テレビ局は視聴率のため、スポンサー集め(金集め)のために働いている(最近は動画配信で儲けるためにも)
出版社も本を売るために働いている
一方原作者は金儲けとは少し違う論理で働いている(可能性がある)
原作をしっかり守ることが最優先事項になるのは基本原作者だけだ
その最優先事項を守るために一切折れない"厄介な"原作者の場合、原作が守られなかったら企画が流れても良いと考えるかもしれない
ちなみにドラマ視聴者も別に原作に忠実かどうかなんてあまり興味はない
ワンピースやドラゴンボールみたいに国民的漫画なら話は別だが、国民的漫画でなければ原作を知らない人のほうが多いから
ビジネスを進める人たちからしたらそんな金にもならないことで金になる仕事を潰そうとしてくるのだから厄介者扱いされるのは当然だ
脚本家だって芸術家気質で言うこと聞かないことだってあるじゃないかと思うだろう
仮に脚本家が芸術家気質でもドラマを作り上げたいという目的は共有できていてテレビ局と出版社と同じ方向を向いている
たとえ原作者と同じめんどくさい芸術家気質の人間でもそこに差が生まれる
そうなるとテレビ局や出版社もやめたがる原作者より落としどころを見つけようとする脚本家の方を味方だと認識する
結局原作者だけが金儲けやドラマ作りより優先したいものを持っており、それを目的としているからドラマ制作関係者たちから煙たがられる存在になってしまうのだと思う
個人的には好きなことだけやれる同人的な世界から資本主義化された出版業界に飛び込んだのは原作者自身なのだから(そしてそのおかげで金儲けもできているのだから)、金儲けを第一に考えて漫画家も働けば良いんじゃないのとは思ってしまう
出版社が作り上げたビジネスモデルの中で金儲けできてるくせに都合の良いときだけ芸術家ぶりやがってと思われている作家はいそう
金儲けが目的のやつが、漫画もドラマも作るわけねーだろ。 投資でもするわ。 お前の言う通りの状況があったら、金儲けが目的になってるほうが悪いんだよ。 目的と手段が違うんだか...