2022-10-02

就活」←実は多くの人は経験してない

就活」って聞いて思い浮かべるあの「就活」、多くの人は経験していないのになぜか「普通の日本人ならこなしてきた通過儀礼」のように薄っすら思われている。

もちろん「就職のための活動」は雇用されて働く人なら誰もがしたわけだけど、いわゆる就活はかなり限られる。

まず、「今就活生なんです」と言われると「大学3、4年生なんだな」って気持ちになるので、「就活」は薄っすら大学生の行事だ。

で、就活では、なんとなく合説(ごうせつ、合同企業説明会)に出席して、その後ES(エントリーシート)を出している気がする。

このESを出すというのも、お問い合わせのメールアドレス宛にPDFを送りつけるというのではなくて、マイナビあたりの会社提供するマイページ定型的な提出フォーム入力して出す気がする。

で、面接は1,2回ではなくて、GD(グループディスカッション)やケース面接集団面接、人事上席との面接役員面接(または部長との面接)みたいに段階を踏むことが多い。

このような本選考に進む前に、インターンなる企業主催イベント(労働というよりイベント)に参加してみたり、OB訪問をしてみたり、リクルーター(学生との窓口になる社員採用担当者ではないことが多い)から電話が来たり、そこから早期選考が始まったりしている。

ここまで解像度が高くなくとも、リクルートスーツで身を包み、八重洲口を抜け、ドキドキしながら丸の内のでっかいオフィスビルを見上げて最終面接に臨む、みたいなのはなんとなく誰もが想像する「まあ就活ってこんな感じだよね?」な絵面だ。

……そんな感じの「就活」、実は日本人のごく一部しか経験していない。

だというのに、「普通の日本人ならこなしてきた通過儀礼」のように思われているのはどうしてなんだろうか。

創作物でもさも当然のように「就活」の概念が出てくるし、旧2chでも「面接官『○○ですか?』」スレは根強い人気があった。

実際には多くの人が経験していないのに「普通の人は通ってきた道」のように扱われている「就活」。

これって不思議じゃない?

  • 不思議じゃないよ もちろん僕も経験してないけど あれはね、どうでもいい大学生の中からちょっとは見どころのありそうなどうでもいい大学生を選抜し、どうでもいい大学生にどうでも...

    • 俺自身は就活経験者なので、僕たちなんて言われても。 別に就活は批判してないぞ。あれ自体は、総合職っていうメンバーシップ型の社員の採用活動をフツーにやったらああなってるだ...

  • 大手企業とかマスコミにつとめて社会を動かす発言と経済力がある人たちはたいていけいけんしてるんだな、これが。

    • >> 大手企業とかマスコミにつとめて社会を動かす発言と経済力がある人たちはたいてい経験してるんだな、これが。 << それはそうなんだけど、表現者についてはそうじゃない人...

  • ごく一部ではなく大多数が経験してるからだと私は思いますが、なぜあなたはごく一部だと思うのですか?

    • 落ち着いてくれ。 冷静に考えればわかることなんだけど、こういう形式の選考を課されれるのは大企業の総合職(か、採用水準が総合職相当の専門職)の枠。 それもプロパー社員(中途では...

  • そんなのいっぱいあるでしょ。 入学式と桜とか。

    • むしろ就活とそれくらいじゃないか?

      • ホントはもっと例をあげたかったけど、思いつかなかったからそうなのかもしれない。

  • これ結構不快感あった 大企業中心の価値観

    • なんとなく「俺たちが普通」って空気を感じてしまう人はいるんだろうな。

  • これ、反応の中に「大卒なら」っていう留保が当然のように出てきてるのが変なんだよな〜 大卒の時点で世代の中の過半数にはなり得ないのに

    • ではどうしてほしいんだろうね?

      • 元増田には「人」とか「日本人」って書いてあるので、大卒ならって言われてもって感じ

記事への反応(ブックマークコメント)

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