2024-01-26

anond:20240126172252

【苦手な傾向】

ホラー

アクションが難しいゲーム



あえてSEKIRO

SEKIROから逃げるな

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ここまで難しいと、ゲームというより何かの修行をしているような気分になってくる。

忍耐力、反射神経、分析能力。そういったものを養うための修行。そう考えれば、この苦行にも納得がいく。

しかし私は修行をする為にゲームを購入したわけではない。

楽しさを求めてゲームを購入したのだ。

それなのに何だこれは……。

プレーしていると、どんどん気分が滅入ってくる。

全体的におどろおどろしい雰囲気が漂っており、登場人物の顔も怖い。

無精ひげを生やしたむさくるしいおっさんたちが寄ってたかって襲いかかってくる。

日本刀で斬りつけてきたり、槍で突き刺してきたり、火縄銃をぶっ放してきたり、火矢を放ってきたり、

大勢で取り囲んで滅多斬りにしてきたり……もうやりたい放題だ。

殺されては蘇り、殺されては蘇る。悪夢のような無限ループ

やられてばかりいるわけにはいかないので、こっちもおっさんたちを倒すことになるのだが、

おっさんたちの絶命時の表情が凄まじい。

苦悶絶望さらには何かこの世に訴えたいことがあるような顔をして死んでいく。

トマトジュースのような血を大量に撒き散らせながら。

殺して、殺されて、殺して、殺されて。

地獄絵図。

そんな表現がしっくりくる。

ゲームに登場するキャラクターは、プレーヤーを含め、ほぼ全員、隙あらば誰かを殺そうとしている。

全員殺意の固まりだ。

ボスキャラに至っては、殺意メーターが完全に振り切れてしまっていて、もうわけがからない存在だ。

出会った瞬間、死を覚悟するしかない。

新しいボスが登場する度に絶望的な気分になる。

もう、新しいボスは出てこないでくれ。

そう思う。

やめたい。

つらい。

でも、なぜかやめられない。

刀と刀を激しく打ちつけあい最後は『忍殺』でフィニッシュという一連の流れが、

すでに病み付きになっているのだ。

やめようと思っても次の日になると、また忍殺している自分がいる。

忍殺中毒だ。

最初から忍殺が好きだったわけではない。

やりはじめた頃は『忍殺システム』がどうもしっくりこなかった。

今までの剣戟アクションゲームは剣で敵の体を斬るというのが常識だった。

隻狼の場合こちらの攻撃はほぼ100%ガードされてしまう。

敵の体ではなく、敵が持っている刀を狙って攻撃しているような気分になってくるほどだ。

なぜ刀を狙うのか?

体を斬らなければ意味がないじゃないか

そもそも、これじゃあ爽快感が無い。

でも、何度も何度もプレーしていると、刀と刀を激しく打ちつけあう攻防が無性に気持ち良くなってくる。

そして『隻狼』が、とても奥深く、よく練られた極上のアクションゲームだということが分かってくる。

これこそ本物の剣戟アクションゲームであり、

今までやっていた剣戟アクションゲームはニセモノかもしれない。

そんな気さえしてくる。

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