高校生がコミケで売られていた100冊限定・1冊1000円の会場限定本を6万円で「購入代行」したというビジネスが批判されてるわけだけど。
これ、地方民の人は東京まで遠征するとなると交通費・宿泊費で6万円余裕で超える人もいると思う。コミケの期間はホテルとかすごい高くなるし。
そういう人たちにとって、何が何でも現地まで行って買えってかなり残酷と言うかハードルが高いと思うのだが、地方の人はその辺どう考えているんだろう?
今回の購入代行サービスを批判している人達は、転売するのも転売品を買うのも悪!転売すると本当に欲しい人が買えない!といった意見を言っていたが、実際のところ「現地で買う」という選択ができる人は、本当に欲しい人の中でも結構限られるはずだ。
地理的な条件もそうだし、仕事の関係なんかでスケジュール合わない人もいるだろうし、始発で炎天下に並び続けるなんて体力的にもかなり辛いし。
今回の高校生の代理購入サービスを批判している人で、「なんの価値も生み出していない」って言ってる人が結構いたが、少なくともこのサービスに6万円を払う価値があると感じた人が1人はいたからビジネスとして成り立ったわけで、その人を一切無視して「なんの価値も生み出していない」って、それはサービスを利用する側の視点を考えたら出てこない言葉だと思う。
転売も代理購入も否定してる人はつまるところ、「現地で購入できる先着100名以外の人間は、どんなにこの会場限定本が欲しくても、一切購入する資格はない」と言っているのと同じわけだが、これは地方の人や当日来れない人的にはどう感じるんだろうか。
モラルを指摘するのはわかるが、遠征費が10万円かかる人からしたら、6万円で買える代理購入は普通に価値があるサービスだと思う。遠征費が10万円掛かる人が、家族の面倒を見なきゃいけない人が、仕事があるから会場に行けない人が、あの購入代行サービス便利だけどな…って思ったら、その人はモラルのない人間ということになるのか…。
「クリエイターに利益を還元しろ」といっている人も多かった。これはもう、クリエイターが直接、100冊オークションで販売しちゃえばいいんじゃないだろうか。でもそうするとお金がない人が買えない。
結局の所、限定100冊って時点で、どんな販売方法にしても、買えた100人以外は「買えなかった本当に欲しい人」になるしか無い。転売されるから買えなくてみんな不幸になるんじゃなくて、先着順だろうと抽選だろうとオークションだろうと、「買えなかった本当に欲しい人」の数は変わらない。数量限定にすれば競争になるので、転売が嫌なクリエイターは受注生産とか数を用意するのが一番なんだろうなとは思った。
希少品の高額転売をなんら恥じることのない正当な行為だと思ってるなら実名で顔出して住所も公開して堂々とやればいいんじゃね? その結果どうなるかまでは俺は責任者取らんけど。
でも言われてみれば なぜ製作者は会場限定・100冊限定の本を売ってるの?
二次創作の「同人誌の作成・販売」は昔から『利益をださない』というルールがあるから。 「売上金額」と同人誌制作にかかった費用・会場代・送料などの「経費」が同等になり、 実質...
「往復の交通費を肩代わりしてる」って言い分なら、じゃあアメリカに住んでる奴には20万円で売るのか?
同人誌や同人活動って言葉の意味を知らないだろ、あんた
これ、地方民の人は東京まで遠征するとなると交通費・宿泊費で6万円余裕で超える人もいると思う。コミケの期間はホテルとかすごい高くなるし。 そういう人たちにとって、何が何で...