2023-04-27

維新の会を左右の対立軸で語るべきではない

これらは、日本維新の会政策である。そして、これらの意見はすべて、立憲民主党と一致している。さらに、すべて自民党とは異なっている。

 

国政選挙統一地方選と、日本維新の会大阪維新の会)の躍進が目覚ましく、反自民の受け皿としてかなり有力になりつつある。このような状況を受け、「右派自民対立する政党がなぜ右派維新なのか」などといったブコメ散見されるが、維新の会を自民と似たり寄ったりな右派政党ととらえるのは全く正しくない。単に党派性だけで反射的に書いているようなコメントもあるが、だからこそ、改めて維新政策確認すべきではないだろうか。

 

維新と立憲の一致している部分だけを書くのはアンフェアなので、次に維新と立憲の立場が異なる部分を書くと以下の通りだ。

そしてこれらは、自民党と一致している(金融緩和については自民党内で異論あり)。

 

まり維新の会は、立憲に似た部分と、自民に似た部分を併せ持っているのである。そして、経済支援税制家族制度においては立憲寄りで、外交防衛金融政策では自民寄りの傾向があることが分かる。

反自民であっても、何から何まで自民党から変えることを望んでいる国民は多くはないだろう。例えば、不安定な国際情勢の中、自民党を支持していなくとも、防衛面は現方針を堅持すべきだと考えている人もいるだろう。「ここは変えるべき」「ここは変えないべき」を巧妙に使い分け、自民以外の選択肢として多くの国民フィットしたのが、今の維新の会であり、その結果だろう。

いずれにしても、単純な二項対立党派性で語ると、正しく現状認識をできなくなることは確かだ。

 

(注:上記の内容は国政を想定しており、地方政治では当てはまらない話もある。)

  • 自民党と変わらない悪政連合の一員やろ

  • 大阪には自民党と共産党の両方から応援される人もいるし 政治の世界ってよくわからないよね

  • 見てると色々アレなんだな。

  • はてなには純粋な維新支持者がほとんどおらんから、ウヨサヨの対立煽りに体よく利用されてる感があるよね

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