ウォルフレンの功績の一つは、口当たりのよいイデオロギーによって糊塗された「現実」を暴露したことである。
「日本/権力構造の謎」では、日本は西側諸国の優等生として、アメリカ型資本主義と民主主義を実現したというこれまで信じられてきた神話を打破し、日本の権力システムは現実にはどう動いているかを示した。
もともとあの本は欧米の読者向けに書かれたものであり、あの本に書かれているようなことは日本で生活している人間にはわりと当たり前のことばかりであったはずだ。
それが日本国内で話題になって、うろたえたのは、これまで国内と国外でダブルスタンダードで接してきた「管理者」たちと、それまでまともな分析ができていなかった日本国内の学者、評論家たちである。
ウォルフレン氏は、ほとんどの日本人は近代国家の構成員である市民 (シチズン、フランス革命時のシトワイアン・シトワイエンヌ)としての役割をほぼ完全に放棄しており、この状態が日本人の「素顔」であり、うちひしがれた状態であると分析しています。
「市民とは政治的な主体」であり、また「つねに、社会における自分たちに運命について理解を深めようと努める」、「ときに不正に対して憤り(いきどおり)、自分でなんとかしたいと思い立って、社会問題にみずから深くかかわっていく」ものであり、「消極性は市民の立場(シチズンシップ)の死を意味する」と同氏は指摘しています。
(1)正確な情報が不足して、「うそ」(同氏は「偽りのリアリティー」と表現しています)がまかり通っていること、
(2)企業中心主義の横行
(4)国民のあきらめの心理
などです。
丸山真男のように今の政治体制をはっきりと批判する人も東大法学部卒だということだ。彼らを日本の管理者(アドミニストレータ??)のグループに入れることはできないが、こういった現象の研究者が言うように、東大法学部出という経歴のおかげで、彼らは安全地帯にいて大いに好きなことが言えるわけだ。
d:id:realiste=現代の丸山真男か。
非東大法の東大法学部批判は嫉妬やひがみだけど、東大法の官僚批判は正当なことが多いから官僚も目をつぶるんではないかな。さすがに東大法出身者の批判までは防げないということだ...
realisteも自沈寸前だね。まあ、元からマトモなロジックを展開できていないのだから当たり前だが。 というか、丸山真男と比較すんの?冗談もほどほどにしとけ。 冗談じゃないというん...
realisteってdream-crasherとIDとっていろいろ始めてない?
d:id:dream-crasher おおお、おもしれー はっはっはー、ばっかじゃないのーこれ というか、電脳省ブログ庁公正言論委員会ってなんだよそれ。 相変わらす幼稚だなぁ、こいつの世界はブログ...
コメント欄で暴れすぎ。 終風先生のブログコメントの目障り。トラックバックまで送ってるし。 今まで終風先生のブログでここまで粘着してるのって珍しい。 最初丁寧に対応してた...