大昔なのと、結局捕まらなかった話になるけども。痴漢の話流行っているのでご参考程度にどうぞ。
私が大学生の頃毎日痴漢に遭っていた。冤罪じゃないか?と逆にこちらが叩かれそうなお尻さわさわじゃなくて、ガッツリパンツに手突っ込んできてたので間違いなく痴漢。胸は手の甲で触ってきてたので冤罪ですぅー!と叫ばれるとそうかもというギリギリのラインだった。
ズボッと入ってきた手を引っこ抜く毎日だったがある日疲れて急にどうでも良くなって好き放題させてしまった。どうでもいいわ...という思いで家まで帰ったが風呂入ってからメンタルが急にダメになり母親に今までの痴漢のことを相談したら「野放しにしてたらアカンわ!!!!」とすぐに女性の被害窓口みたいなところに電話してくれた。「相談してくれてありがとう」「辛かったね」とたくさん慰めてくれるとても優しい女性警官(以下婦警さんとお呼びします)が対応してくれて、次の日に護衛に来てくれることになった。
電話の婦警さんは朝も早いのに辺鄙な最寄駅まで来てくれて、どの駅でどうやって捕まえるかとか色々計画を練ってくれた。しかし我々は、というか被害に遭っている私しか知りようがなかったのに知らなかったことのせいで、決定的なミスを犯してしまった。おそらくだが、犯人も私と同じ最寄駅からの乗客だったのだ。
そのため自宅のある支線からいつも痴漢してくる本線にいつも通りに乗り換えたのにこの日に限ってパンツに手を突っ込まれることなく平和に目的地に着いてしまった。今日絶対に捕まえる計画だったようでたくさんの私服警官も配置してくれていたようだったのだが何も起こらなかった。
降車駅に着いてからは恥ずかしいのと申し訳ないのとで泣きそうだった。まるでオオカミ少年である。自分より立場が上の人たちを何人も巻き込んでしまって、このまま走って逃げたかった。が、まあそういうわけにもいかないので謝罪とお礼を言ったところ、婦警さん(他の私服警官は先に帰っていた)は「増田さんが謝ることでは全然ないので謝らないで欲しい」「通報してくれてありがとう」「いつでも連絡して」とまた色々慰めてくれた後解散になった。この日からしばらくは警官が同じ電車に乗っていてくれたらしい。
特にオチが無くて恐縮だが、とりあえず何かあったら110!!!!なのと、まともに生きている人には見えないだけで本当に痴漢はウヨウヨいるのと、コイツらのせいで男女の分断はもちろん、女性同士でも被害経験のある無しでかなり価値観に差があり、この分断もまたコイツらのせいに他ならないので早くいなくなって欲しい。以上です!
案外とおまわりさんは親切なんだよな。 ガンガン通報してどんどん捕まえるべき。