自衛隊でパワハラ告発したら「不当に逮捕」 現役隊員らが国を提訴:朝日新聞デジタル
訴状によると、異動後は午前7時~午後4時45分まで、暖房もない部屋で何の仕事も与えられず、椅子に座って1日を過ごしているといい、隊員は不安や不眠に悩まされているという。
ここです。
横須賀では一部部隊において工事中の事故により停電が発生しており、数日ほど電気が全くない部屋で暖房もパソコンも使えない状態になっていました。
この状態の間、当該部隊の隊員たちはカイロで体を温めながら紙と鉛筆とキングファイルと電話(停電用回線)だけで働いていたわけです。
このときにたまたま取材を受けていたのであれば、この状況を記者の方が「暖房もパソコンも使えない部屋で仕事をしているフリぐらいしかしていない」と誤解されたのかと思います。
ですがこの記事の書きぶりだと「不適切な処罰の一環として、何ヶ月も空調の効いてない部屋で何の仕事も与えられていない」と読み取られてしまうのではないでしょうか(少なくとも私は最初そう感じましたが、横須賀という地名からピンときました)。
横須賀の一部部隊では警務隊のお世話になっていない普通の隊員であっても、停電により全ての電気製品が止まった部屋の中でカイロやコートで寒さを凌ぎながら黙々と紙とだけ向き合って仕事をしている時期がありました(念のためもう一度言いますが、たった数日だけですよ)。
この記事を読んだ人達は「自衛隊は体罰として室温の低い部屋に処罰者を閉じ込めるようなことを平気でするんだ」と誤解されているのではと大変強く懸念しております。
誤解しないでください!
ただごくごくたまにインフラ設備の老朽化によって設備の機能が止まることがあるだけですし、それは全ての隊員が平等に抱えたリスクであって、一部の隊員が周囲からの心情によって不当な不利益を得るようなものではありません!
軍隊ですらか当然のように設備の復旧に対するノウハウはしっかりしておりますので、何かあってもすぐに復旧してきております!
ご安心を!