2024-09-02

 2035年。ダークウェブ上で活動する匿名VTuber集団「VOXPOPULI」が突如として蜂起、重大な犯罪予告を行ったという情報サイバー警察局に入った。

 彼等は「満城われこの息子たち」を名乗り、日本政府に対して以下の要求を突きつけた:

  1. 50億円分の仮想通貨の支払い

  2. イラストレーターVtuberの「かちょ猫」こと満城われこの"中身"の情報の開示

  3. 次世代量子暗号通信システム「Project Sakura」の設計図の公開

 これらの要求24時間以内に受け入れられない場合、彼らは以下の機密情報を全世界に公開すると脅迫した:

  1. 防衛省が開発中の次世代ステルス技術の詳細

  2. マイナンバーカード脆弱性情報

  3. 複数閣僚大企業が関与する未公開の政治献金情報

 政府は、元サイバーセキュリティ専門家であり、現在VTuber業界コンサルタントである霧島竜也をこの鎮圧作戦指揮官として招集。それに従い、霧島は元・大手VTuber事務所「V-LIVE所属の「九龍 狐子」(クールー ココ)を極秘裏に呼び戻した。

 狐子に依頼された任務は3つ。

  1. VOXPOPULIメンバーの身元を特定し、無力化すること。

  2. 人質として捕らえられている総務省次世代通信研究局長安藤大輔と、テックアーツCEO葉山謙介の2名の位置特定し、救出すること。

  3. VOXPOPULIが入手した機密情報をすべて消去、少なくともアクセスできない状況にすること。

 この作戦は極秘案件のため、狐子の単独行動で進められるという。伝えられた任務内容にきな臭いものを感じつつも、狐子は渋々任務を承諾する。

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