SNSの類では「非正規司書は国家資格持ちの専門職なのに給与が安い、これは知の軽視に他ならない」「カウンターで座ってるだけじゃなくて体力仕事だ、本が重い」
みたいな意見が目立つけども、子育て上がりの主婦と無名大卒の若い女性でほぼ回してる仕事が、そこまで専門性が高くてハードワークとは普通は思われない。
ましてや無名大卒はむしろ当人も知を軽視してる側と受け取られる。
そして彼女らは安い給与でも殺到するから需給が緩いのは今更詳しく言うまでもない。
この状況下で待遇が改善された場合の大きな懸念は、今まで応募してこなかった「上位国立院卒のスポーツマン」みたいな応募者が出現する事だ。
こいつらはマジもんの専門性を学んでるし、本の配架作業ぐらいで体力仕事だのと主張しない。司書として現職勢より理想的。
別に司書は看護師や保育士と違って何かしらの性別要素もない。女性の方が接客の人当たりが~とか言い出したら専門性の否定に他ならない。
採用選考も専門職らしく高度化して、そこそこ難しい筆記試験やグループワークだのが始まるかもしれない。司書資格でドヤってる層にはかなり厳しい競争になる。
現職勢が採用されたかったら彼らより安い給与を提示するしかないし、採用側もそんな高度な人材はオーバースペックだと思ってるだろうから、
給与の安い主婦と無名大卒の若い女を結局採用するかもしれない。
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