2022-07-14

英会話サークルの正体は統一教会だったが勝新太郎に救われた

※以下、30年くらい前の話なので記憶あいまいなところもある。間違えていたら許してほしい。

※なお、壮絶な話は何もないので、期待しないでほしい。

20歳そこそこの頃、タウン誌掲示板コーナー的なところに「社会人英会話サークル」の案内を見つけて連絡したことがある。

無料というのがかえって怪しかったが、好奇心から指定場所に行ってみたところ、

そこは三軒茶屋の小ぎれいな一軒家で、20代前半から中頃くらいの物腰の柔らかい感じの男性が数人いた。

どんな会話があったかほとんど覚えていないが、少なくとも英会話の話はほとんどなかったはず。

途中で宗教法人登録証?のようなものを見せられ、そこには「○○弥勒○○」(弥勒しか記憶にない)みたいな団体名が書かれていた。

後で揉めないように先に情報を開示しておくということかなと思ったが、後に調べてみたらその宗教団体統一教会隠れ蓑団体のようだった。

ともかく、その時点で宗教であることは明白だったが、当時の俺はとあるインドグルに熱中していたのでむしろ面白くなってきて、

瞑想について熱弁した。連中は穏やかに「うんうん」と微笑みながら聞いてくれるので、調子に乗っていたかもしれない。

そのうち、「ビデオでも見ませんか」とビデオテープがずらっと並んだ棚へ誘導された。

今にして思うと怪しいテープもあったかもしれないが、1961年日本映画釈迦」を見つけた俺は迷わずそれを選んだ。そしてみんなで一緒に鑑賞した。

釈迦」といっても日本映画から登場人物ほとんど日本人で、ダイバダッタ勝新太郎だし、アショカ王中村鴈治郎である釈迦本郷功次郎

そのほか、京マチ子川崎敬三東野英治郎市川雷蔵山本富士子月丘夢路中村玉緒なども出演している。

そうそうたる昭和スターたちが彩る映画なのだ

極めて真面目に作られた映画だが、あの勝新太郎ダイバダッタとして登場した段階で俺は笑いを禁じえなかった。

そもそも出演者全員、どう見てもインド人ではない。

周りのみんなも俺につられて苦笑していた。

そして、そのままなんとなくグダグダ雰囲気になり、特に勧誘らしきものはないままお開きとなった。

なんとなくだが、あのとき釈迦」を選んでよかった気がする。

とまあ、特に何もなかったという話なんだけど、後で正体は統一教会だったと知り、いろんな姿をとって忍び寄ってくるんだなあと驚いた次第である

  • 勝新太郎は あの可愛らしかった頃の中村玉緒に 前貼り無しで本番してた?! それが知りたい。

  • 統一教会なのに仏教...? まぁそういう勧誘手法なのかもしれないけど

  • なんか常に支持されてきた自民党が統一教会べったり政党で、気がつけば日本人のマジョリティーがカルトなわけで。身近にいるあの集団って実はカルトなんじゃないのかって思うとい...

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