2035年。ダークウェブ上で活動する匿名のVTuber集団「VOXPOPULI」が突如として蜂起、重大な犯罪予告を行ったという情報がサイバー警察局に入った。
彼等は「満城われこの息子たち」を名乗り、日本政府に対して以下の要求を突きつけた:
1. 50億円分の仮想通貨の支払い
2. イラストレーター兼Vtuberの「かちょ猫」こと満城われこの"中身"の情報の開示
3. 次世代量子暗号通信システム「Project Sakura」の設計図の公開
これらの要求が24時間以内に受け入れられない場合、彼らは以下の機密情報を全世界に公開すると脅迫した:
政府は、元サイバーセキュリティ専門家であり、現在はVTuber業界コンサルタントである霧島竜也をこの鎮圧作戦の指揮官として招集。それに従い、霧島は元・大手VTuber事務所「V-LIVE」所属の「九龍 狐子」(クールー ココ)を極秘裏に呼び戻した。
狐子に依頼された任務は3つ。
1. VOXPOPULIメンバーの身元を特定し、無力化すること。
2. 人質として捕らえられている総務省次世代通信研究局長の安藤大輔と、テックアーツ社CEO の葉山謙介の2名の位置を特定し、救出すること。
3. VOXPOPULIが入手した機密情報をすべて消去、少なくともアクセスできない状況にすること。
この作戦は極秘案件のため、狐子の単独行動で進められるという。伝えられた任務内容にきな臭いものを感じつつも、狐子は渋々任務を承諾する。
面白そう