https://www.sagami-gomu.co.jp/project/nipponnosex2018/01_love_sex.html
2018年相模ゴム工業株式会社の統計によると、日本の男性の平均経験人数は20代だと6.7人、50代だと16.1人になるらしい。
この統計を聞いて、「多いな」と思った人は多いのではないだろうか。
これに関して「男は見栄を張っているから」だの「経験人数100人のモテ男がいて、それが平均押し上げている」と言う人も多い。実際一部分はそうではあるだろうが、一番有力な説であれば「風俗嬢を含めているから」と考えるのが妥当だろう。
まずこのアンケートには「初体験」の項目があるが、そこに「風俗」もカウントされている。まず経験人数として、風俗嬢もカウントされているようになっているのは間違いないだろう。
そう考えると、風俗に年に2~3回程度行っていれば、50代になれば経験人数は50を超える。風俗ジャンキーともなれば100人は簡単に超える。50代男性の20%は独身だから、均等に分配された結果経験人数が16人になっているのだろう。
しかしこれに納得がいかない人もいる、というか自分がそうなのであるが、果たしておとこの経験人数に風俗嬢を入れてしまってよいのか、という疑問がある。
男にとって経験人数はある程度の「モテの指標=男性性の強さ」として機能している。だから「素人童貞=風俗嬢としか経験した事のない人」という言葉が生まれるのだ。
男は基本的に「性的な資本」に乏しい性である。女は股を広げればとりあえず男が寄ってくるが、男は股を広げても警察に捕まるだけである。
女性性というの、たとえれば「弱さ」や「幼さ」、「綺麗さ」「純潔さ」という、もともと人間が生まれた時から持っているものに対し、男性性の「強さ」「成熟さ」「武骨さ」「経験」は後天的なものである。
そうったものは努力でしか獲得できず、従って「男として経験人数がある」ことは「男性性の評価」に直結するのだ。
女一人とヤれるということは、女をまず獲得する度胸があり、それを魅了する力がまずあり(魅了までしなくても「こいつでいいや」と思われる最低限の清潔さ)、エスコートし、ホテルに連れ込み射精する力があるということだ。
男はとりあえず札束をはたけば女とヤレてしまう生き物なのである。そして、本来であれば金さえあればそれは一つの性的魅力として機能するはずなのに、金があってもそれで女を買うことでしか満たせない、「非モテ」の指標となるのだ。
相模ゴム工業株式会社の統計はあくまで統計であり、風俗嬢を含めるのは当然だと思うが、この数字を「男性の性的魅力」もしくは「男性同士のマウンティング」として引用するのは無理があるのではないか。
そんな話である。
それ言い出したらパパ活援交は含めるべきかとか、 乱交パーティは含めるべきかとかいろいろあんだろ