの言う全体主義者は、近代国家の所産たる人権を侵してる度合いで言うとどっちもどっちだと思います。

http://anond.hatelabo.jp/20080809211936

ナチスって「奴らは不当に暴利を貪ってるんだからいくら分捕っても問題ない」

ってプロパガンダで、ユダヤ人私有財産権その他を認めなかったんだけどね。

私有財産権はもちろん近代国家の所産たる人権の一部。だから保守派には

全体主義批判の文脈で、私有財産の不可侵を持ち出す連中もいるわけ。

2008-08-05

ちょっとだけ「組合の人」が語ってみる「労働者経営エントリにつ

オンライン上で、fromdusktildawn氏のエントリを見て正面から、反論してくる組合の人はいるだろうか。

いないとすると、本当に日本組合は終焉を迎えているとしか思えない。

http://anond.hatelabo.jp/20080803233109

と呼ばれたので少し書いてみようと思う。もっと分裂君(fromdusktildawn氏のこと。以下こう略す)のエントリに言及するのは気が進まない。だって本人が「このブログの内容は極論でありありていにいえば嘘、極論を述べて楽しみ、極論の中の一片の真実を探るものだ」と言ってるわけだから。

だから、正直「正面からの反論」に意味があるとは思えない。その極論は、「極論」だけに様々なことを故意に無視して、あるいは故意に前提としてできあがっているから。

その中には、たとえば引用した上の増田さんが指摘した通り「想像上のサヨクでなく、現実左翼が日々どういう活動をし社会の中にどう組み込まれているか」と言った問題が潜んでいたりする。大体御用組合とそうでない組合の差なんて、組合の中枢部で動いている人間にだって分からん。それこそ「経営評価委員会」みたいなものでもつくって、組合の功罪について裏表全て出してみて、「結果として」その組合労働者により役立っているのか、会社にとってより役立っているのかが評価できるかどうか、というところだし。大体、労働者だけに有利で会社にとっては不利な存在でしかない組合など、現代の労働者自身が求めていないしね。

まあ、増田さんとは違って分裂君は、そのあたりの事情をあえて無視している(経営者とかにも知り合いが多いと書いてるから知らないわけはない)のだと思う。まあこれは些細なことに過ぎないけれども。

そんな彼のエントリが「真面目に」読まれているとしたら、それはやっぱり不幸なことだ。だから反論しようとは思うのだけど、そうやって真面目に分裂君のエントリに「反論」しようとすると結局それは彼の「極論」を成立させているネタネタバラシみたいなことをするしかない。これはぶっちゃけ彼のエントリをつまらなくするので読まない方がいいくらいだ。やれと言われたからやるけど、本来これは自分の作法ではない。先に謝っておく。

:::::::::::::::::::::::ツッコミ開始:::::::::::::::::::::::

(1)経営についてもサヨクにしても、実は想像上のそれしか比較されていないこと。

彼のサヨクに対する批判が想像上のものだと上で述べたが、良く読めば分かる通り彼が述べる「経営体」としての企業の役割や社会に対する貢献、そしてその評価についても、全て理念的な話でしかない。

現実の所、企業が提供する「豊かさ」(A)が、我々の望む豊かさ(B)とイコールであるかどうかについて評価しない限り両者は比較できない。そして、明らかにAをBに一致させるよりは、AをBだと勘違いさせる方が安上がりであり、そして現実社会というのはそういう安易で安上がりな方向へと流れていくものだ、ということさえ、分裂君はあえて触れない。

一方、ネオリベ提唱する「理想社会」のイメージだけを見て褒め称えているが、本当の所彼だって、現実ネオリベが混乱と貧困をもたらしていたとしてそれを「ネオリベの『理想を正しく実現していないからだ』」などという原理主義者のようなことは言わないだろう。だから「極論」

というわけで、理想だけを見て現実をみていない、これが第一ポイントです。

(2)話の根幹となっている「労働者に必要な『経営スキル』という概念」について

さんざんドラッカー引用して語って、これも各個人が戦略的に社長のように振る舞い、その総和としての社会が…という話に見えて、全然違う。本当のところ分裂君のこれ、実は『資本論』を下敷きにしてるんだろう。「サヨク」を揶揄しながらこういうことをする。分裂君、結構人が悪い。マルクスが言ったことの中でもっとも重要ポイントの一つはまさに「労働者企業奴隷じゃねえ!『労働力』を企業に販売する経営者なんだZE!」ってことで、言ってみればそれは組合理念の根幹部分。だから、個人的にはこれ笑うところかなと思いながら読んだ。このエントリ自体が高度な釣りというかJokeなのだとすれば、このあたりに一つクスグリをいれてみたということではないか。

(3)結局のところ彼の論に基づけば、社会的なセーフティネットは『無い』という事実

まず、一所懸命繕おうとして繕い切れない問題として、分裂君は有効に機能する社会的セーフティネットについて論じていない、という点。たとえば教育に関して「教育クーポン」が機会の平等を実現するかのように語っていますが、教育クーポン自体こそが社会的強者にとって最も有効に使えるツールであるという点には触れない、つまり結果の不平等が拡大されやすい政策だ、とかね(個人的には、アイデアとしての教育クーポン自体には意外と賛成だがそういう負の問題を解決しないとどうにもならないとも思う)。公害問題についても、色々なアイデアは紹介するけど、それが実際に公害を解決するかどうか、は言わない。

そこを彼は「経済的自由と結果の平等トレードオフだから仕方ない」という理屈クリアしようとしてるわけですが、ここにも詐術があって、

1.経済的自由と結果の平等トレードオフだというためには、「稼ぐ金=やる気(インセンティブ)」という価値観が前提される必要があるが、これが正しいとは限らない。というより、それは明らかにドラッカーさんに批判される考え方。

2.結果の平等を実現することで発生するインセンティブには触れない。『歴史的な社会主義の失敗』を批判する一方で、『ある種の成功した社会主義』と言える社会(たとえば戦後総中流社会日本)には全く触れない。

という二点。

この二つを無視し、そして人間統計の比喩で語って「一部の10km/hでしか走れない車のために、大多数の時速を10km/h制限にするのは正しいか?」という極端な比喩を持ち出す。

確かに、人間統計的にしか処理しないなら「1%の人を見捨てる社会は99%にとって住みよい社会」と言えるかもしれない。でも実際問題、そんな風に考えて我々は暮らしていけるだろうか。

たとえばみなさんが子どもなら、1%の人を見捨てて幸せを謳歌する自分の両親を見て心豊かに育つだろうか?

行動力ある青年なら、1%の人が見捨てられている社会に対して信頼感がもてるだろうか?

実際に見捨てられる1%になったとき、ナイフをもってトラックに乗り込み秋葉原に行く以外の幸せをみつけられるか?

実際に見捨てている99%になったとき、何の心配もなく秋葉原に行って楽しむことができるだろうか?

友達が見捨てられる1%になったとき、それは君自身の責任だと切り捨てることができるだろうか?

自分の子が見捨てられる1%になったとき、それは君自身の責任だと切り捨てることができるだろうか?

……

こういう『人間性』に根ざしていない「社会」論は、本当は無意味

繰り返しますが、良く読めば分かる通り《結果の不平等》の発生を分裂君は認めている。それは「起こさないように頑張って起きてしまう」ではなく「社会が計画的に(貧困を)発生させる」ということで、そんな社会が我々の「人間性」に反していることもまた明らかである。

:::::::::::::::::::::::ツッコミここまで:::::::::::::::::::::::

まあ、ドラッカーが考える『仕事における人の「位置づけ」と「役割」の両方を満たすために組織の「マネジメント」がある』という話は普通に面白いので、「ドラッカー仕事観」を推奨する分裂君はもっとそちらを丁寧に紹介して欲しいと思う。できれば偉大な経済学者E.シューマッハー仕事観と併せて論じたりしてくれると面白い。また、『近代国家システム自体が1000万人を越えると機能しないのではないか』という指摘も大変面白いので、そのあたりを丁寧に研究してくれると読み応えがあって面白いのだけど、そうすると釣りにはならないんだろうな。

というわけで、お返事してみました。以上。

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080803/p1

あと、今日になって真面目に反論している人がいた。

http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20080806/p1

2008-07-12

http://anond.hatelabo.jp/20080712195355

でも本人が言い張ってるだけだろうからなあ。親が一切知らせずに勝手にやりましたというのはあまりに都合がよすぎる設定。

疑わしきは罰せずというのが近代国家、それが理解できないイナゴは死ねばいいのにって言われちゃうんだろーけども。

2008-04-21

ウォルフレンの功績の一つは、口当たりのよいイデオロギーによって糊塗された「現実」を暴露したことである。

日本/権力構造の謎」では、日本は西側諸国の優等生として、アメリカ資本主義民主主義を実現したというこれまで信じられてきた神話を打破し、日本権力システム現実にはどう動いているかを示した。

もともとあの本は欧米の読者向けに書かれたものであり、あの本に書かれているようなことは日本で生活している人間にはわりと当たり前のことばかりであったはずだ。

それが日本国内で話題になって、うろたえたのは、これまで国内と国外でダブルスタンダードで接してきた「管理者」たちと、それまでまともな分析ができていなかった日本国内の学者評論家たちである。

ウォルフレン氏は、ほとんどの日本人近代国家の構成員である市民シチズンフランス革命時のシトワイアン・シトワイエンヌ)としての役割をほぼ完全に放棄しており、この状態が日本人の「素顔」であり、うちひしがれた状態であると分析しています。

市民とは政治的な主体」であり、また「つねに、社会における自分たちに運命について理解を深めようと努める」、「ときに不正に対して憤り(いきどおり)、自分でなんとかしたいと思い立って、社会問題にみずから深くかかわっていく」ものであり、「消極性は市民の立場(シチズンシップ)の死を意味する」と同氏は指摘しています。

同氏が日本社会根本的なゆがみと指摘しているのは、

(1)正確な情報が不足して、「うそ」(同氏は「偽りのリアリティー」と表現しています)がまかり通っていること、

(2)企業中心主義の横行

(3)官僚独裁体制

(4)国民のあきらめの心理

などです。

日本権力構造の謎 上』文庫版のP.247には、

丸山真男のように今の政治体制をはっきりと批判する人も東大法学部卒だということだ。彼らを日本の管理者(アドミニストレータ??)のグループに入れることはできないが、こういった現象の研究者が言うように、東大法学部出という経歴のおかげで、彼らは安全地帯にいて大いに好きなことが言えるわけだ。

d:id:realiste=現代の丸山真男か。

2008-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20080417112332

そうか、お前は俺のことをウヨだと思ってたわけか。そういう前提で下らん決めつけをしてきたのだと考えると全て辻褄が合うが。で、なんだね?俺は近代国家なんてフィクションだと思ってるから敢えて分類すれば極左なんだがね。ワールドカップと同じで、わかった上でフィクションに乗るから楽しいんだよ。わかる?俺から見れば近代主義者ってのは保守反動なんだよ。というわけでお門違いだったな。

……じゃあなんで食い下がってるんだ?

食い下がってんのはお前だろ。お前が俺のことを捏造した発言に基づいて馬鹿呼ばわりすることに対して異を唱えているだけであって、文化は役に立たないで構わんということは何度も言ったはず。

いや、俺が助け舟出してやってるんだぞ?

なあにが助け船だよ。お前が食わず嫌いする論点をこっちから避けてやってただけじゃないか。偏狭なドグマを信奉してるのはお前なんだよ。カルト信者宗教論争しないのは定石だろ。

ただ、宗教価値だから公教育目的として掲げるのは難しいが。

それをいうとそれこそ、お前の大好きな欧米先進国様の思想宗教価値と直結しているんじゃないのか?

学問的知識で一般人レベルで近代以前の文献を参照しなきゃならんようなものはないだろうし(あったらそれを指摘してくれ。一発で納得してやるから)。

文学研究とか歴史研究という分野を知らんのかねこの人は。それからいうまでもなく東洋哲学とか仏教学がある。え?なに?広義の文系学問ばっかりだって?気象学とか地震学でも過去の記録は見るよ。そうでなくたって、自然科学研究だって近代(あんたのいう近代と中世の境界線はどこだ。ルネッサンスウェストファリア条約フランス革命か)以前の文献を実際に参照することはないぞ。論文リファレンスニュートンだのライプニッツだのの著書を挙げる奴がたまにいるが、あれを実際に読んでるのは物好きだし、読まなければ理解できないなんてことはまるでない。

役にも立たない教養を持ち上げることに反発してるんであって、英語は実際役に立ってるだろ。格が違うw

お前のいう「役に立つ」の定義は何なんだ。「金になる」という意味ならそれこそ文化政策ステータスシンボルとしてでも十分日本の文化は役に立つことになるだろう。「過去旧弊を断つために異文化を学ぶ」のであれば、「一般人」にとって英語が役に立つ例にはなってないよなあ。

端的に言って才能職だな。人それぞれ立場が違うのは分かってるよ。古典によるハッタリや学閥が幅を利かせる業種だってあるんだろう。

才能職」(笑)がどんなものかは知らんが、学問的なトレーニングという意味での努力が役に立つ仕事というのが情報工学の分野の主流なわけで、工学のイロハのイである線型代数すら理解しないほど努力不足なお前が情報工学の本流を理解していることはあり得ない。いい加減に思い上がりを捨てたまえ。

日本に毎年ほんの数人のためにしか必要でないような世界トップの大学を作る必要はない、とだけしか俺は言ってない。

おやおや、「本物のエリート」がえらく縮小したね。MITはそのレベル大学だというのなら、人口比からいって日本にもそのレベルの素質を持った人間は毎年千人単位でいることになるし、MITと同レベル大学はほかにもいくつもあるから、もっとすごい数になるだろうね。だったら、欧米先進国様に丸投げして済む数ではないね。

ま、MITがそこまですごい大学だと思ってるとしたら、どう考えても妄想ですよそれは。だいたい年に数人なんてレベル人間組織的に指導できるわけなんかなくて、非常に優秀な指導教官がそういうことをすることができるだけなんだが、そのレベルにある(つまり、ある学問分野の世界的権威の)研究者なら日本にも大勢いると言っているんだよ。

でも触ったことなさげだしなあ。

たとえ使わなくても、FORTRAN数値計算用の言語としてスタンダードであり、その利点は別に低水準な処理がどうこうというのとは関係ない、ということはこの議論では抑えてないとダメだろ。

俺には研究者の知り合いもそれなりに大勢いるが、Fortranの話なんて一度も出たことがなかったんだが、あんたが余りにも自信たっぷりにいうもんだから調べてみたわ。確かに、スパコンとかを用いた理論物理の一部の分野でFortranが主流になっている分野は存在することは存在するらしいな。

だが、そうした一部の分野の傾向だけを捉えてFortranが主流だなんていうと大間違いだろ。というわけであんたの話はハッタリか、少なくとも視野が狭かっただけだと確信できた。もう結構。

ちなみにあらかじめ釘をさしておくが、LAPACKとかそういう既製品数値計算ライブラリFortranで書かれてるから云々などと言うなよ。

C++と、お前さんが「数値計算の実習はFortranではなくCを用いましたが」と表現したCとで、実際どの程度パフォーマンスが違うと思ってるの、と聞いてるんだけど。どっちも同程度に低水準な処理は書けるぞ。

当たり前だろ。C++はCの(ほぼ)上位互換なんだから。誰がそんなことを言ったかね。重たいクラスライブラリの厚い壁を通して、数値計算という比較的単純な処理をやる奴はセンスがないだろうし、自分の書いたコード計算機のなかでどういう風に動くかというイメージを持っておけば見通しがよくなるだろ、とそれだけのごく常識的なことを主張してるんだが、なんでこれだけのことを言うために(しかもこのことは何度か繰り返して書いたはず)お前の揚げ足取りに延々と付き合わないといかんのだよ。馬鹿馬鹿しい。

お前様の気に食う視点から、お前様の脳内の模範解答と一言一句違わない答えを書かなければ馬鹿だのウヨだのと認定されないといかんのかよ。どんだけ頭がいいんですかね。

2008-01-24

http://anond.hatelabo.jp/20080124112129

アメリカは」じゃない。「近代国家は」だ。

この近代国家には異論があるかもしれないが中国インド、はてはシンガポールマレーシアのような小国も含む。

近代国家経済という名の戦争をおこなっている。

もともと戦争とは双方の国の利害が一致せず他方を征服するがためにおこなわれてきた。

そこに資源があるだとか、農耕がかのうな肥沃な土地があるだとか、商業が盛んで財産を多く蓄えているだとか・・・

そういうものが引き金になり、戦争がおこなわれてきた。

だが、近代においては、お金の力で勝てば解決できる。

相手国家の財力を奪いたければ経済で勝てばいいのだ。

相手の国家通貨ゴミみたいな価値にできれば資源も労働力財産もはした金で買い取ることができる。

ほんの10年前まで中国人の1人の労働力日本人の1/20で買えた。いまは1/3だ。

さて、話しは変わって今回の仕掛け人は誰か。

ずばりアメリカバーナンキ以外にない。

サブプライム問題でアメリカが景気減速する?

いやいやそんなことはない。

サブプライムの損を他国が損かぶりしてくれればそれに越したことはない。

なかったのだ。

そう目論んで仕掛けたはずだ。

世界に広がったのではない。広げたのだ。

だがバーナンキおよびその取り巻き連中の思惑通りに事態は進んでいないように思える。

アメリカ vs EU に中国というルーキーがひたひたと実力をつけてきて混迷を増している。

アメリカはもしかしたらEUに勝てないかもしれない。

機軸通貨たるポジションに固執するあまり、

自ら仕掛けた戦争で敗北するかもしれない。

日本はどうする。どうなる。

猫には関係ないにゃー。

2008-01-03

http://anond.hatelabo.jp/20080103111107

むしろ江戸時代までは性に対して普通におおらかな国民だった、というのが正解。

明治に「近代国家」を作る際に(あの性に潔癖なことで悪名高い)ヴィクトリア朝時代のイギリスやらキリスト教やらが手本になったせいで「性に潔癖なのが近代国家」「おおらかなセックスは封建的で遅れた風習」という風潮が生まれ、「公的にはやたら潔癖」で「民間ではぐだぐだにルーズ」な性風俗がまかり通る羽目になった。一足飛びに近代化したツケはこういうところにも表れています。

2007-10-24

http://anond.hatelabo.jp/20071024123222

確かに三国志だけど、そのなかのストーリーテリングツールとして「民主主義ファシズムと前近代国家」が出てきているわけで...

ふと、この作品に、民主主義ファシズムと前近代国家は出てくるけれど、共産主義が出てこないのが気になった。

銀英内の世界が、共産化まで成熟してないということじゃないかな。

アーレ・ハイネセンは自由を求めて独立して民主国家をようやくつくった。そんで、もっとも進んでいたフェザーン資本主義自由主義の急進お化け国家だったわけだし。

そう考えたら、資本主義社会主義共産主義まで届いていないということなんじゃないかな?

それにそれに、銀英には軍人政治家市民は出てくるけど、労働者は出てこないんだよね。

銀英伝を再読しているんだが。

古さを感じさせるのは仕方がないとして。

ふと、この作品に、民主主義ファシズムと前近代国家は出てくるけれど、共産主義が出てこないのが気になった。これが書かれたのは、冷戦の真っ只中のはず。やはり、作者の思想の偏りが反映されているのか。・・・とそこまで考えて、すでに同様の指摘があった、と考えるほうが自然だと思った。作者氏はどう答えたんだろうか、と気になった。

2007-10-12

http://anond.hatelabo.jp/20071012114946

キーワードマイナーワードが頻出すると、

この人はだれに読んでもらおうとしているのだろうかと気になる。

というより文脈からでないとその単語が何をいいたくてつかっているのか意味を判別できない。

特に最後の引用は本懐をえない。

何かプリンシプルを打ち立てよう、ラジカルな民主主義目的合理的な価値体系、普遍価値観

近代国家に強引にキャッチアップ、日本的な執拗低音、価値観を換骨奪胎していくプロセス

目的が異なる現代

読み手に要求する暗黙知が多すぎる。

引用だけで記事を書いてみる。

http://d.hatena.ne.jp/noraneko/20071012/p1

そして壁は崩れはじめた―マドンナレコード業界を捨てる

これは、「来るべきものが来たな」という感じですね。

流れとしては、むしろ必然的なのかな、と。

ネットがこれだけ発達しちゃうと、中間搾取業界、いらないもんな。

http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20071012/uf

雇用だけでなく経済や産業構造だって流動的な時代だから、上の世代と同じように技術に習熟すれば同じような人生が待っている訳ではない。生産拠点ごと海外移転するかも知れないし、技術革新によって熟練した技術コモディティ化してしまうこともある。

オイルショック以来、成熟時代へ向けて価値観を転換することの必要性は幾度となく語られてきたにも関わらず一時的な好況の度に議論は振り出しに戻ってきたのだ。企業新卒志向、学生大企業志向も同様。もはや持続しないことが明らかなスキームなのに、逃げ切りかかった大人たちと、あまり深く考えない若者たちの共犯関係の中で共同幻想が温存される。

http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20071008/bug

だから日本政治が迷走から脱却するには、恐らく理屈抜きに共有できる目標をつくるのが手っ取り早い。結局のところ戦後民主主義戦前価値観も同じように、目的合理的な価値体系に過ぎない以上、目的が異なる現代から参照しようとしても、国民にとっての普遍価値観とはならない。

明治政府一神教を前提とする近代国家に強引にキャッチアップし、戦後政府がラジカルな民主主義を建前として受け入れたように、これからキャッチアップすべき価値観を受け入れようという姿勢の中で、日本的な執拗低音によって、外部の価値観を換骨奪胎していくプロセスが必要なのだろう。日本で何かプリンシプルを打ち立てようと足掻いたり、過去日本プリンシプルたり得るものを探すことは難しいのではないか。

2007-08-18

http://anond.hatelabo.jp/20070818112919

「お父さんが金持ってたら息子が障害者でも十分に養えるから社会福祉すべからく親兄弟を頼るべき」だなんて普通結論しないわな。

生活保護を受ける前に「頼れる親兄弟親戚はいないか?」って尋ねられるでしょ。

あと住民票で記載される扶養者・被扶養者ってどういうこと?

国民健康保険の第三号被保険者は?

親兄弟がなることを前提としている不動産借金等々の保証人制度は?

介護介護保険制度が変ってから施設から在宅への流れが進んでいる。

それだけ、日本の福祉や制度は今まで(今でも)イエを前提にして作られた前近代的なもの。

そんな今でも国家に近代へ進もうという意志を読み取れるのか?

日本って近代国家だったっけ?

親まで元々貧乏であれば、それは最近でてきた格差問題じゃなくて、何十年の歴史のある貧困とか差別の問題。

2007-06-26

社保庁の職員の「賠償」が必要なら裁判したら

ノイズばかりなのでイチイチ年金問題を追ってないのだが、社保庁の職員全員に賠償が必要な咎があるなら裁判してその罪を立証するのが近代国家なんじゃないの。

今の様子は横溝正史ばりの閉鎖的な村の出来事のようだ。

「ゆとり」なのはゆとり教育を受けた子等でなく、それを望んだ親だよ。

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